Fix It Sticks。あまり聞きなれませんね。
私自身、初耳でした。オルタナティブバイシクルズさんに出会うまでは。
もうアピデュラ(apidura)ですっかり私の中で鉄板になったオルタナティブバイシクルズさんですが
それ以外にも面白いアイテムをたくさん発掘し日本に広めている印象。
で、中の人、北澤さんに紹介してもらいましたのがこちらの携帯工具セット。
とてもコンパクトですね。
開けてみる。
二本の棒とビットタイプの各種アタッチメントのセットが入っています。
自転車の携帯工具の定番はほぼ網羅している感じ。
6mm
5mm
4mm
3mm
2.5mm
T25
+
などなど。
で、こいつをどうやって使うかというと・・・・
最小構成物はこの三点。
Stick2本とビットが1つ。
2本のStickをつなげます。
ちなみにこの接続には適当なビットを使用。
なるほど、携帯するビットがそのまま接続治具になる。無駄がない。
ビットオン。
穴に挿入すると磁力でピタッとひっ付きます。その感触がなかなかどうして高級感があって良い。
(もちろん工具専業メーカーの高精度工具に見られる嵌合レベルには達しないけれど)
で、このようにT字ハンドル工具と化す。
もうこの時点で一般的な携帯工具と比べて持ち心地は圧倒的です。
手にしっかりフィットし、力が逃げる予感がしません。
かつ面取りがしっかりしているので、手が痛くならない。
もう携帯工具を持った時のあの「手にフィットしない感」はありません。(ダイソン的表現)
使用してみる。
うん、やっぱり力がとても入れやすい。
謝ってネジを舐めたり、工具を滑らせることもなさそう。
いわゆる「押す力:回す力=7:3」をしっかり守ることができる。安心。
またビット自体の精度が良いので、これもやはり力の入れやすさに貢献してくれてると思う。
入力したトルクを逃さずに伝えてくれる。
工具にとって大事なところを犠牲にしないってのが大変良い(^ω^)
そしてビット式は実際にツーリングで携帯するときに便利。
理由は簡単。
「カスタマイズができる」
実際に携帯工具を買っても「この部分使わねー!」という機能が結構あったりします。
それは結局無駄な部分であるのだけれど、こいつのいいところは
「必要最低限の部分だけを持ち歩ける」
2本のStickの両端に必要なビットだけを挿入して持ち運ぶ。
つまり選べるビットは4本。
私の場合は
5mm
4mm
3mm
プラス
の4本であることが多いけれど、バイクによって使われているネジ異なるので、その辺りは流動的。
それでもやっぱり出先で携帯工具を使う場面なんてそうそうないので、万が一の落車とかポジションの調整で(どちらも滅多にない)いじる可能性のある部分である
ハンドル
サドル
ワイヤー類
さえいじれればOK。
もう少したくさん持って行きたい時は
こんなケースもあったり。
ロケット鉛筆、と表現したいけれど、もう伝わらないかもしれない(伝われ
もちろんフルセットで持っていってもいい。
それでも大した容量でもないのでツール缶とかにもしっかり収まってくれます。
他の携帯工具と違って、縦に長いのが意外と便利。
横幅と厚みに関しては今まで使った中で最小クラス。
今までの携帯工具に対して不満に思っていたサイズ感、使用感を見事に解消してくれたこのアイテム。
デメリットがあるとすれば磁石を使用しているから、まだわからないけれど、サビとかに弱いのかもしれません。
その辺りはもっと長い事使ってみないと分からないけれど、当面はこいつのお世話になろうと思います。
終わり。
取り扱いは
- 関連記事
-