【北海道自転車旅】1日目 試される大地への切符【大阪〜舞鶴】
自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, バイクパッキング, キャンプツーリング, 北海道, テント, 近畿,
2010年7月21日 8:00
いよいよ出発の刻が来た。
テンションマックスかと思いきや意外と冷静な私。
忘れ物は無いか、ルートは大丈夫か、無事に帰って来れるのか・・・・
そして・・・どんな景色、どんな体験が待っているんだろうか・・・
初めて行く北海道とは・・・・どんなところなんだろうか・・・
初めての長期ツーリング。
不安と期待を胸いっぱいに、大阪の自宅を出発した。

いよいよ出発の刻が来た。
テンションマックスかと思いきや意外と冷静な私。
忘れ物は無いか、ルートは大丈夫か、無事に帰って来れるのか・・・・
そして・・・どんな景色、どんな体験が待っているんだろうか・・・
初めて行く北海道とは・・・・どんなところなんだろうか・・・
初めての長期ツーリング。
不安と期待を胸いっぱいに、大阪の自宅を出発した。

今回の旅のメインの目的は「北海道を満喫する」だったから北海道まで自走なんてことはせず
小樽港までフェリーでワープすることにした。
大阪から北海道へフェリーとなると自ずと新日本海フェリーを利用することになるが、本州側と北海道側それぞれに2つの港が存在しておりこの組み合わせで多少旅の日程が異なってくる。
本州側は【舞鶴港】と【敦賀港】
北海道側は【小樽港】と【苫小牧港】
私は上陸したらまずは最北端を目指すつもりだったのでより北に位置する小樽港着のフェリーにした
(今思えば苫小牧から反時計回りに北海道を回っても良かった気もする)
本州側は大阪から近いということで舞鶴港に決定。
(ゆっくり琵琶湖畔を眺めながら北上して敦賀港から乗船しても良いと思う。)
ちなみに舞鶴発のフェリーは出港時刻が0:30、小樽港到着20:30なので出発の際は日付に要注意!!
仮に10日出港だとしたら9日の内に港に到着しておく必要がある。

というわけでいざ舞鶴港へ!!
キャンピングフル装備で大阪市内を北上する。
こんな重装備でこの町を走ることになるなんて思ってもいなかった。



176号線、173号線と乗り継いで行く。
季節は夏、じりじりと太陽に焼かれる感覚、この暑さも明日に感じることが出来ない。
まだまだ旅立った実感が無い。
そう、ただのお出かけのような感覚。。
道中、一庫ダムを通り過ぎる。

思わず飛び込んでしまいたい暑さ
大阪〜舞鶴で懸念すべきはやはり坂だろうか。
軽装のロードバイクならなんてことないかもしれないけどフル装備のツーリング車だとややしんどいかもしれない。
最高到達点ははらがたわ峠、天王峠の550m程度なんだけれど。
しかし初日も初日、まだ脚も眠っている状態だし、なかなかくる。
実際私もかなりへばった(34度近い酷暑だったというのは言い訳になるだろうか・・・。(゚´^ω^`゚)。゚



出発日から晴れてくれて良かった。
雨だとどうしたって残念な感じになるからね!!
そうはいっても本番、北海道で晴れてくれなきゃ意味が無いけれど。
汗をぬぐいながらひた走る。
コンビニで2リットルの水を買って、半分は身体を冷やす用、半分は飲む用としていた。

徐々に重装備の漕ぎ方も分かってきた。
ダンシングしてもバイクは揺れない。自分が揺れるだけ。
加速は期待してはいけない。慣性で進むイメージ。
一度速度に乗ってしまえば、維持することにのみ専念すればいい。
さすれば、意外と、遅くない。

!?


