【サドルバッグ】apidura アピデュラ使ってみての感想 【バイクパッキング】
自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, バイクパッキング, キャンプツーリング, グラベルライド, ノウハウ,
前回のバイクパッキングの記事を掲載して以来、めちゃくちゃ問い合わせが多かったので満を持して紹介。
apiduraのサドルバッグ。

これがなければ始まらなかった。
apiduraのサドルバッグ。

これがなければ始まらなかった。
バッグについては他の記事でも詳しく書いたことがある。
以下抜粋。
■サドルバッグ
スポーツ自転車を始めたばかりの人がまず最初に買う自転車バッグだと思います。
つまりそれだけ使いやすいということです。
何より装着方法が簡単で、自転車による制約がほとんどないその汎用性の高さ、気軽が魅力的。
10秒もあればぱっと取り付けられる。
収納能力も商品によって様々で、パンク修理キットだけでいっぱいになってしまうものから
一泊二日程度の荷物をすべて収納できるものまである。
どんだけ積むねん、って突っ込みたくなるくらい容量が大きいものもあります。
さすがに自転車の重心が崩れてしまって走りに影響が出そうな気もしますが、本人が良いなら良いんでしょう。
実際にダンシングなんかにはモロに影響が出ます。
よくサドル(シートポスト)を変えたらダンシングが楽になった!なんて聞きますが、
せいぜい数十グラム軽くなっただけ。それなのに実感するってことは、
サドルバッグ付けて荷物詰め込んだ日には、影響が出ない訳がありません。
かくいう私もツーリングにはよくよくサドルバッグを活用していますが、多少重く感じることはあり。
けれども、使い勝手が良いからやめられない。
結局のところそういったトレードオフで考えないと、自転車に荷物なんて載せられない。
本来、ロードバイクには、何もつけないのが一番良いですしおすし。
だいたい書いてるとおり。
サドルバッグの汎用性の高さ
身にまとわない自由さ、軽快さ
魅力が詰まっている。
今回導入したapiduraのサドルバッグはいわゆる「大容量サドルバッグ」の決定版とも言えるもので
実際に能登半島ツーリングでもその真価をいかんなく発揮してくれた。
まずはスペック紹介。

私が使っているのはレギュラーサイズ。
他にミディアムサイズ、コンパクトがあるようだけれど、その辺りを買うくらいなら他メーカーのバッグあるいは
トップチューブバッグとの組み合わせで事足りるということで、思い切ってレギュラーを購入。
これは正解だったと思う。
容量:17.5L
重量:400g
シートポストの突出し8cm以上、タイヤとシートレールの間に22cmが必要
価格:17399円(税込)
一応、それなりのサイズがあるということで、自転車側にもある程度の制約が求められる。
この数値をクリアできないのなら、ワンサイズ小さい物を選ぶか、他の方法を考えるべきということ。
実際の収容力はこちら

これだけの荷物が

こうなる
これだけでもこのバッグの能力が伝わるんじゃなかろうか。
とにかくたくさん入る。どんどん入る。さしずめサドルブラックホール。

構造はめちゃくちゃ単純で、内部も袋状になっているだけ。
言うなれば巾着。
オルトリーブ等のロールアップタイプのリュックと同じ発想とも言える。

この状態だと鞄に見えないこともないw
自転車への固定方法もいたってシンプル。


マジックテープでシートポストと
ストラップでサドルレールと固定するだけ。
慣れれば1〜2分もあれば脱着することが出来る。

上部にはワイヤー状の荷物留め、ドローコードが。
これもなかなか便利で、ちょっとしたアイテム、例えばサコッシュや着替えなんかを結んでおくことが出来る。

後部にはライト取り付け用の留め具付き。
シートポストが使えないからね。これは大事。
以下は実際に装着して1泊2日のキャンプツーリングに行った感想。
まず走り始めは、何も着けていない状態と比べるとさすがに重さを感じる。
そりゃ重量物を携えているのだから当たり前。
どんなバッグでも同じことが言える。
思うのはやや固定力が甘いということ。
それも左右方向に。
真っすぐ走っている分には何も問題ない。
ダンシングするとお尻がフリフリふられる。
後ろを見てみると実際にサドルバッグ全体が左右にふらふらしていた。これにはまいった。

