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【ホイール】フルクラムレーシングゼロカーボン導入してみた RACING ZERO CARBON インプレ

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介,
これはもうレイノルズアサルト以来のヒットです。


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「良いホイールというのは、フレームを選ばない。」
と個人的に思う。

フルクラムのホイールの多くはまさにこれに該当するものが多い。
カンパニョーロとの比較はレーシング3の記事で書いた通り。


このレーシングゼロカーボン。

端的にいうなれば

・ライトウエイトの下位補完
・レーシングゼロの全ステータスをアップデート

レーシングゼロの記事はこちら


もともとレーシングゼロの良さは知っていた。
軽量アルミクリンチャーホイールの最高峰、と言っても過言ではないホイール。
まあ、守備範囲の広さというか、ツーリングも視野に入れるならシマノWH-9000 C24に軍配があがると思うけれど。

で、満を持して、というか突然ラインナップに加わったレーシングゼロカーボン。
最初は全然注目していなかった。
どちらかというとレーゼロNITEの方が話題性もあったし価格的にも現実味があったから気になってはいた。

けれどある日カタログを眺めていると目に付いたのだ。


「カーボンリムにアルミスポーク・・・・??」


ありそうでなかった組み合わせである。
カーボンリムの良さもアルミスポークの良さもわかっているつもりではある。

予感がした。
これはすごいホイールなんじゃ・・・・・



気づいたら自宅に大きな箱が届いていました。



早速組み付けて走ってみた。

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もうね、予想以上だった。
過去にエリートさんにライトウエイトを借りたことがあったけれど、
あの感動に近い。

「レーゼロとまあ似たようなもんだろー!」

と思ったけどとんでもない。
いやまあ似てるんだけれど明らかに違う。
以下の点で違う。

・踏み出しの軽さ

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実測重量:F585g/R773g

はい軽い。

アルミスポーク。反応素晴らしい。

楽しい!
楽しいは正義。

またリムにスポーク穴がない。
ニップルはバルブ穴から放り込まれて磁石を用いてスポークホールに誘導されている。
のでリムテープが入らない。
これは地味だけど、効果が高いと思う。軽くなるし、トラブルも減るし。
(メンテナンス性は落ちるけれど)


・乗り心地のよさ

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カーボンリム様様である。
ワイドリムによる恩恵もかなりある。
というかワイドリムのメリットはここにあると思う。
25Cタイヤを履かせることによるエアボリュームの向上、これはメリット大きい。
ツーリング的にも。
空気の絶対量が増えるというのはそのままトラブルの減少につなげられる。
同じ空気量でも圧を下げられる。



そして驚いたのが

・巡航のしやすさ

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下手なディープリムホイールより優秀。
前後30mmリムって言うのが絶妙。ロルフプリマのような33mmハイトにしなかったのが偉いと思う。
そしてリム幅24.5mm。
この微妙に高くて太いリム、それに組み合わせられる25Cタイヤ。
実際試せばわかるこの設定の優位性。にくい。


・ブレーキの効きのよさ
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カーボンリムはブレーキが効かない、ってもう昔話みたいなもので
もう最近のカーボンクリンチャーの多くは問題なし。
雨が降らない限りは。
エリートさんもゲンさんも評価していたし、レーサーの彼らが言うなら間違い無いだろう。



あまり褒めすぎると胡散臭いのでダメなところも書いておこう。

・高い
レーシングゼロ2本分の価格である。
CANYONのMTBが買えるし、フルサイズ一眼レフが買えるし、ヨーロッパ旅にも行ける。(趣味換算)
apiduraのバッグが全部買えるし、元金にして先物取引もできる()

けれど、この性能が手に入るなら安いかな。と思う。(手遅れ

いいんです、趣味なんですから。


IYHは気付いたら終わっているものだ。
考える余地などない。


対抗馬はZIPP202だろうか。でもこっちのがかっちりしていると思う。
やはりアルミスポークっていうのは面白い。

・寿命
美味しい時期がいつまで続くのかは気がかり。
カーボンリムにアルミスポークだ。
カーボンリムは必ず減る。
アルミスポークも「へたる」とよく言われている。
さあどうなるか。
機材の全ては消耗品だから気にしないけれど。

・それくらいしか欠点が無い
他のホイールがかわいそう


まとめ


完全無欠ホイールです。

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終わり。


    
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Comments 7

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  • 2016/12/15 (Thu) 17:03
  • REPLY
たくま
ワイドリム17c、タイヤ25cについて

はじめまして。楽しく読ませて頂いています。先人の知恵をお貸しください。コルナゴc50(starcarbon)にワイドリム(内幅17c)、タイヤ25cは装着できますか?

  • 2018/01/23 (Tue) 14:33
  • REPLY
神楽坂つむり
>たくまさん

> はじめまして。楽しく読ませて頂いています。先人の知恵をお貸しください。コルナゴc50(starcarbon)にワイドリム(内幅17c)、タイヤ25cは装着できますか?

こんばんは。遅くなりました。
おそらくですが、その組み合わせはタイヤがフォーク内部に干渉すると思われます。
ナローリムに25Cならまだ大丈夫ですが、ワイドリムに25Cだと・・・・メーカーによりますが、例えばコンチネンタルなんかだと完全にアウトです。
私はナローリム時代のZONDAにpro3 25Cで大丈夫でした。

  • 2018/01/27 (Sat) 19:25
  • REPLY
kzy
禁断のチューブレス?

はじめまして。
勉強させていただいています。
実は私もレーゼロカーボンを使っているのですが、チューブレス化を妄想しています。ネットでは失敗例こそ挙げている方もいらっしゃるのですが、まだ成功例を見ていません。
検討されたことがあれば、ぜひご教授ください。

  • 2018/05/14 (Mon) 16:39
  • REPLY
神楽坂つむり
>kzy さん

> はじめまして。
> 勉強させていただいています。
> 実は私もレーゼロカーボンを使っているのですが、チューブレス化を妄想しています。ネットでは失敗例こそ挙げている方もいらっしゃるのですが、まだ成功例を見ていません。
> 検討されたことがあれば、ぜひご教授ください。

検討したことはないですね・・・・。
で、できるかどうかというと、できなくはないですが、ビードフック部の深さがあくまでクリンチャー 用なので、最悪走行中にビード落ちしてしまう可能性があると思います。
個人的には25C以下で無理にチューブレスにする必要もないかなあと。
30C超えるなら絶対にチューブレス、と考えています。

  • 2018/05/18 (Fri) 22:21
  • REPLY
kzy
To 神楽坂つむりさん

ありがとうございます。
妄想はあくまで妄想に留め置くのが良さそうですねw
今後も記事を楽しみにしています。

  • 2018/05/24 (Thu) 10:54
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  • 2018/08/18 (Sat) 13:43
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