ちょっと寄り道してみたり。
途中、並走する車の助手席の兄ちゃんから声をかけられる。
「どっから来たの!?」
「大阪・・・というかこれから北海道に行くところです」
「うおおおおおお頑張れええええええええええええ!」
そういって目一杯、手を振ってくれた。
すごく単純だけれど、それだけでものすごいテンションが上がった。
はやく、北海道へ!!
フェリーの時刻以上、はやくなり得ないのに、ついペダルを回す脚に力が入る。

どきっとした。
「北海道」という文字が、この旅で、初めて目に入ってきた。
本当に行くんだ・・・・
そう、実感し始めた。

舞鶴市内に到着したのが17:30頃。
フェリー出港までまだ6時間もあるけれど、まあまあ余裕をもった行動大事。
市内をうろうろ。

ランランルー奴



さすが舞鶴鎮守府。
当時、艦これなんてものは当然なかった。

フェリー乗り場に到着。
乗船手続きを済ませて、しばし仮眠をとることに。
どうせ出航したらたっぷり眠れるんだけれどね。
そしてここで舞鶴名物、ホモおじさんに遭遇。
噂通り、家に誘われたけれど、きっぱりお断り。
初日から変なトラブルはごめんだ。
(気になる人は検索検索!)

フェリー料金は私の場合は
大人1人(学割で2割引)+自転車=\9,900だった。
めちゃくちゃ安い。これっぽっちで北海道、小樽まで行けるのだから。
フェリー代は二つの要素で大きく異なってくる。
時期と客室等級。
フェリー会社は長期休暇などの繁忙期はしっかり値段をあげてくる。
大体はA~Cの三期間に分けて料金に差をつけている。
1日違うだけで数千円違ってくるので、融通が効くなら是非安い時期に乗船したい。
またフェリーほど階層の差がはっきり出る乗り物は無いと思う。
予約時から何等ですか?と、自分の財力を思い知らされるのだ・・・!
私は勿論、毎回一番安い二等客室にしている。(゚´^ω^`゚)。゚
神経質な人は知らないけれど、別に雑魚寝でもたいしたことは無い。
これからテント泊するような人間はまず気にしないはず。
0時。
そんなこんなで乗船時間に。

圧倒的バイク数
なんだなんだオートバイ多すぎるぞ。
自転車が全然いないじゃないか!!

と思ったらお一人だけいらっしゃった。
なんだろう、バイクの数が半端ない。1:20くらいの割合。
さすがツーリングの聖地である。



お決まりのフェリー内散策。
と、言っても当時の私はこれが2回目のフェリーであって(1回目はジャンボフェリー)
やはりテンション上がりっぱなし。
そうはいっても時刻はもう夜中の1時ということもあって、早々と雑魚寝シートに戻って就寝。
「明日には北海道だ」
そう思うとなかなか寝付けない・・・・
と思いきや、すぐに寝てしまった。
(私は割とどこでもいつでも眠れる性質)
旅が、動き出す。
つづく。

自転車,
写真,
機材紹介,
ロングライド,
バイクパッキング,
キャンプツーリング,
北海道,
テント,
近畿,
小樽港までフェリーでワープすることにした。
大阪から北海道へフェリーとなると自ずと新日本海フェリーを利用することになるが、本州側と北海道側それぞれに2つの港が存在しておりこの組み合わせで多少旅の日程が異なってくる。
本州側は【舞鶴港】と【敦賀港】
北海道側は【小樽港】と【苫小牧港】
私は上陸したらまずは最北端を目指すつもりだったのでより北に位置する小樽港着のフェリーにした
(今思えば苫小牧から反時計回りに北海道を回っても良かった気もする)
本州側は大阪から近いということで舞鶴港に決定。
(ゆっくり琵琶湖畔を眺めながら北上して敦賀港から乗船しても良いと思う。)
ちなみに舞鶴発のフェリーは出港時刻が0:30、小樽港到着20:30なので出発の際は日付に要注意!!
仮に10日出港だとしたら9日の内に港に到着しておく必要がある。

というわけでいざ舞鶴港へ!!
キャンピングフル装備で大阪市内を北上する。
こんな重装備でこの町を走ることになるなんて思ってもいなかった。



176号線、173号線と乗り継いで行く。
季節は夏、じりじりと太陽に焼かれる感覚、この暑さも明日に感じることが出来ない。
まだまだ旅立った実感が無い。
そう、ただのお出かけのような感覚。。
道中、一庫ダムを通り過ぎる。

