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【クロモリオーダー作成記 壱】吹田 自転車工房ecoへ。

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介, ノウハウ, TADA車, クロモリ,
今までの自転車遍歴は

・LOUIS GARNEAU ルイガノ LGS-CT アルミシクロクロス車ベースのツーリング車
・FELT フェルトF5(2010)
・FELT フェルトF1SL(2009)
・ORiBIKE オリバイクM10 折り畳み車
・COLNAGO コルナゴC50(2003)
・VENTANA MTB
・ANCHOR アンカー RCP(1999)
・FELT フェルトF1(2008)

さて、偏ってはいるものの、色々なバイクに乗って思うところが蓄積されてきた。

「自分にとって理想のロードフレームってなんだろう」


考えた。

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選ばれたのは、クロモリオーダーフレームでした。
もちろん、当ブログにも何回も登場している歴戦のバイク

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FELT F1SL 2009GARMIN

このバイクとのシンクロ率、すんばらしい'`,、('∀`) '`,、
バイクが優れている、っていうのもあるけれど
どちらかというと身体の方が調教された感じ。
4〜500km程度ならすっと走ることが出来る。


不満はないけれど、心配な部分もあってそろそろ寿命じゃないかなーと。
現在の総走行距離が67,890km。
さすがにそろそろヘタってきたというか。
たぶん、内部で、たとえばBBだとかヘッドチューブ、あるいはステーのどこかで
内部剥離が起こっていてもおかしくない。


そういう心配もあって、次のフレーム探し!!!
をしていたのだけれど、どうも市場のバイクを見ていても、
カッコいいな、乗ってみたいな、
と思うものがなかなかない・・・・

うん、なんというか、見ていても
「あーたぶんアレ系の乗り味だろうなー」
だとか
「コレ乗ってる人結構いるからいいんだろうけど、無難すぎる」
だとか
「とりあえず新しいだけでしょ」
と、思ってしまうようになった。


価値としての“新しい”はいずれ古くなることが手にした瞬間から決まっている。



そんな私の愚痴愚痴したあれこれを解決してくれるものは!


選ばれたのは、クロモリオーダーフレームでした(綾鷹風)




善は急げ、ということでもなくって
実はずっと前から気になってはいた。
知り合いに何人かクロモリオーダーフレームに乗っている人がいて
たまに乗せてもらっては、それが持つ道具としての魅力に惹かれていった。

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その代表格が、こちら。
フォロワーの楓さんの駆るクロモリオーダーフレーム。

手がけるのは大阪は吹田にあるショップ“自転車工房eco”
ブランド名は“TADA”

いくつかクロモリオーダーをしているショップはあるのだけれど
せっかくだから縁のあるところで頼みたい。


とは言っても、どういう手順でオーダーしていっていいのかもよくわからない。
調べてもあまり出てこないし。(゚´^ω^`゚)。゚


前書きが長くなったけど、
オーダーの第一歩である今回の工房訪問から、
いつか完成するその時までの過程を、
記事にしていこうというのが本シリーズの試み!!


とある、平日昼下がり。
ポタリングがてら大阪は吹田市にある自転車工房ecoへ。
HPはこちら

HPからも飛べるギャラリーは一見の価値あり。
実はここのバイクを眺めながらどんなバイクにしようかなあと妄想した。捗った。


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住宅街のいっかくにひっそりと軒を構える感じは「THE街の自転車屋さん」


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実はここの店主さんとは過去にシクロジャンブルでお会いしたことがあったり。
Twitter名で自己紹介をすると
「ああ、つむりさんですか」
と納得されてしまったあたり便利なような複雑なような・・・・。

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店主の唯さん!
そう、フレームのTADAは、唯さんのお名前から。なるほど。

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店内はところせましとフレームが。
もちろんすべて手作りフレーム。それだけでもとても魅力的だ。

ご好意で工房も見学させてもらうことに!
というかこんな距離で作成現場を見られるってそれだけでテンション上がるぞおい。


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妖艶な輝き。


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塗装前のフレーム。これはこれで味がある。


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ここで自分のフレームが作られていくと妄想すると・・・・!



オーダーの仕方は色々ある。


これは唯さんと話しながら分かったことだけれど
例えば完全なお任せだったり
ジオメトリーだけを指定したり
特定のこだわりポイントだけを伝えたり
フレーム各部の数値を完全したり。

身長、体重、乗り方、使い方・・・・
そういった人によってバラバラな要求をカタチにしていく作業。


で、こういった話をあーでもないこーでもないとしているうちに
作りたいイメージが湧いてきた。
そしてそのイメージを具現化する方法も分かってきた。


こうしてビルダーさんと話をしながらオーダーできるのってめちゃくちゃ有り難い。

「実際に面と向かって話をして、その人がどんな乗り方をするのか、どんな体型なのか
分かった上でフレームを作るのとそうじゃないのとでは、出来上がるものが全然違ってくる」

というのは唯さんのコトバ。なるほどなあ。
自転車ってばどこまでいってもアナログな乗り物なんだ。


合間合間にTADAフレームを乗せてもらう。
これがまた、面白い。

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試乗車。
これはサイズが合わずということで乗ってはいないけれど、見た目の美しさよ。
550サイズってやっぱり自転車が一番美しくみえるサイズだ!
このサイズで作ることはないけれど。

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いいロゴだ。

続いてはこちらの小径車。
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UCI規定ルールなにそれ美味しいの状態。
実際乗った感じはこう後ろからの突き上げがなんともwww

でもここで一工夫
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BD-1等についているサスペンションを真似て自作したそうな。


なんでもあり状態だけれど
もちろん正統派もあり!

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ツーリング車。いいね。夢が詰まってる。
荷台つき自転車はロマン。

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工夫のひとつひとつに説明してくれた。
うーん、いつかオーダーしてみたいぞツーリング車。


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荷台もオリジナルのものを作成してくれるっていう。
なるほど、アイデア次第でいくらでも好きな仕様にできるということだ。
カメラの三脚ホルダーとかつけちゃったら面白いかもしれない。
待てよ、台座とかもつけ放題・・・・?


はたまたこんな遊び心満載の自転車も
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灯油缶自転車'`,、('∀`) '`,、

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パイプの長さ的にこれ以上長くはできないとのこと。
いいなあロングホイールトラッカー。
荷物積載量的にはこうリカンベント的な感じかしら。
小径のロングホイールベース車で日本一周とかしている人もいるし、ありかもしれない。


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こちらは超正統派ロードレーサー。
乗らしてもらったけれど、やっぱり安定していいなあと思える。
特にクロモリフォークってやっぱり下りの安心感がすごい。
速度だとか重量だとか、そんな数字なんて気にしてくていいんだよ、って語りかけてくれる。

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塗装も思うのまま。鮮やかすなあ。


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こんなカラーリングもできるそうで。グラデーション。

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この日乗った中で一番平和な自転車っていうね。

色々乗ってもやっぱり全部違う。
創意工夫が見られる。


番外編、BMX

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楽しそうである。



色々ふまえた上で、私のオーダーはざっくり言うと

「高速ツーリング仕様」

ジオメトリーはFELTとCOLNAGOをミックスさせつつ、細部を修正。
した結果、割と素直なロードレーサーになる予感。

乗り味はロングライド向けフレームによくあるしなりを活かすだとかコンフォートだというよりは
レースバイクに近づけたい。

そうはいってもパイプ径だとか曲げ方だとかその辺りは未定。
おいおい決めてくとしよう。


今回はまだ相談段階。
いちお、大まかなジオメトリーはその場で決定。

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本制作はまだかかるけれど。
今から楽しみで仕方ない。

つづく。
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