ちょっと自転車で大阪から白川郷行ってきた 前編
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12時きっかりに自宅を出発した。
目指すは岐阜県、白川郷!!
旅の始まり、という実感が何故かあまりなかった。
そう、気分的にはちょっとそのあたり走ってくる、的な。
あまりにも急に出発を決めたせいかもしれない。
いわゆる心の準備というかウォーミングアップができてない感じ。
走ればなんとかなるでしょ'`,、('∀`) '`,、

淀川サイクリングロードを北上する。
いつもは京都までのアクセス路しかないけれど、この日が違う。
ずっと先まで続いていることを意識せざるを得ない。
昼下がりということもあって気温はずいぶん高かった。
25℃くらいはあっただろうか・・・・
20km程強走ったところで国道1号線に合流し、横大路から伏見、六地蔵経由で
大津方面へ抜けることに。

ここはキャノンボールでも定番のコースかしらね。
京都市内回避ルート。
京都駅経由してたら結構なロスになるし、市内はやっぱり走りにくいしね!

ここで一回目のコンビに休憩。
距離は50km程。
ロングライドでは50km〜100kmに1回くらいの休憩が多いか。
ずいぶん幅があるのは、現実問題補給ポイントがあるかどうか・・・・で変わったり。
キャノンボールの時とかは100kmに1回の休憩だったりするけれど。

バナナmgmg

買い込んだ補給食はバッグの中へ。
これが便利なんだよなあ・・・・
基本的にもう最近は身体に身につけるのは財布、携帯のみで
その他は全部バッグに突っ込むことにしている。
やっぱり距離が伸びれば伸びる程、身体に身に付けた荷物(たとえそれがおにぎり程度の重さでも)による
負担ってのは結構大きい。
リスクヘッジの意味でも、なるべく身軽に。
山科で再び国道1号線に合流して、京都から滋賀県へ突入!

逢坂峠を越える。
自転車始めて間もない頃、自走で琵琶湖一周した時にもこの峠を越えた。
あの時は、なんてしんどい坂なんだと思った。
登っても登っても終わらない・・・・!と。
今じゃなんてことないただの坂。
うーん、慣れってこわいなあ・・・・と思いながらさくっとクリアー。
一気に下って、到着するは

琵琶湖!!(ドーン
相変わらず心躍る景観だ。
今まで何度も何度も目にしてきた場所。
オフ会・・・うっ。
いつもならここから一周!だけれど、今回はあくまで通過地点。
琵琶湖沿いを一気に北上、岐阜へのアクセス口である米原までひた走る。

滋賀県といったら田園風景。
つい先日、美味しい美味しい近江米を食べた身としてはこの景色にすら感謝を覚えるのだよ・・・!!。(゚´^ω^`゚)。゚
しばらくその景色を楽しんでいた物の、途中から急に強烈な逆風になってしまった。
そうなるともう景色を楽しみ余裕もややなくなってくる。
特に今回は400kmクラスのロングライドということで
体力は温存したい。
空気抵抗が増えすぎないかつ遅すぎないかつ疲れにくい速度で
自分のペースをマネジメントする。
本当はもう少し粘るつもりだったけれど、この逆風ゆえに早めにピットイン!

ビワイチで毎度おなじみの休憩地点、ローソン 近江八幡多賀店。
ここでの走行距離が80km。
時刻は15:45。まずまずのペース

かなりロングライドを意識してみた補給食。
最近のコンビにご飯は味が良くってとてもいい。ありがたやありがたや・・・・
しかも種類も豊富で、補給食として最適な組み合わせをいくらでも作ることが出来る。
それこそコンビニ飯=栄養が偏る、といった偏見はもはや過去の物といっていい。
がっつり目に補給したところで再スタート。


琵琶湖らしい景観の中を走る。逆風やめてくれ頼む( ´゚д゚`)
「これが追い風だったら・・・・・」
というのはサイクリストであれば誰しもが一度は思ったことがあるはず。
それはそうだ、単純に速度で言うと1.5倍〜2倍の差が生まれる。
つまり、到着時刻もそれと同じくらいの差が出るわけだ。
しかも体力的にも風向き一つで雲泥の差。
天気予報でもなかなか読むのが難しい要素だけに、私も今まで何度も苦しめられてきた。
おおよそ28km/h程度で巡航、彦根を越えたあたりで進路を東に変える。

関ヶ原のあたりを抜けるということでちょっとだけ山越え。
といっても100mアップくらい。

ふと目をやれば伊吹山。
初夏の季節ということでまた登らないと・・・・・!
高山植物が豊富で、頂上からの景色は圧巻。遠く御岳山くらいまでなら見えることもあるらしい。
17時を少し回ったくらい、ということで日差しがだいぶ傾いてきた。


旧五街道のひとつ、中山道を走る。
昔の人は江戸までこの道を歩いて行ったのだと思うと頭が上がらない。
思えば今でこそ私は全国を自転車で回れているけれど、これが例えば数百年前だったら、歩くしかなかったんだよなあ・・・・
生まれる時代が違えば、見られる景色もずいぶん変わるということ。
岐阜に入ったあたりで、もうだいぶ暗くなってきた。

国道21号線を走る。
なんというか高速みたいに車がビュンビュン飛ばすから、早めにライトを点灯。
伊勢湾岸道を彷彿とさせるぜ・・・・
こわいこわい


見たこと無いネカフェを見るとつい反応しちゃうクラスタです。
国道21号はやく走り抜けたいということでこっちもペースアップ。
35〜40km/hで岐阜駅まで一気に走り抜く。
そして到着岐阜駅!

