【欧州旅】2日目 その素敵な奇跡を・・・【ヴェネチア 写真盛り込み カーニバル】
写真, 聖地巡礼, カメラ, ヨーロッパ, 海外,
知らない天井だ。
・・・・・しばらく頭が働かない。
辺りを見渡す・・・・状況を整理する・・・・
一昔前のPCのごとく脳の起動に時間がかかる・・・・パチッ、オン。
「そうか・・・ここはイタリア・・・・・っ!」

少し血圧が上がった。
・・・・・しばらく頭が働かない。
辺りを見渡す・・・・状況を整理する・・・・
一昔前のPCのごとく脳の起動に時間がかかる・・・・パチッ、オン。
「そうか・・・ここはイタリア・・・・・っ!」

少し血圧が上がった。
時刻は7時くらい。
前日・・・というか前々日から、だろうか、
移動疲れと時差ぼけがあったけれど、一晩寝たらリセットすることができた。
睡眠大事!
散策の準備をしつつ、窓から外を眺める。
当然だけれど、外国の街だ。
まだそう、ちゃんと実感が湧いていない。
ここは日本じゃないんだ・・・・
最高の青空がそこには広がっていた。
カバンとカメラだけ持って、ホテルを出る。

日本とは異なる考え方。
地上(0階)に対してどれだけ上(下)か、という考え方。
ヴァポレット乗り場まではもう道は完全に覚えた。というか覚えるほど遠くもややこしくもない。
2月ということでそれなりの寒さだ。気温でいうと5度くらいだっただろうか。
まあ今回はそれなりに準備をしてきたから、寒さは問題なし。
スイス、ドイツと移動すればもっと寒くなるだろうしねえ(緯度的には北海道と同じくらい)
船着場に着くとちょうど船が出るところだったので、滑り込み。
観光客はあまりいない、どちらかというとリド島の住民と思われる人たちがちらほら。
平日だからだろうか、皆さんお仕事だろう。
なるほど、地元の人の足な訳だ。
同じ船の上からの眺めだけれど、昨日見た眺めとはずいぶん変わっていた。

朝の空気・・・・だ。
風は穏やかで、水面は優しい。
なんとなーく、海だけを見ていると、日本の景色に見えなくもない。
ちょうど瀬戸内の・・・・そう、江田島あたりのあの穏やかな雰囲気に似ている。
ただ後ろに見える建物と、空気の匂いが違う・・・
それに聞こえていくる言葉も。
よっし・・・今日はヴェネチアを満喫するぞおおおおおおおおおおおおおおおお
まずは昨日、人でいっぱいだったサン・マルコ広場に向かうことに。
平日の午前中なら空いているはず!

朝陽を受ける大鐘楼とサン・マルコ広場方面。

いい景色だ・・・・・
で、ここで違和感に気付く。
しまった、乗る船を間違えた。
いやね、明らかにね、進行方向が違うもの。
目の前に見えているサン・マルコ広場の大鐘楼がどんどん遠ざかっていく・・・・!
急いで地図を確認する。
うん、次のところで下船すれば大丈夫そう。
ちょっと遠ざかったけれど、まだまだ時間は早かったし、知らない場所を歩くのも一興。

とりあえず急いで船を降りる。
さて、サン・マルコ広場っぽい方向に向かって歩くことに。
っぽい、というのは、なんとも道がわかりにくいから。
昨日軽く歩いてわかったけれど、路地っぷりがハンパない。
路地裏だけで道が構成されている感じ。メインストリートとかそういう概念が通用しない。

ほとんどの道がこんな風に細く、運河に沿っている。

煉瓦造りも味があって良い・・・。

玄関かな?