思わず飛び込んでしまいたい暑さ
大阪〜舞鶴で懸念すべきはやはり坂だろうか。
軽装のロードバイクならなんてことないかもしれないけどフル装備のツーリング車だとややしんどいかもしれない。
最高到達点ははらがたわ峠、天王峠の550m程度なんだけれど。
しかし初日も初日、まだ脚も眠っている状態だし、なかなかくる。
実際私もかなりへばった(34度近い酷暑だったというのは言い訳になるだろうか・・・。(゚´^ω^`゚)。゚



出発日から晴れてくれて良かった。
雨だとどうしたって残念な感じになるからね!!
そうはいっても本番、北海道で晴れてくれなきゃ意味が無いけれど。
汗をぬぐいながらひた走る。
コンビニで2リットルの水を買って、半分は身体を冷やす用、半分は飲む用としていた。

徐々に重装備の漕ぎ方も分かってきた。
ダンシングしてもバイクは揺れない。自分が揺れるだけ。
加速は期待してはいけない。慣性で進むイメージ。
一度速度に乗ってしまえば、維持することにのみ専念すればいい。
さすれば、意外と、遅くない。

!?


ちょっと寄り道してみたり。
途中、並走する車の助手席の兄ちゃんから声をかけられる。
「どっから来たの!?」
「大阪・・・というかこれから北海道に行くところです」
「うおおおおおお頑張れええええええええええええ!」
そういって目一杯、手を振ってくれた。
すごく単純だけれど、それだけでものすごいテンションが上がった。
はやく、北海道へ!!
フェリーの時刻以上、はやくなり得ないのに、ついペダルを回す脚に力が入る。

どきっとした。
「北海道」という文字が、この旅で、初めて目に入ってきた。
本当に行くんだ・・・・
そう、実感し始めた。

舞鶴市内に到着したのが17:30頃。
フェリー出港までまだ6時間もあるけれど、まあまあ余裕をもった行動大事。
市内をうろうろ。

ランランルー奴



さすが舞鶴鎮守府。
当時、艦これなんてものは当然なかった。

フェリー乗り場に到着。
乗船手続きを済ませて、しばし仮眠をとることに。
どうせ出航したらたっぷり眠れるんだけれどね。
そしてここで舞鶴名物、ホモおじさんに遭遇。
噂通り、家に誘われたけれど、きっぱりお断り。
初日から変なトラブルはごめんだ。
(気になる人は検索検索!)

フェリー料金は私の場合は
大人1人(学割で2割引)+自転車=\9,900だった。
めちゃくちゃ安い。これっぽっちで北海道、小樽まで行けるのだから。
フェリー代は二つの要素で大きく異なってくる。
時期と客室等級。
フェリー会社は長期休暇などの繁忙期はしっかり値段をあげてくる。
大体はA~Cの三期間に分けて料金に差をつけている。
1日違うだけで数千円違ってくるので、融通が効くなら是非安い時期に乗船したい。
またフェリーほど階層の差がはっきり出る乗り物は無いと思う。
予約時から何等ですか?と、自分の財力を思い知らされるのだ・・・!
私は勿論、毎回一番安い二等客室にしている。(゚´^ω^`゚)。゚
神経質な人は知らないけれど、別に雑魚寝でもたいしたことは無い。
これからテント泊するような人間はまず気にしないはず。
0時。
そんなこんなで乗船時間に。

圧倒的バイク数
なんだなんだオートバイ多すぎるぞ。
自転車が全然いないじゃないか!!

と思ったらお一人だけいらっしゃった。
なんだろう、バイクの数が半端ない。1:20くらいの割合。
さすがツーリングの聖地である。



お決まりのフェリー内散策。
と、言っても当時の私はこれが2回目のフェリーであって(1回目はジャンボフェリー)
やはりテンション上がりっぱなし。
そうはいっても時刻はもう夜中の1時ということもあって、早々と雑魚寝シートに戻って就寝。
「明日には北海道だ」
そう思うとなかなか寝付けない・・・・
と思いきや、すぐに寝てしまった。
(私は割とどこでもいつでも眠れる性質)
旅が、動き出す。
つづく。
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