オルトリーブのサドルバッグを長年愛用している私としては、この現象は初めてだった。
たしかにアタッチメントでカチッと留めている訳ではなく、あくまでストラップで固定しているだけだ。
いくら締め上げても、シートポストとバッグの接点によっぽど滑りにくい「何か」がない限りは、左右方向に力を加えれば揺れる。
ただこの問題については多分、自作で解決できると思われる。
シリコン的なの、ゴム的なのをうまいこと挟んだり付けたりすれば多分、解決する。
できれば最初から対策がされていてほしいけれど・・・・・
欠点終わり。
その他はもう最高だった。

とにかく収容力が素晴らしい。
お土産が多少増えようが、着ているジャージが邪魔になろうが、全部ここに突っ込めばいい。
パッキングが多少雑でも許容してくれる、構造がシンプルだから。
ツーリング中はいつも丁寧に作業が出来る訳じゃないから、シンプルイズベストであることは間違いない。

荷物に応じてサイズが変えられるから、最小公約数的な使い方が出来るのも良い。
ロードバイク本来の軽量性を損なうことなく、身軽に走ることが出来る。
バイクパッキング。
キャンプツーリング等で常識だったキャリアやパニアバッグを使用することなく、
フレームバッグやサドルバッグといった汎用性の高いバッグを自由に組み合わせることで、
軽量かつコンパクトなスタイルで連泊旅を実現する次世代型ツーリングスタイル。
個人的にもその火付け役とも言えるアピデュラのサドルバッグ
取り扱いはオルタナティブバイシクルズさん。
ちなみにサドルバッグ以外にもフレームバッグやトップチューブバッグ、フロントバッグなんかもあって・・・・

フル装備するとこんな感じ。
これだけあったら2週間くらいは余裕で旅をすることができそう。
さて、最後に。
バッグに求める性能は様々ですが、忘れてはいけないのが
「何を持っていくかが重要でバッグはそれを運ぶためのケースにすぎない」
ということです。
つまりパッキングとは初めに「荷物ありき」でなくてはならない。
これは他の記事でも書きましたが、必ずしもパニアバッグや大型サドルバッグが良いとは限らないのです。
バイクパッキングスタイルは外見に惑わされがちですが、中身が何なのかがもっと注目されても良いと思うくらいです。
もしバッグありきのパッキングをしているのであれば、いろいろと見直す点があるかもしれません。
何を急に、と思われるかもしれませんが、これは私の経験則として重要なことなのです。
バイクの制約が全くなくなるこれらのパッキングバッグ。
今後のツーリングで大活躍の予感しかない。
自転車,
写真,
機材紹介,
ロングライド,
バイクパッキング,
キャンプツーリング,
グラベルライド,
ノウハウ,
以下抜粋。
■サドルバッグ
スポーツ自転車を始めたばかりの人がまず最初に買う自転車バッグだと思います。
つまりそれだけ使いやすいということです。
何より装着方法が簡単で、自転車による制約がほとんどないその汎用性の高さ、気軽が魅力的。
10秒もあればぱっと取り付けられる。
収納能力も商品によって様々で、パンク修理キットだけでいっぱいになってしまうものから
一泊二日程度の荷物をすべて収納できるものまである。
どんだけ積むねん、って突っ込みたくなるくらい容量が大きいものもあります。
さすがに自転車の重心が崩れてしまって走りに影響が出そうな気もしますが、本人が良いなら良いんでしょう。
実際にダンシングなんかにはモロに影響が出ます。
よくサドル(シートポスト)を変えたらダンシングが楽になった!なんて聞きますが、
せいぜい数十グラム軽くなっただけ。それなのに実感するってことは、
サドルバッグ付けて荷物詰め込んだ日には、影響が出ない訳がありません。
かくいう私もツーリングにはよくよくサドルバッグを活用していますが、多少重く感じることはあり。
けれども、使い勝手が良いからやめられない。
結局のところそういったトレードオフで考えないと、自転車に荷物なんて載せられない。
本来、ロードバイクには、何もつけないのが一番良いですしおすし。
だいたい書いてるとおり。
サドルバッグの汎用性の高さ
身にまとわない自由さ、軽快さ
魅力が詰まっている。
今回導入したapiduraのサドルバッグはいわゆる「大容量サドルバッグ」の決定版とも言えるもので
実際に能登半島ツーリングでもその真価をいかんなく発揮してくれた。
まずはスペック紹介。