いたるところにカモメ。

ゴンドラ向けの看板もあったり。
水路がものすごい入り組んでいるから、行きたい方向に素直に行かせてくれない。
この橋は渡るべき・・・か、
いやこのまま真っ直ぐ歩いてから次の突き当たりを・・・
いやいや突き当たりが行き止まりかもしれない、
それにこっちにも道が続いている・・・
と、なんだか迷路気分。それが、なんだか楽しい。

これがある意味メインストリート。

船がないとどうしようもないのがよくわかる。

往来の人々は通勤っぽい感じ。
いそいそと歩いている・・・・と最初は思ったけれど、しばらくして気づいた。
そうじゃない。
歩幅が違う。
足、なげええ!
日本では人より歩くのが速い私も、ここイタリアでは遅い部類に入るだろう。
そう気付いてからまじまじと往来の人々を改めて観察すると骨格の違いをひしひしと感じる。
四肢なげえ・・・・。
時折出てくるカンポやカンピエッロが一つの目印になる。
カンポはイタリア語で、広場を意味する。
路地を歩いていると時折、建物に囲まれた中庭的な空間が現れる。それが、カンポ。
ちなみに小道はカッレ。
その場所にあるお店や職人の名前にちなんだ名前が付いている模様。
カッレの先にあるそれぞれのカンポにはその場所にちなんだ名前が付いていて、まあ雰囲気に合わせたネーミングに。
長靴カッレ、だったり殺人カッレ、だったり。(実際に殺人があったわけではない)

そしてこのカンポにはしばしば井戸が現れる。
昔、ヴェネチアでは水をイタリア本島から買っていたけれど、それじゃあ効率が悪い。お金もかかる。
そして通常、井戸というと地面に穴を掘って湧き水を得るためのものだけれど、地下が海なヴェネチアではそういうわけにはいかない。
ので、この辺りの井戸も全部地下数メートルに留めて、雨水を貯めていたらしい。
そのための井戸がヴェネチア中に今でも残っている。
使われているものもあるらしいけれど、今やほとんどが枯井戸になっている。
そう、ARIAで藍華がはまったと思われる井戸、である。
あのエピソードはたまらなかった・・・特に最後の、「近すぎるのよ」と「恥ずかしいセリフ・・・・禁止・・・っ」
はあ、藍華・S・グランチェスタ。
そしてそのまま名前もわからないカッレを通り抜けていくと・・・・・

グランド・カナル!
気づいたらだいぶ歩いていたようだ。

往来する船には速度規制がある。
安全上の理由もあるけれど、船の波しぶきで建物がこれ以上劣化しないように、だと。

これらの建物も一体後何年持つんだろうか。
景色を眺めながら歩いていたらあっという間。
ここはカナルグランデをまたぐ数少ない橋のひとつ、アカデミア橋。
もう一つはリアルト橋。
たった2つしかない。
いうなれば街を二分するメインストリートの二箇所にしか横断できる場所がないようなもの。
不便といえば不便だけれど、そもそもこんなところに街を作ったんだから、不便前提だろう。
ここからさらに歩いて歩いてサン・マルコ広場へ。
グランドカナルを渡ったからだろうか、観光客の割合が徐々に増えてきた感じ。
それでも人はまだまだ少ない。
たまに道があっているかよくわからなくなってくるけれど、地図を開いてもイマイチわからないので、感覚に任せて歩く。

なんてことない窓枠が、なんかかわいい

「リアルト方面 左」

住所は四桁の数字で表されていた。「2511C」

すごく・・・・細いです・・・・
時折建物の隙間から見える大鐘楼と、聞こえてくる鐘の音が目印。
そして到着サン・マルコ広場。

サン・マルコ広場(サン・マルコ ひろば、イタリア語:Piazza San Marco)はヴェネツィアの中心的な広場で、回廊のある建物に囲まれ、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院などがある。ヴェネツィアの広場は方言でカンポ(campo)と呼ばれるが、サン・マルコ広場は別格であり、ピアッツァ(piazza)と呼ばれる。世界で最も美しい広場とも言われており、観光名所のほか、海からの玄関口でもある。
サン・マルコは、ヴェネツィアの守護聖人である福音記者マルコに、由来する。サン・マルコ寺院の聖堂の正面部分は柱廊に囲まれた台形になっていて、実際より奥行きがあるようにみえる。この台形広場(piazza)に、海に面したサン・マルコ小広場(Piazetta San Marco)が続いており、全体としてL字型になっている。小広場には2本の柱があり、それぞれ頂上にはサン・マルコの獅子の彫像と聖テオドーロの彫像がある。中世にはこの柱の間に死刑執行台を設置したため、ヴェネツィアっ子は柱の間を通り抜けないという。 (wikipediaより)
時刻は9時10分前。
やっぱり予想通り、まだまだ人が少ない。
けれどカーニバル期間だからそのうちすぐに人が増えるだろう。
今のうちに散策!ということで世界で一番美しい広場、その場所をたっぷりと満喫した。

「こっちみんなし」

サンマルコ寺院の装飾。見事。

別アングルで。

こちらは大鐘楼。青空に映える。

回廊。
で、ここでの目当ては他でもないカフェフローリアン!

