【発電・充電】SIVA CYCLE 『ATOM』インプレションレビュー【革新】
自転車, 機材紹介, ロングライド, アウトドア, バイクパッキング,
私はツーリングが好きだ。
と、まあ、何をいまさら、という感じかもしれませんが、
何をいまさら、と思ってもらえるくらいに、そういうイメージがついているおかげか
色んな人からお役立ちアイテムなんかを時折いただけるわけでして
なんともありがたいなあ、と思う訳です。
今回、提供して頂いたアイテムが特段、面白いので紹介!
提供者はツイッタ―のフォロワーであるところの、ふゆ君。
とても理論的に物事を分析するインテリ派の彼からの提供なだけに期待大。
ブツはSIVA CYCLEより発売されている「ATOM」

役割としては、いわゆる発電、充電装置である。
と、まあ、何をいまさら、という感じかもしれませんが、
何をいまさら、と思ってもらえるくらいに、そういうイメージがついているおかげか
色んな人からお役立ちアイテムなんかを時折いただけるわけでして
なんともありがたいなあ、と思う訳です。
今回、提供して頂いたアイテムが特段、面白いので紹介!
提供者はツイッタ―のフォロワーであるところの、ふゆ君。
とても理論的に物事を分析するインテリ派の彼からの提供なだけに期待大。
ブツはSIVA CYCLEより発売されている「ATOM」

役割としては、いわゆる発電、充電装置である。
siva cycle atom。
ダイナモ発電や、ハブダイナモ発電とは大きく異なるのが、その取付方法と発電、充電方式。
これはツーリングが主な私にとってはものすごいメリットに感じたので紹介。

iPhone5、GARMIN EDGE510と比較すると、こんな感じ。
まずまずコンパクトと言っていいと思う。
別に邪魔にはならない。

USB端子側。
素材がゴムっぽくて、ちょっと汚れがつきやすそう。

こんなところにもロゴマークが。かわいい。

ラバー部分。こいつが車輪にからみつく。

着脱できるようになっているのは消耗品だから??
割と簡単に外れる。工具もなにもいらない。

単純に凹と凸がかみ合っているだけの構造。
取付は、クイックレバーに金属プレートを通して、車輪を固定するだけ。
つまりクイックレバーの固定力を利用して、本体を固定している。



発電方式もいたって、シンプル。ただこのシンプルさに目を付けたのが一番の強みか。
同心円状に広がったラバーが後輪の反ドライブ側のフランジ、あるいはスポークと引っかかって、車輪の回転に追従してラバーがくるくる回転する。
で、ラバーの根元に発電装置が付いていて、回転力を電気に変える。