私が使っているのはレギュラーサイズ。
他にミディアムサイズ、コンパクトがあるようだけれど、その辺りを買うくらいなら他メーカーのバッグあるいは
トップチューブバッグとの組み合わせで事足りるということで、思い切ってレギュラーを購入。
これは正解だったと思う。
容量:17.5L
重量:400g
シートポストの突出し8cm以上、タイヤとシートレールの間に22cmが必要
価格:17399円(税込)
一応、それなりのサイズがあるということで、自転車側にもある程度の制約が求められる。
この数値をクリアできないのなら、ワンサイズ小さい物を選ぶか、他の方法を考えるべきということ。
実際の収容力はこちら

これだけの荷物が

こうなる
これだけでもこのバッグの能力が伝わるんじゃなかろうか。
とにかくたくさん入る。どんどん入る。さしずめサドルブラックホール。

構造はめちゃくちゃ単純で、内部も袋状になっているだけ。
言うなれば巾着。
オルトリーブ等のロールアップタイプのリュックと同じ発想とも言える。

この状態だと鞄に見えないこともないw
自転車への固定方法もいたってシンプル。


マジックテープでシートポストと
ストラップでサドルレールと固定するだけ。
慣れれば1〜2分もあれば脱着することが出来る。

上部にはワイヤー状の荷物留め、ドローコードが。
これもなかなか便利で、ちょっとしたアイテム、例えばサコッシュや着替えなんかを結んでおくことが出来る。

後部にはライト取り付け用の留め具付き。
シートポストが使えないからね。これは大事。
以下は実際に装着して1泊2日のキャンプツーリングに行った感想。
まず走り始めは、何も着けていない状態と比べるとさすがに重さを感じる。
そりゃ重量物を携えているのだから当たり前。
どんなバッグでも同じことが言える。
思うのはやや固定力が甘いということ。
それも左右方向に。
真っすぐ走っている分には何も問題ない。
ダンシングするとお尻がフリフリふられる。
後ろを見てみると実際にサドルバッグ全体が左右にふらふらしていた。これにはまいった。

オルトリーブのサドルバッグを長年愛用している私としては、この現象は初めてだった。
たしかにアタッチメントでカチッと留めている訳ではなく、あくまでストラップで固定しているだけだ。
いくら締め上げても、シートポストとバッグの接点によっぽど滑りにくい「何か」がない限りは、左右方向に力を加えれば揺れる。
ただこの問題については多分、自作で解決できると思われる。
シリコン的なの、ゴム的なのをうまいこと挟んだり付けたりすれば多分、解決する。
できれば最初から対策がされていてほしいけれど・・・・・
欠点終わり。
その他はもう最高だった。

とにかく収容力が素晴らしい。
お土産が多少増えようが、着ているジャージが邪魔になろうが、全部ここに突っ込めばいい。
パッキングが多少雑でも許容してくれる、構造がシンプルだから。
ツーリング中はいつも丁寧に作業が出来る訳じゃないから、シンプルイズベストであることは間違いない。

荷物に応じてサイズが変えられるから、最小公約数的な使い方が出来るのも良い。
ロードバイク本来の軽量性を損なうことなく、身軽に走ることが出来る。
バイクパッキング。
キャンプツーリング等で常識だったキャリアやパニアバッグを使用することなく、
フレームバッグやサドルバッグといった汎用性の高いバッグを自由に組み合わせることで、
軽量かつコンパクトなスタイルで連泊旅を実現する次世代型ツーリングスタイル。
個人的にもその火付け役とも言えるアピデュラのサドルバッグ
取り扱いはオルタナティブバイシクルズさん。
ちなみにサドルバッグ以外にもフレームバッグやトップチューブバッグ、フロントバッグなんかもあって・・・・

フル装備するとこんな感じ。
これだけあったら2週間くらいは余裕で旅をすることができそう。
さて、最後に。
バッグに求める性能は様々ですが、忘れてはいけないのが
「何を持っていくかが重要でバッグはそれを運ぶためのケースにすぎない」
ということです。
つまりパッキングとは初めに「荷物ありき」でなくてはならない。
これは他の記事でも書きましたが、必ずしもパニアバッグや大型サドルバッグが良いとは限らないのです。
バイクパッキングスタイルは外見に惑わされがちですが、中身が何なのかがもっと注目されても良いと思うくらいです。
もしバッグありきのパッキングをしているのであれば、いろいろと見直す点があるかもしれません。
何を急に、と思われるかもしれませんが、これは私の経験則として重要なことなのです。
バイクの制約が全くなくなるこれらのパッキングバッグ。
今後のツーリングで大活躍の予感しかない。
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