1720年12月29日創業。当時から場所も変わっていないというのだから驚き。
1720年って言ったら日本史じゃあまだ徳川幕府の時代だ。
その時から続いている。
「これまで一体どれだけの人たちがこの席に座ったんだろう」
そう考えるととても感慨深いものがあった。
もちろん、イタリア最古のカフェである。
そしてカフェオレ発祥の地としても有名。
店内に入るとそこはもう完全に中世ヨーロッパのそれ(見たことはない)
いたるところに絵画が飾られていて、まるで美術館に来たかのよう。
そして注文するのはもちろんカフェオレとカフェフローリアンの名前の付いたザッハトルテケーキ。



これは・・・・絶品。めちゃくちゃ美味しかった。
ただしめちゃくちゃお高かった。
コーヒー1杯で10ユーロくらい。ケーキは15ユーロくらい。
贅沢な朝カフェをした後は、再びサン・マルコ広場を堪能。


今でも鳴り続けている時計塔。これも相当古いらしい。
案の定、だいぶ人が増えてきていた。
というか既にカーニバルムードが漂っている。
世界三大カーニバルに数えられるここヴェネチアのカーニバル。
さて、全然これを狙ったわけじゃなくたまたま時期が被っていて、まさか見られるとは思ってなかったけれど
せっかくなので楽しむことにする!
というわけで写真を撮らせてもらった。お願いしたらみんな快くOKしてくれる。(というか撮られたがっている)

移動大変そう()

普通に歩いてくるから焦る。絵になる。

装飾凝りすぎ問題

ひときわ目立っていたのがこちら。
もはや大道芸の域。

なんかこんなキャラ、漫画で見たことあるような・・・・。

まさに仮面舞踏会、って感じだ。

これまた渋いおふたがた。ご夫婦らしい。

閣下かな?(違

手まねき怖いよ!
せっかくなので大鐘楼に登ることに!
確か一人8ユーロだったかな。
エレベーターが設置されていて、一瞬で上まで登ることができる。

ヴェネチアは教会よりも高い建物を作ってはいけない決まりがあるから、もちろん、ヴェネチアで一番高い場所になる。
そこからの景色がこちら。

美しい・・・・。
まさに水の都、道を歩いている時とはまた違った光景。
商店とかが見えなくなって、まさに中世ヴェネチアの光景って、こんな感じだったんだろうか・・・・。
それにしても絶好の天気で本当に良かった。
海外旅、ということで天気に合わせて日程を変更するのも難しかったから
雨なら仕様がないなー・・・・・と覚悟をしていたけれど、杞憂に終わった。
少なくとも、たとえ他の場所で雨が降ろうとも!ここヴェネチアだけは晴れていて欲しかったもの。
本当に良かった・・・・・・
四方で景色が結構変わるのが面白い。

北になるかな。真下にはサン・マルコ広場。

こちらはサンマルコ寺院方面。左奥にはマルコポーロ空港があるはず。

アドリア海。空と海の蒼さときたら・・・・・!

左奥からグランドカナルの入り口(出口?)

遠くに見えるのが泊まっているリド島。こうしてみるとやっぱり近いなあ。
一通り満喫して降りたあとは、再び散策開始。
と言ってももう朝からだいぶ歩いたし、ここはちょっと変化を求めて違う島に行ってみることに。
向かうはムラーノ島。
ヴェネチアングラスの名産地で、今でもマエストロ(職人)が昔から続く製法でグラスを作り続けているらしい。
それを見てみたい。
というわけで、ヴァポレット乗り場に向かう。
グランドカナルから乗るとちょっと遠まわりっぽかったので、F.te.Noveという船着場までは歩くことに。
そこからだとムラーノ島へは対岸に渡るくらいの距離で行くことはできる。