ここまでで走行距離170km、出発してから7時間が経過していた。
「4時間100kmの法則」に限りなく近いペースで走ることが出来た。
うん、いい感じ。全然、疲れも無い。ただ、お腹が空いていた。
ここでフォロワーさんと合流

あひるさん!
岐阜駅を通るということで駆けつけてきて下さった。
「あひる商店」の代表者であり、自転車のイラストを使ったカレンダーや、オリジナルのジャージを作成してらっしゃるサブカル派自転車乗りさん。
知り合ってからなんだかんだで4年くらい経ってる気がするぞい。

そして何故か車で拉致られる私'`,、('∀`) '`,、

なぜか岐阜市内を車で移動する私'`,、('∀`) '`,、
そしていただくのはラーメン!@弾

うまああああああああああ

チャーシューマヨ丼
うまああああああああああ
いやね、実際には完食するまでほぼ黙りっぱなしでした。
あひるさん「美味しいご飯の前では言葉はいらない。」
私「(コクコク)(ズズズー)」
お店を出たところでさらにフォロワーが合流!

ポチ君!
半月クラスタであり、私が譲ったFELT F5を駆る自転車クラスタでもある彼。
イラストがものすごい、素敵、ハマれば確実に好きになる人多いと思う。
一見の価値あり。
しばし自転車談義に花を咲かせる。
終始、私のF1のツーリングバイクっぽくなさについて、だった気がする'`,、('∀`) '`,、
ここであひるさんとお別れ。
ポチ君とも数キロ一緒に走ったところでお別れ。
さて、再び一人旅。再開だ。
現時点で走行距離は180km、時刻は21時15分。
白川郷まで残り130km。
あれ・・・?
めっちゃ余裕あるんじゃねこれ・・・?
余裕をもってゆっくり走ったとしても6時間あれば着く。
ということが単純計算しても3時半頃には白川郷に・・・・?
ちょっと早すぎる。
まだ明るくなってすらいないじゃないか。
まあ、余裕があるのはいいこと。
とりあえず、暗闇の山越えスタートだ!

国道156号線を北上する。
標高830m程度までじわじわと登りつづける感じ。
ゆっくり長良川沿いを走る。
川沿いであり山沿いの道でアリ、とても景観が良い ※暗くて何も見えない
このままゆっくり走っていれば白川郷に着く。
なんの問題もない。

ナイトモードに。
けれどトラブル発生。
2時間ちょっと走ったあたりで突然、雨が降り出した。
おおう、まじか。
たまらずたまたまあった近くのコンビニに避難。
しかも結構降ってる。
うーん、どうしようか。
行く足が止まった。
雨宿りするにももう少しましなところで、せっかくならこの時間を利用して仮眠でもしたい。
ちょっとした期待を込めて、最寄り駅を検索してみると群上八幡駅という駅があることが分かった。
距離にして1km。よし、向かおう。
雨降る中、駅に到着した。


なんだこのロイヤルスイートルームは!???!
まさかこんな素敵駅に出会えるなんて・・・・
ベッドと布団がこんなにあるなんて!(違)
ベンチと屋根さえあればラッキーと思っていたのに、まさかこんなに充実しているとは・・・・
めちゃくちゃ運が良い、と感じた。
雨宿りと仮眠を同時に取ることが出来る!
こういう偶然にあやかることができるのもツーリングの魅力。
本当にどうしようもないときでも不思議と何か救いがあったりするから不思議。
単純に無意識的にそれを求めて行動しているのかもしれないけれど。

なるほどオタクアイテムもあるじゃねーの
気象庁の雨雲レーダーを見てみると、ちょうど上空を雨雲が通過しているようだった。
このレーダーの精度がめちゃくちゃ良くって、ツーリングでは頼りにしている。
調べてみるとどうやら2時間くらいで止むもよう。
なるほど、つまり「2時間仮眠しなさい」という天啓・・・・!(違)
そう、思うことにした。

座布団を集めて、簡易の寝床を作成する。
うん、贅沢だ。
チャンスとばかりにモバイルバッテリーでiPhoneとGARMINを充電する。
そして目覚ましを2時間後にセットして
仮眠。

続く。
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