「ロングライドで意識していること」についての記事
自転車, ロングライド, ノウハウ,
しばしば聞かれる
「ロングライドってどうやって距離を伸ばしていますか?」
という質問に対する回答的な記事です。

「ロングライドってどうやって距離を伸ばしていますか?」
という質問に対する回答的な記事です。

「私は大学2回生も終わりに近づく頃に自転車を始めた。
手に入れた当日に、あまりに嬉しくって、京都まで走った。10kmでお尻が悲鳴をあげた。
その後、晴れた日はなるべく通学で乗るようになった。
電車と比べた時の、移動手段としての自転車の優位性に感動した。
大学が休みの日には、ちょっとした遠出をするようになった。
京都までリベンジをし。琵琶湖を一周し、まとまった休みの時に瀬戸内海を一周した。
自分の力だけで、遠くまで行った時の胸の高まりとか、知らない土地を走る面白さとか、ツーリングが好きになるきっかけとなる旅だった。
翌年には北海道を一周した。野宿をしたり、道の駅、ネットカフェに泊まりながら3,000kmの旅をした。日本の広さと狭さを実感した。
その後は、興味を持った土地を、とにかく走った。
近畿、四国、九州を中心に、気づいたらほぼ全国を制覇していた。」
さて、これは私が過去に書いた文章ですがロングライドとは、結果論だと思っています。
別にロングライドをしよう!と思ってしている訳ではなく、
「行きたい場所」
「見たい景色」
「走ってみたいルート」
それらを満たすために、あれやこれやと走っているうちに、距離が伸びていく。
なので私も最初は全然でした。
50kmでもういっぱいな時期もありました。
ただ、そこで考えます。
「どうしてもう走れないんだろう?」と。
物事には必ず原因があります。
ましてやそれがフィジカルなことであればなおさらです。
もちろんロングライドは「意志の強さ」と言った精神的な要素もかなり重要です。
が、ここでは考えないことにします。
実際に私が直面したことがある問題と、その対処について書き記してみます。
お尻が痛い

一番最初にぶちあたったのは「お尻が痛い」でした。
これは初めて乗った日に感じました。
お尻の割れ目がどんどん深くなっていく・・・そんな錯覚にさえ陥りました。
いったいロードレーサーはなんでこんなのに耐えられるのか?とにかく不思議に思ってツールドフランスの動画を見ていると気がつきます。
「この人らサドルに体重かかってない・・・・?」
どうやらママチャリとは根本的な乗り方が違うことに気づきました。
荷重の仕方が違う。
あれだけサドルとハンドルの落差があるということは、ペダルとハンドルにも相当分散しているんじゃないかと。
というわけで、とりあえずサドルを高くして、「お尻は添えるだけ」くらいのイメージで乗ってみたら
これがうまくいきました。
それまでが嘘のようにお尻が痛くありません。
あとは微調整。
サドルの高さ、角度、前後位置、
クランクの長さ
ペダルの角度、クリート高さ、前後左右位置
ステム長、角度、
ハンドル形状、高さ、角度、
STI取り付け位置、角度
これらの要素を一個ずつ微妙にいじって、その影響を確かめます。
「全部」です。
ここはもう試行錯誤の連続です。
3mm高くして走る、次はもう1mm下げて走ってみる、と言った具合に。
それを1年くらい繰り返すと、ようやく自分の理想系が見えてきました。
一度確立すると、あとはどんなフレームを組んでも、方程式に組み込むようにパーツをアセンブルするだけで大丈夫。
今でもまだ微妙に見直すことがあります。
が、大筋ではもうこれしかないというのが見えているのが現状です。
体力ゲージの減りが早い
ゲームみたいに数値化しているわけではないですが、感覚的にあると思います。
なんか疲れるなー、とか足回らないなーとか。
最初からそうならその日は体調が悪いで片付きますが、
乗っているうちにそうなるなら、これも何か原因があるに違いない。
これは推察がしやすかった。
結局「疲れる」ということは「無理をしてしまっている」ということ。
10kmなら疲れないのに100kmだと疲れるということは、変な負荷がかかっているはず。
ならば力を抜けばいい。サボればいい。
これは実践してみると効果覿面だった。
今まで100%の力で漕いでいたのを、90%に抑えてみる。
すると感覚的に走れる距離が120%くらいに増える。
じゃあ、ということで80%に抑えてみる。
130%くらいになっただろうか。
さらに70%に抑えてみる。
これは遅いせいか、距離は大して伸びなかった。でも体力は温存できる。時間をかければ距離を伸ばせる。
と!いうようなこれまた試行錯誤を繰り返しました。
自身の体力配分と速度、それにかける時間。
これらの「最大公約数的」を見つけることでほとんど体力を使うことなく
より遠くまで行けるようになりました。
オーバーペース、ダメ絶対。

いかに頑張らないように頑張るか。
そこにロングライド成功の鍵があるような気がしてならないのです。
ぼーっとしてくる
ハンガーノックでした。
結局のところ自転車は身体がエンジンだから
どんどんガソリンを投下していかなきゃならない。
本当のエンジンと違うのは、レッドランプがついてからじゃ遅いということでしょうか。
人間の身体は残念ながらそこまで優秀ではないのです。
「お腹が空いた」というのは予報ではなく結果報告。
そこから回復するのには、ちょいとコストがかかる。