方向感覚狂っちゃう。

雑。

カーニバルの跡。

看板がひっそりしすぎて見落としてしまいそう。

生活感。

一体どんな生活なんだろう。一ヶ月だけでいいから暮らしてみたい、と思う。
さて、無事にヴァポレット乗り場に到着して、ムラート島行きの船に乗ることができた。
10分くらいで到着したかな。
地元民っぽい方々に続いて船を降りる。
一つ島が違うだけで随分と雰囲気が変わっていた。
続く。
(ARIAの聖地巡礼についてはひとつ記事を独立させてまとめる予定)
写真,
聖地巡礼,
カメラ,
ヨーロッパ,
海外,
前日・・・というか前々日から、だろうか、
移動疲れと時差ぼけがあったけれど、一晩寝たらリセットすることができた。
睡眠大事!
散策の準備をしつつ、窓から外を眺める。
当然だけれど、外国の街だ。
まだそう、ちゃんと実感が湧いていない。
ここは日本じゃないんだ・・・・
最高の青空がそこには広がっていた。
カバンとカメラだけ持って、ホテルを出る。

日本とは異なる考え方。
地上(0階)に対してどれだけ上(下)か、という考え方。
ヴァポレット乗り場まではもう道は完全に覚えた。というか覚えるほど遠くもややこしくもない。
2月ということでそれなりの寒さだ。気温でいうと5度くらいだっただろうか。
まあ今回はそれなりに準備をしてきたから、寒さは問題なし。
スイス、ドイツと移動すればもっと寒くなるだろうしねえ(緯度的には北海道と同じくらい)
船着場に着くとちょうど船が出るところだったので、滑り込み。
観光客はあまりいない、どちらかというとリド島の住民と思われる人たちがちらほら。
平日だからだろうか、皆さんお仕事だろう。
なるほど、地元の人の足な訳だ。
同じ船の上からの眺めだけれど、昨日見た眺めとはずいぶん変わっていた。

朝の空気・・・・だ。
風は穏やかで、水面は優しい。
なんとなーく、海だけを見ていると、日本の景色に見えなくもない。
ちょうど瀬戸内の・・・・そう、江田島あたりのあの穏やかな雰囲気に似ている。
ただ後ろに見える建物と、空気の匂いが違う・・・
それに聞こえていくる言葉も。
よっし・・・今日はヴェネチアを満喫するぞおおおおおおおおおおおおおおおお
まずは昨日、人でいっぱいだったサン・マルコ広場に向かうことに。
平日の午前中なら空いているはず!

朝陽を受ける大鐘楼とサン・マルコ広場方面。

いい景色だ・・・・・
で、ここで違和感に気付く。
しまった、乗る船を間違えた。
いやね、明らかにね、進行方向が違うもの。
目の前に見えているサン・マルコ広場の大鐘楼がどんどん遠ざかっていく・・・・!
急いで地図を確認する。
うん、次のところで下船すれば大丈夫そう。
ちょっと遠ざかったけれど、まだまだ時間は早かったし、知らない場所を歩くのも一興。

とりあえず急いで船を降りる。
さて、サン・マルコ広場っぽい方向に向かって歩くことに。
っぽい、というのは、なんとも道がわかりにくいから。
昨日軽く歩いてわかったけれど、路地っぷりがハンパない。
路地裏だけで道が構成されている感じ。メインストリートとかそういう概念が通用しない。

ほとんどの道がこんな風に細く、運河に沿っている。

煉瓦造りも味があって良い・・・。

玄関かな?

いたるところにカモメ。

ゴンドラ向けの看板もあったり。
水路がものすごい入り組んでいるから、行きたい方向に素直に行かせてくれない。
この橋は渡るべき・・・か、
いやこのまま真っ直ぐ歩いてから次の突き当たりを・・・
いやいや突き当たりが行き止まりかもしれない、
それにこっちにも道が続いている・・・
と、なんだか迷路気分。それが、なんだか楽しい。

