【ホイール】BORA ONE 50 クリンチャー 導入【カーボンクリンチャー】
自転車, 写真, 機材紹介,レースに使うわけじゃない。
主な用途はツーリングやワンデイライドだ。
選択肢の一つとして近年盛り上がりを見せているカーボンクリンチャー。
何本か使ってきたけれどついにあの憧れのホイールを手に入れた。

Campagnolo BORA ONE 50 CL
15〜20セットくらいだと思う。
その中でカーボンクリンチャーは以下の4セット。
レイノルズ アサルト
ENVE ROAD45
COLE シュリケン50
COLE C58 LITE
リムをカーボンにするメリットといえば何と言っても軽くできること。
また、容易にリムハイトを高くすることもできる。
よって格好良い!(重要
もちろんリムハイトが高いことによるエアロ効果や剛性アップの恩恵も大きい。
けれどまあ趣味の世界だし、見た目ってばかなり重要だから、メリットの中でも上位にくるというわけ。
あとクリンチャーであるというのも重要。
タイヤの規格といえばクリンチャーかチューブラーかチューブレスか。
メンテナンス性とか、価格とか、ついてまわる問題を無視して乗っている時のフィーリングだけで選んで!
と言われたら間違いなくチューブレスって答える。
チューブレスの乗り心地は唯一無二だ。
でも諸条件を考えると、結局クリンチャーが一番ってなるかしらね。
タイヤ規格の諸条件ってばこんなところだろうか。
・乗り心地
・精度
・メンテナンス性
・入手性
・選択の幅(メーカー・ラインナップ)
・価格
クリンチャーがチューブレスに負けているのは乗り心地だけ。
それ以外はクリンチャーでOK。
チューブとの組み合わせでカスタマイズできるってのもいい。耐パンク性能高めたり、軽くしたり、しなやかにしたり。
チューブラーはありえない。
どれだけ走りが良くても運用のしにくさでマイナス100点。
さて、駄文はいいとしてBORAONEである。
実はBORAは使ったことがある。その時はチューブラーだった。
異次元の走りだと思った。
けれど残念ながら、非常に残念ながらチューブラーだった。マイナス100点だ。
とにかく、BORAの素晴らしさは知っていた。
そんな折にBORAクリンチャーが発売されるということを知り、テンションが上がらないわけがなかった。
というわけで導入してみた。

その他のカンパニョーロ製品同様にBORAONE50クリンチャーに同梱されているのはこちら
・ホイールバッグ
・クイックレバー
・ブレーキシュー
そしてカーボンクリンチャーだからだろう、これプラス
・タイヤレバー
が付属していた。
こうしてみると付属品だけで1万円くらいするよなあと思う。
でもどれもこれもさすがカンパニョーロ製品、手抜きが一切感じられないし
もしかしたら1万円以上の価値があるかも。
仮にこれらがオプションで1万円かかったとしても私は買う。それくらい、どれもいい。
特にタイヤレバーが秀逸だった。
まさに専用設計。カーボンリムを傷つけることなくタイヤを外すことができるような形状をしている。
これは他のメーカーも真似をした方がいいと思う。
アフターのことを考えるのであれば。
装着してみた。

BORAのずるいところ。とにかくかっこいい。
バイクの良さを一つ上の次元まで押し上げてくれる。
THEカーボンディープホイール。
そして改めて思うクロモリホリゾンタルとディープホイールの相性の良さ。
TADAフレームが喜んでる。
高級感あふれる理由の一つに、圧倒的に丁寧な表面処理、カーボンパターンがある。
とにかく見て欲しい。



はい、美しい。
これだけでもう履く理由になるよねっていう。
美しさは性能だ。

で、肝心の走りはどうかというと
BORAONEチューブラーをそのままにちょっと重くした感じ。
フロントホイール重量: 655g
リアホイール重量: 830g
さすがにね、チューブラーのリム重量にはかなわない。
多分これリム重量520gくらいあるのでは、と思う。
決して軽い部類ではない。
レイノルズで420g、レーゼロカーボンで400gくらいのはず。
なのでゼロ発進や激坂では多少もたつくのは仕方がない。
けれどそれ以外の場面ではさすがのBORA、隙がない印象を持った。
20~35km/hくらいだとどの速度からでも踏んでからの反応の速さ際立つ。
そして次にギアチェンジが必要な速度域に達するまでの加速がキレッキレ。
これきっとちゃんとした脚力があったら60km/hくらいまで引き伸ばせるんだろうなあ・・・・と思う。
私じゃ活かしきれない。それでも恩恵は十分に受けられる。
そして剛性がパーフェクト。
今までZONDAやSHAMALに抱いていたささやかな不満が解消されている。驚いた。
ダンシングを多用する私にとってはこれは有難い。
ちょっと硬すぎるくらい硬い。
けれど最近のタイヤ、チューブの進化のおかげで、その辺りは調整ができるのだ。ノープロブレム。
ロングライドに使うのならそれに合わせたアセンブリをすればいいだけの話。
信号待ちからの漕ぎ出しとかで多少漕ぎ方が雑でもパーンと気持ち良く加速してくれるのは
スポーク、フランジ、リムのバランスの良さを感じる。
速度に乗ってしまえばあとは落ちないようにくるくる回すだけ。
下り基調なら漕がなくても勝手に加速するのはハブのおかげ。
またワイドリムのおかげで履かせられるタイヤ幅も広まった。
25Cが一応ベストなのだとか。そうなるといよいよブレーキ形状も問題になってくるなあ・・・・と。
ロングアーチだったりカンチブレーキを使う理由が最近は多くなってきた。
ディスクはまだかな。
そう、リム幅: 24.2mmと本当にワイドリムなので、ブレーキによっては支障が出るかもしれない。

実際私のSRAM REDは10速時代のものだけど、ワイヤー解放しないとリムにシューが当たりっぱなしになるありさま。
結局シュー固定ネジ付属のスペーサーを薄くしなければならなかった。

その他の要素としてはラチェット音は爆音まで行かなくても、カンパニョーロらしい甲高いカラカラカラカラ。
最近、静かなホイールが多いので、大きめの音が好きな人にはいいと思う。
ブレーキをかけた時の音はしゅるるるる。
カーボンリムの中ではまあ標準的な音色だ。
マビックのロケット花火みたいな音よりは静かだと思う。
G3、USBベアリングハブ、オーバーサイズフランジ、3Diamantリムと
とにかく技術てんこ盛りなBORAONE50クリンチャー。
カーボンクリンチャーランキングで一気にトップに躍り出てくるあたり
さすがカンパ完成度高いさすがカンパ。
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