【信州自転車山岳ツーリング】斜度10%がデフォルト【塩尻〜高ボッチ高原〜霧ヶ峰】
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普段見ることのない景色を眺めているだけで心が高ぶってくる。

自転車,
写真,
ロングライド,
聖地巡礼,
中部,
輪行,
山は深く、空は高いーーーー
はるか遠くに見えるアルプスの山々はそのてっぺんに白化粧を施している。
まだそんな季節。
そう、「ここ」ではまだこんな季節なんだ。
そう、「ここ」ではまだこんな季節なんだ。
2016年5月18日。
特急ワイドビューしなの号窓際の席で外を眺めていた。
久しぶりの信州だ・・・・・!!

今回はいったいどんな景色に出会えるんだろう。
そう、長野に訪れるたびに、本当に素晴らしい景色に出会える。
素晴らしい景色を与えてくれる。
それは全て脳裏に鮮烈に焼き付いている。
ワイドビューしなの号の特等席。毎度とても助かる(^ω^三^ω^)
おおよそ3時間半の旅路を経て、到着したのは塩尻駅。
今回の旅の始まりだ。
ホームに降り立った瞬間に、大阪との空気の違いを感じた。
ひんやりとしたピリッとした空気が肌を覆った。
それだけで長野県に来たのだなあと実感する。
手早く輪行解除を済ませる。
バイクチェックはいつもより入念に。
何せ今回は山岳ツーリングだ。
登ったり下ったり登ったり下ったり。
特にブレーキ、足回りは入念にチェック。
正直なところこの時点でめちゃくちゃそわそわしていた。
もう早く走りたくてたまらない・・・・!
いつもこう、輪行解除というのは逸る気持ちと冷静な気持ちがぐっちゃぐちゃになってどうしようもなく楽しい時間でもある。
9:18
気温18度
風は3m/sほどの北東風
青空だ。
雲一つない。
信州自転車山岳ツーリングスタート。
今回の醍醐味はとにかく山。
そしてそのルートにある。
今まで信州は何度か走ってきたけれど、今回走るのは初めてのルートばかりで構成してみた。
そういう隙間を埋めていく作業をしていった先にはいったい何が残るんだろう。
まず向かうは高ボッチ高原。
そう、高ボッチ高原。
もう名前だけで行くしかないでしょ!!!
いつもボッチの私にはぴったりでしかない'`,、('∀`) '`,、
見える、見えるぞおおおおおおお!(燕岳、大天井
田んぼにはすっかり水が引かれている。
水田っていいよね(伝われ
ほど5kmほど走って高ボッチスカイラインの入り口に到着。
今回は松本市側から登るルート。
8.5kmで900m登るらしい。
斜度何パーセントなの???バカなの???
やれやれ。
最初から最後まで斜度が一切緩まらない。
最初から最後まで斜度が一切緩まらない。
10%がデフォで、たまに20%くらいに達することもある。
冷静に考えて自転車で登る所じゃないと思う。
わかる(わかる)
スリップ、落石、法面崩壊、全部揃ってました。
数字がおかしい
ボッチに厳し・・・・
というかまあその辺も登ってからわかったって話で実際はろくに調べずに登ったからもうね、たまんない。
最初は10km/hくらいは出ていたものの、徐々にその速度も落ちていき・・・・
先の頃を考えるならば、ちゃんとセーブしなければ・・・・
それでも景色は良く、
高い木切りの合間をくぐるように登り続ける。
高い木切りの合間をくぐるように登り続ける。
時折木々の間から見える北アルプスの山々を見ているだけで、心が躍る。
しっかりたっぷり1時間かけて登る。
シッティング:ダンシング=4:6くらいで登りきったかしら。
斜度がキツイとどうしたってダンシングに頼ってしまう。
サボりダンシングである。
1,000mを超えたあたりからひやっと空気が変わる。
それはとても尊い気がした。
頂上に着くことには薄い酸素と息切れで変なテンションになっていた。
気持ち・・・・・良い!!
そしてこの景色たるや・・・・
ゼッケーかな!
北アルプスが一望できる!!!