これがある意味メインストリート。

船がないとどうしようもないのがよくわかる。

往来の人々は通勤っぽい感じ。
いそいそと歩いている・・・・と最初は思ったけれど、しばらくして気づいた。
そうじゃない。
歩幅が違う。
足、なげええ!
日本では人より歩くのが速い私も、ここイタリアでは遅い部類に入るだろう。
そう気付いてからまじまじと往来の人々を改めて観察すると骨格の違いをひしひしと感じる。
四肢なげえ・・・・。
時折出てくるカンポやカンピエッロが一つの目印になる。
カンポはイタリア語で、広場を意味する。
路地を歩いていると時折、建物に囲まれた中庭的な空間が現れる。それが、カンポ。
ちなみに小道はカッレ。
その場所にあるお店や職人の名前にちなんだ名前が付いている模様。
カッレの先にあるそれぞれのカンポにはその場所にちなんだ名前が付いていて、まあ雰囲気に合わせたネーミングに。
長靴カッレ、だったり殺人カッレ、だったり。(実際に殺人があったわけではない)

そしてこのカンポにはしばしば井戸が現れる。
昔、ヴェネチアでは水をイタリア本島から買っていたけれど、それじゃあ効率が悪い。お金もかかる。
そして通常、井戸というと地面に穴を掘って湧き水を得るためのものだけれど、地下が海なヴェネチアではそういうわけにはいかない。
ので、この辺りの井戸も全部地下数メートルに留めて、雨水を貯めていたらしい。
そのための井戸がヴェネチア中に今でも残っている。
使われているものもあるらしいけれど、今やほとんどが枯井戸になっている。
そう、ARIAで藍華がはまったと思われる井戸、である。
あのエピソードはたまらなかった・・・特に最後の、「近すぎるのよ」と「恥ずかしいセリフ・・・・禁止・・・っ」
はあ、藍華・S・グランチェスタ。
そしてそのまま名前もわからないカッレを通り抜けていくと・・・・・

グランド・カナル!
気づいたらだいぶ歩いていたようだ。

往来する船には速度規制がある。
安全上の理由もあるけれど、船の波しぶきで建物がこれ以上劣化しないように、だと。

これらの建物も一体後何年持つんだろうか。
景色を眺めながら歩いていたらあっという間。
ここはカナルグランデをまたぐ数少ない橋のひとつ、アカデミア橋。
もう一つはリアルト橋。
たった2つしかない。
いうなれば街を二分するメインストリートの二箇所にしか横断できる場所がないようなもの。
不便といえば不便だけれど、そもそもこんなところに街を作ったんだから、不便前提だろう。
ここからさらに歩いて歩いてサン・マルコ広場へ。
グランドカナルを渡ったからだろうか、観光客の割合が徐々に増えてきた感じ。
それでも人はまだまだ少ない。
たまに道があっているかよくわからなくなってくるけれど、地図を開いてもイマイチわからないので、感覚に任せて歩く。

なんてことない窓枠が、なんかかわいい

「リアルト方面 左」

住所は四桁の数字で表されていた。「2511C」

すごく・・・・細いです・・・・
時折建物の隙間から見える大鐘楼と、聞こえてくる鐘の音が目印。
そして到着サン・マルコ広場。

サン・マルコ広場(サン・マルコ ひろば、イタリア語:Piazza San Marco)はヴェネツィアの中心的な広場で、回廊のある建物に囲まれ、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院などがある。ヴェネツィアの広場は方言でカンポ(campo)と呼ばれるが、サン・マルコ広場は別格であり、ピアッツァ(piazza)と呼ばれる。世界で最も美しい広場とも言われており、観光名所のほか、海からの玄関口でもある。
サン・マルコは、ヴェネツィアの守護聖人である福音記者マルコに、由来する。サン・マルコ寺院の聖堂の正面部分は柱廊に囲まれた台形になっていて、実際より奥行きがあるようにみえる。この台形広場(piazza)に、海に面したサン・マルコ小広場(Piazetta San Marco)が続いており、全体としてL字型になっている。小広場には2本の柱があり、それぞれ頂上にはサン・マルコの獅子の彫像と聖テオドーロの彫像がある。中世にはこの柱の間に死刑執行台を設置したため、ヴェネツィアっ子は柱の間を通り抜けないという。 (wikipediaより)
時刻は9時10分前。
やっぱり予想通り、まだまだ人が少ない。
けれどカーニバル期間だからそのうちすぐに人が増えるだろう。
今のうちに散策!ということで世界で一番美しい広場、その場所をたっぷりと満喫した。

「こっちみんなし」

サンマルコ寺院の装飾。見事。

別アングルで。

こちらは大鐘楼。青空に映える。

回廊。
で、ここでの目当ては他でもないカフェフローリアン!