のでお腹が空く前に、こまめに食べる。これも大事。
(だけれど最近は身体に変化があったのか「食べなくても走れる」ようになった。謎。)
今回はここまで。
続く(かもしれない)
カロリー補給に便利なアイテム
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ロングライド,
ノウハウ,
手に入れた当日に、あまりに嬉しくって、京都まで走った。10kmでお尻が悲鳴をあげた。
その後、晴れた日はなるべく通学で乗るようになった。
電車と比べた時の、移動手段としての自転車の優位性に感動した。
大学が休みの日には、ちょっとした遠出をするようになった。
京都までリベンジをし。琵琶湖を一周し、まとまった休みの時に瀬戸内海を一周した。
自分の力だけで、遠くまで行った時の胸の高まりとか、知らない土地を走る面白さとか、ツーリングが好きになるきっかけとなる旅だった。
翌年には北海道を一周した。野宿をしたり、道の駅、ネットカフェに泊まりながら3,000kmの旅をした。日本の広さと狭さを実感した。
その後は、興味を持った土地を、とにかく走った。
近畿、四国、九州を中心に、気づいたらほぼ全国を制覇していた。」
さて、これは私が過去に書いた文章ですがロングライドとは、結果論だと思っています。
別にロングライドをしよう!と思ってしている訳ではなく、
「行きたい場所」
「見たい景色」
「走ってみたいルート」
それらを満たすために、あれやこれやと走っているうちに、距離が伸びていく。
なので私も最初は全然でした。
50kmでもういっぱいな時期もありました。
ただ、そこで考えます。
「どうしてもう走れないんだろう?」と。
物事には必ず原因があります。
ましてやそれがフィジカルなことであればなおさらです。
もちろんロングライドは「意志の強さ」と言った精神的な要素もかなり重要です。
が、ここでは考えないことにします。
実際に私が直面したことがある問題と、その対処について書き記してみます。
お尻が痛い

一番最初にぶちあたったのは「お尻が痛い」でした。
これは初めて乗った日に感じました。
お尻の割れ目がどんどん深くなっていく・・・そんな錯覚にさえ陥りました。
いったいロードレーサーはなんでこんなのに耐えられるのか?とにかく不思議に思ってツールドフランスの動画を見ていると気がつきます。
「この人らサドルに体重かかってない・・・・?」
どうやらママチャリとは根本的な乗り方が違うことに気づきました。
荷重の仕方が違う。
あれだけサドルとハンドルの落差があるということは、ペダルとハンドルにも相当分散しているんじゃないかと。
というわけで、とりあえずサドルを高くして、「お尻は添えるだけ」くらいのイメージで乗ってみたら
これがうまくいきました。
それまでが嘘のようにお尻が痛くありません。
あとは微調整。
サドルの高さ、角度、前後位置、
クランクの長さ
ペダルの角度、クリート高さ、前後左右位置
ステム長、角度、
ハンドル形状、高さ、角度、
STI取り付け位置、角度
これらの要素を一個ずつ微妙にいじって、その影響を確かめます。
「全部」です。
ここはもう試行錯誤の連続です。
3mm高くして走る、次はもう1mm下げて走ってみる、と言った具合に。
それを1年くらい繰り返すと、ようやく自分の理想系が見えてきました。
一度確立すると、あとはどんなフレームを組んでも、方程式に組み込むようにパーツをアセンブルするだけで大丈夫。
今でもまだ微妙に見直すことがあります。
が、大筋ではもうこれしかないというのが見えているのが現状です。
体力ゲージの減りが早い
ゲームみたいに数値化しているわけではないですが、感覚的にあると思います。
なんか疲れるなー、とか足回らないなーとか。
最初からそうならその日は体調が悪いで片付きますが、
乗っているうちにそうなるなら、これも何か原因があるに違いない。
これは推察がしやすかった。
結局「疲れる」ということは「無理をしてしまっている」ということ。
10kmなら疲れないのに100kmだと疲れるということは、変な負荷がかかっているはず。
ならば力を抜けばいい。サボればいい。
これは実践してみると効果覿面だった。
今まで100%の力で漕いでいたのを、90%に抑えてみる。
すると感覚的に走れる距離が120%くらいに増える。
じゃあ、ということで80%に抑えてみる。
130%くらいになっただろうか。
さらに70%に抑えてみる。
これは遅いせいか、距離は大して伸びなかった。でも体力は温存できる。時間をかければ距離を伸ばせる。
と!いうようなこれまた試行錯誤を繰り返しました。
自身の体力配分と速度、それにかける時間。
これらの「最大公約数的」を見つけることでほとんど体力を使うことなく
より遠くまで行けるようになりました。
オーバーペース、ダメ絶対。

いかに頑張らないように頑張るか。
そこにロングライド成功の鍵があるような気がしてならないのです。
ぼーっとしてくる
ハンガーノックでした。
結局のところ自転車は身体がエンジンだから
どんどんガソリンを投下していかなきゃならない。
本当のエンジンと違うのは、レッドランプがついてからじゃ遅いということでしょうか。
人間の身体は残念ながらそこまで優秀ではないのです。
「お腹が空いた」というのは予報ではなく結果報告。
そこから回復するのには、ちょいとコストがかかる。

のでお腹が空く前に、こまめに食べる。これも大事。
(だけれど最近は身体に変化があったのか「食べなくても走れる」ようになった。謎。)
今回はここまで。
続く(かもしれない)
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