【四国徳島】風邪引きオフロード 【剣山スーパー林道】
自転車, 写真, ロングライド, 機材紹介, グラベルライド, バイクパッキング, キャンプツーリング, アウトドア, 四国,いつも以上に疲れが残っているのが分かった。
ひどいって程じゃないけれど、どろりと粘性のある疲れの塊のようなものが身体の底に沈殿しているのが分かった。
掬い上げようとしても簡単には引っかかってくれない。
昨日の雨と多くの上り坂はそれなりに痕跡を残していったようだ。
雨は止んで、雲の切れ間から青空が見えるときもあった。
それだけで救われたような気持ちになるのだから、単純だなあと思う。
今日も剣山スーパー林道で悶えるだけの一日。
山小屋の人に握ってもらったおにぎりを食べてお湯を沸かしてココアを飲むと少し頭が冴えてきた。
驚くほど冷たい水で顔を洗い、歯を磨き、必要と思われる服装に着替えた。
なんだか寒気がする気がする。
どうも身体が重い。
最初は疲労がたまっているだけと思ったけれど、なんか頭がぼーっとするし、芯が冷えているような感じがする。
(やってしまったか・・・・)
明らかに風邪の初期症状だった。
熱があるかもしれない。
ちなみにこの日のウエアは
上はRaphaメリノウールベースレイヤー(半袖)にモンベルジオラインLW(長袖)をインナーウエアとし、その上にマムートのソフトシェルジャケットを着込んだ。
下はスポーツタイツにコロンビアのショートパンツ。
結局レーパンは家に置いてきた。
よほど強度を上げるライドじゃない限り、基本的にはレーパンを履かない私である。
特にツーリングでの出番はほとんどないといっていい。
必要最低限の荷物だけを入れたサコッシュと、一眼レフをたすきがけにして漕ぎ出した。
他の荷物はすべて置いていく。
スーパー林道をぐるっとまわってまた帰ってくる予定。空荷で走られるメリットは大きい!
さて、ここから先は写真を中心に紹介。
どんな道だったか端的に言うと
・未舗装路なのは間違いないけれど、ある程度は踏み固められている。(年に数回はブルドーザーが入る)
・なので28Cタイヤくらいあればクリアーできないこともない。
・かと思ったら突然完全なるガレ場が出てくることもある。登りはいいけど降りは要注意。
・MTBだとサイコー!ってなると思う。
・ペースはav10km/h程度で計算
・補給できる場所は限られている(岳人の森、ファガスの森くらい)
・雨上がりは讃岐うどんサイズのミミズが大量発生する模様
森の深さが屋久島のそれと似ていたのが印象的。
THE グラベルライダー。
ガードレールがあるだけで安心感がぐっと上がる。
ない方が雰囲気出ていいんだけれど。
こんな道を1時間以上も走るのだから、やっぱりロードバイクじゃ無理だと思った。
MTBで丁度いい感じかしらね。
山小屋の人とも話をしたけれど、MTBで走りに来る人もちらほらいるらしい。
王滝とかに出るような人たちの練習の場にもなっているのだとか。
確かに距離的にはかなりの走りごたえがあって・・・・
まあこれだけ長い。
全部走破しようとしたらav10km/h計算で8時間強。
休憩とか入れたら平気で10時間くらいかかりそうである素晴らしい。
わだちが出来ているということは車が入るということ。
それだけでかなり走りやすくなる。
本当の林道だとライン取りすらままならない。
かと思ったらしっかりこんな区間もあって油断できないなあという感じ。
時折こぶし大の岩が落ちていたりして、下りで突っ込みすぎないように注意する。
幸いにも落車するようなことはなかった。
どこまでいっても山。
ちなみに補給は前日に山小屋の人に頼み込んで作ってもらった
おにぎり!
ありがたい・・・・しかも全部具材が違ってて、梅、おかか、鮭、塩、昆布などなど疲れた身体に効きそうなものばかり。
これが4個あった。
めちゃくちゃ助かる。。
また剣山スーパー林道で貴重な貴重な山小屋/レストラン、「ファガスの森」では名物の鹿肉カレーをいただくことができた。
私「大盛りってできますか?」
店主さん「はいよ!」
〜10分後)
店主さん「どうぞ!」
私「ありがとうごzファッ!?」
大盛りってレベルじゃねーぞ! ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
店主さん「いやあお客さん少なくって、サービスサービス!食べて!」
私「うっす」
もうね、完全に溢れてるもの。
ご飯もね、丼2杯分くらいだし、ルーもなんか3日分くらい使ってんじゃないの!?ってくらい。
あれだ、まんぷく食堂のからあげ丼特盛サイズを彷彿とさせるやつ。
だけど連日の走りで身体がカロリーを欲している私。
これくらいのボリュームには負けないぞ・・・・・・・・・・!
〜10分後〜
「吐きそう」
満腹の向こう側を久しぶりに垣間見た。
ごちそうさまをしてしばらく胃が落ち着くまで動けなかった。
いやあ、美味しかったです。
再び走り出す。
と言っても時刻は14時、日が短いものだからそろそろ帰らないといけない。
山の夜は早い。
こんなところで落陽を迎えては、月と星しか頼れるものがなくなってしまう。
紅葉などを愛でつつ、早めに「岳人の森」へ帰還した。
お風呂!これがありがたいったらない。
冷えた体をしっかりと温めて、この日は早めに就寝。
走行距離113km
獲得標高3,794m
(こうしてみると風邪ひいてるのに走る場所じゃない気がする)
続く。
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