1720年12月29日創業。当時から場所も変わっていないというのだから驚き。
1720年って言ったら日本史じゃあまだ徳川幕府の時代だ。
その時から続いている。
「これまで一体どれだけの人たちがこの席に座ったんだろう」
そう考えるととても感慨深いものがあった。
もちろん、イタリア最古のカフェである。
そしてカフェオレ発祥の地としても有名。
店内に入るとそこはもう完全に中世ヨーロッパのそれ(見たことはない)
いたるところに絵画が飾られていて、まるで美術館に来たかのよう。
そして注文するのはもちろんカフェオレとカフェフローリアンの名前の付いたザッハトルテケーキ。



これは・・・・絶品。めちゃくちゃ美味しかった。
ただしめちゃくちゃお高かった。
コーヒー1杯で10ユーロくらい。ケーキは15ユーロくらい。
贅沢な朝カフェをした後は、再びサン・マルコ広場を堪能。


今でも鳴り続けている時計塔。これも相当古いらしい。
案の定、だいぶ人が増えてきていた。
というか既にカーニバルムードが漂っている。
世界三大カーニバルに数えられるここヴェネチアのカーニバル。
さて、全然これを狙ったわけじゃなくたまたま時期が被っていて、まさか見られるとは思ってなかったけれど
せっかくなので楽しむことにする!
というわけで写真を撮らせてもらった。お願いしたらみんな快くOKしてくれる。(というか撮られたがっている)

移動大変そう()

普通に歩いてくるから焦る。絵になる。

装飾凝りすぎ問題

ひときわ目立っていたのがこちら。
もはや大道芸の域。

なんかこんなキャラ、漫画で見たことあるような・・・・。

まさに仮面舞踏会、って感じだ。

これまた渋いおふたがた。ご夫婦らしい。

閣下かな?(違

手まねき怖いよ!
せっかくなので大鐘楼に登ることに!
確か一人8ユーロだったかな。
エレベーターが設置されていて、一瞬で上まで登ることができる。

ヴェネチアは教会よりも高い建物を作ってはいけない決まりがあるから、もちろん、ヴェネチアで一番高い場所になる。
そこからの景色がこちら。

美しい・・・・。
まさに水の都、道を歩いている時とはまた違った光景。
商店とかが見えなくなって、まさに中世ヴェネチアの光景って、こんな感じだったんだろうか・・・・。
それにしても絶好の天気で本当に良かった。
海外旅、ということで天気に合わせて日程を変更するのも難しかったから
雨なら仕様がないなー・・・・・と覚悟をしていたけれど、杞憂に終わった。
少なくとも、たとえ他の場所で雨が降ろうとも!ここヴェネチアだけは晴れていて欲しかったもの。
本当に良かった・・・・・・
四方で景色が結構変わるのが面白い。

北になるかな。真下にはサン・マルコ広場。

こちらはサンマルコ寺院方面。左奥にはマルコポーロ空港があるはず。

アドリア海。空と海の蒼さときたら・・・・・!

左奥からグランドカナルの入り口(出口?)

遠くに見えるのが泊まっているリド島。こうしてみるとやっぱり近いなあ。
一通り満喫して降りたあとは、再び散策開始。
と言ってももう朝からだいぶ歩いたし、ここはちょっと変化を求めて違う島に行ってみることに。
向かうはムラーノ島。
ヴェネチアングラスの名産地で、今でもマエストロ(職人)が昔から続く製法でグラスを作り続けているらしい。
それを見てみたい。
というわけで、ヴァポレット乗り場に向かう。
グランドカナルから乗るとちょっと遠まわりっぽかったので、F.te.Noveという船着場までは歩くことに。
そこからだとムラーノ島へは対岸に渡るくらいの距離で行くことはできる。

方向感覚狂っちゃう。

雑。

カーニバルの跡。

看板がひっそりしすぎて見落としてしまいそう。

生活感。

一体どんな生活なんだろう。一ヶ月だけでいいから暮らしてみたい、と思う。
さて、無事にヴァポレット乗り場に到着して、ムラート島行きの船に乗ることができた。
10分くらいで到着したかな。
地元民っぽい方々に続いて船を降りる。
一つ島が違うだけで随分と雰囲気が変わっていた。
続く。
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