槍も燕も見える!
槍も燕も見える!
一昨年に向こうに登った時はこちら側が見えていたんだろうけれど、スケールが違う話だろうか。
GOOD.
ボッチの聖地だ・・・・。(近くにいた人に撮ってもらったからぼっちじゃ・・・ない・・・・!)
まだ一つ目の登りが終わっただけなのにこの満足感。
長野の懐は深い。
そしてダウンヒル。
ちょっと下ったところにものすごく景色の良いところがあったからこれはもう止まらざるをえない。
なにこの景色ずるい。
こうしてみると近い近い。
そして遠くにかすかに見えるのは富士山・・・・・!
ダウンヒルはただちょっとこわい感じ。
10%以上の斜度と、凸凹路面がたまんない。
あと木漏れ日がたまらない。
経験したことがある人ならわかると思うけれど、木漏れ日って気持ち良いけれど、路面状況が一気に読みづらくなる自然のトラップ。
地面にびっしり張り巡らされた影の濃淡が石やヘコみ、亀裂を全て隠してしまう。
ここは慎重に・・・・。
諏訪湖まで下りきると、改めて思う、あづい。
本当に天気が良い。
良すぎる。
半袖でちょうど良いくらいの季節。。
これがあと2月もすれば暑くてたまらないんだから、この5月というのはツーリングに最適なんだなあと。
せっかくなので湖岸沿いを走ってみる。
湖らしく穏やかで静かだ・・・・。
背後に山々を抱えるその情景、どこかで見たことあると思ったらスイスだ・・・・。
スイスは塩尻にあったんだ・・・・・!!
で、ちょうどお昼時ということでご飯を頂くことに。
走ってて目についたお店にIN。
塩天丼。
しかも元祖らしい。
そもそも塩天丼が何かわからないのに元祖と謳われてもワケガワカラナイヨ!!
(訳がわからないからこそ惹かれてしまった)
店内に入ってカウンターに座ってオーソドックスな丼をオーダー。
初めての店は遊ばない主義。
そしてこのタイミングでなぜかiPhoneが結構なフリーズをして焦る。
オンオフをしても全然治らなくって、一瞬iPhoneなしの旅も覚悟した。
ルートは何とかなるけれど、微妙な抜け道とか宿の場所とかはiPhone頼りだ・・・・!
と、焦りだしたところで急に復活。
ひやひやするぜえ・・・・・・
ある意味お金以上に重要なアイテムだからこればっかりは壊れると困る・・・・。
そうこうしているうちに注文の品が来た。
なにこれ美味しそう!!!
というわけでエビ天にかぶりつく。
サクッジュワッホロッ・・・・!
塩の旨みとエビ天の甘みと衣のフワフワ感の見事なマリアージュでした。ごちそうさま。
続いて登るは霧ヶ峰ビーナスライン。
ここも高ボッチに負けず劣らずの斜度がググッと続く。
1,000UPくらいだろうか。
もう・・・・たまんない'`,、('∀`) '`,、
たまんない・・・・・・!!(^ω^三^ω^)
あまりに登りに集中して気づかなかったけれど、びっくりすくらい静かな登りだった。
車がほとんど来ない。
すれ違う自転車もない。
バイクすら通らないのは別ルートから登るからだろう。
諏訪湖から霧ヶ峰のルートはあまりメジャーじゃないのかもしれない。
タイヤが地面と擦れる音。
チェーンドライブの音。
風の音と、草木の音と、虫と鳥の声と、あとは自分の息づかいだけ。
身体は徐々に疲労感を覚えているはずだけれど、それなのに、楽しくて仕方がない。
今、この景色を登っているというその事実に酔わずにはいられない。
山の神はここにいるのか・・・・
霧ヶ峰高原到着ー。
オシャンティなテラス席があるところで
牧場ソフトクリームをいただくなど。
標高2,000m弱でソフトクリームを食べられるくらいには暖かいってこと。
ここから先がビーナスラインの本当のハイライト。
どれだけお金があっても時間があってもそこに行かないと体感することができない
素晴らしい景色が待っていた。
続く。
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