充電は本体から伸びたコードの先にあるUSB端子を利用する。
USB端子ってのがこれまた強味で、最近のあらゆるライト、サイコン、スマートフォンに対応することができる。
①後輪を外す
②「ATOM」本体穴にクイックレバーを通す
③後輪を装着する
④USB側本体をフレームに固定する
実際に取り付けてみても、1分くらいで完了。
一番時間かかったのはクイックのネジをくるくるするところくらいか。
スペックは下記のとおり。
・USB出力:5V@1A
・着脱式バッテリーパック:1650mAh Li-Ion
・最大発電力:7.5W
・重量:330g
・防水:国際基準IP-4取得
つい先日、代理店経由で日本にも入ってくるようになったらしい。
取り扱いはオルタナティブ バイシクルズ
価格は22,300円。
メリットだけではないので、記述。
まず防水規格がIP-4というのが不安。
正直、自転車に装着する部品としては脆弱かなー?という感じ。
ちなみに防水基準というのは0~8まで設けられていて、
0は防水なし、8は水没してもOK(完全密閉構造)
で、4っていうのはあらゆる方向からの水しぶきには耐えられますよーってくらい。
例えばツーリング中、がっつり雨の中走ることを考えるのなら、できれば5クラスは欲しかったところ。
なので雨天走行はおすすめしない。
小雨くらいなら大丈夫と思うけど、保証はできない。
あと、こういった発電もので一番気になるのが抵抗。
この製品も、なんだかんだで後輪の回転エネルギーを利用している訳だから、抵抗がないワケない。
というか、それなりに、ある。
具体的には、後輪を空転させた時に、割とすぐに回転が止まってしまう。
結構ショックだった。もう少し軽ければ言うことなかったのに・・・・。
ただし、空転時の回転の鈍さが、走行時の重さとイコールではないのも確か。
荷重がかかった状態では、まったく条件が異なるからね!!
これはシマノBBを思い浮かべれば分かる話で、空転時は重いものの、走ってる時はそうでもない。
で、実際に走ってみた。
体重55kg
身長173cm
使用バイク コルナゴC50
ホイール レイノルズアサルトクリンチャー
コンポ カンパニョーロ
バイク重量7.9kg
だいたい2時間弱で満充電することができたっぽい。
試しに充電0%のiPhoneを繋いでみると、4分27秒で、6%まで充電することが出来た。
その後、繋げっぱなしにしてて、気付いたら100%に。ちょっと感動。
ただし
「ちょっと重いやんけ」
ってなった。
うーん、これ構造上、もう少しラバーの「アタリ」を緩くしてもいいんでないかなあ。
もちろん車輪との相性もあると思う。フランジ径とか、おちょこ量、スポーク本数でフィーリングは変わってくるハズ。
というわけで、車輪を変えてテストしてみた。
取り付けの様子もせっかくのなので撮影。
取り付けの様子。
ロルフプリマとは相性が良いみたい。
レイノルズアサルトとは少し相性悪い・・・?
フランジ形状とおちょこ量の相性が悪いのか、ロルフプリマと比べても、少し圧迫気味で抵抗大きめ。
さあ、色々要素がありますが、どうでしょうか。
何と言っても自転車を選ばないのがイイ!
「ディスクブレーキじゃない」かつ「クイックレバーを採用」
つまりほとんどのロードバイクで使用することができる。
もちろん、バトンホイールやディスクホイールだと無理だけどね。
その汎用性たるや、何より重要だったりするし、これは評価したい。
使わない時はぱっと外せるのもありがたい。
私なりに今後使っていくとすれば、供給先はやっぱり前後ライト、サイクルコンピューター(GARMIN EDGE510)、スマートフォン、モバイルバッテリー、カメラだろうか。
こうしてみると、電子機器が増えたなあと思う。
それだけ電源の確保は重要と言うこと。
使用シーンは電源確保ができない長距離ツーリング。
逆に言えば、一日ロングライドだとか、短期のツーリングであれば、必要ナシ。
3泊程度であれば、最近のモバイルバッテリーなら、1つあれば十分だったりするしね。
でも夢は広がるもので、たとえばアクションカメラと繋ぎっぱなしにすれば、ずっと撮影することができるだろうし、
タブレットと繋げてUST配信しながら走ったり、情報収集をしながら走ることができるかもしれない。
キャノンボールや弾丸ツーリングで、大型バッテリーを搭載することなく、夜間を走り切ることができるかもしれない。
電動コンポーネントのバッテリー切れにおそれることがなくなるかもしれない。
仕事でスマホを使うメッセンジャーは自宅のコンセントが要らなくなるかもしれない。
そんな可能性を秘めたSIVA CYCLE「ATOM」
使い方次第では電源確保問題の解決に大いに貢献してくれると思う。
(ただもうちょっと防水性が高いかつホイールの形状に合わせてラバーを変えることができたりすると尚良い)
関連記事
SIVA CYCLE「ATOM」日本上陸! 自転車に乗って、電気を作ろう
代理店
オルタナティブ バイシクルズ
追記:ツイッターおよびブログにて製品テスト随時承っています。(訳:いろいろ試したいからいろいろ提供求む)
自転車,
機材紹介,
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バイクパッキング,
ダイナモ発電や、ハブダイナモ発電とは大きく異なるのが、その取付方法と発電、充電方式。
これはツーリングが主な私にとってはものすごいメリットに感じたので紹介。

iPhone5、GARMIN EDGE510と比較すると、こんな感じ。
まずまずコンパクトと言っていいと思う。
別に邪魔にはならない。

USB端子側。
素材がゴムっぽくて、ちょっと汚れがつきやすそう。

こんなところにもロゴマークが。かわいい。

ラバー部分。こいつが車輪にからみつく。

着脱できるようになっているのは消耗品だから??
割と簡単に外れる。工具もなにもいらない。

単純に凹と凸がかみ合っているだけの構造。
取付は、クイックレバーに金属プレートを通して、車輪を固定するだけ。
つまりクイックレバーの固定力を利用して、本体を固定している。



発電方式もいたって、シンプル。ただこのシンプルさに目を付けたのが一番の強みか。
同心円状に広がったラバーが後輪の反ドライブ側のフランジ、あるいはスポークと引っかかって、車輪の回転に追従してラバーがくるくる回転する。
で、ラバーの根元に発電装置が付いていて、回転力を電気に変える。

充電は本体から伸びたコードの先にあるUSB端子を利用する。
USB端子ってのがこれまた強味で、最近のあらゆるライト、サイコン、スマートフォンに対応することができる。
①後輪を外す
②「ATOM」本体穴にクイックレバーを通す
③後輪を装着する
④USB側本体をフレームに固定する
実際に取り付けてみても、1分くらいで完了。
一番時間かかったのはクイックのネジをくるくるするところくらいか。
スペックは下記のとおり。
・USB出力:5V@1A
・着脱式バッテリーパック:1650mAh Li-Ion
・最大発電力:7.5W
・重量:330g
・防水:国際基準IP-4取得
つい先日、代理店経由で日本にも入ってくるようになったらしい。
取り扱いはオルタナティブ バイシクルズ
価格は22,300円。
メリットだけではないので、記述。
まず防水規格がIP-4というのが不安。
正直、自転車に装着する部品としては脆弱かなー?という感じ。
ちなみに防水基準というのは0~8まで設けられていて、
0は防水なし、8は水没してもOK(完全密閉構造)
で、4っていうのはあらゆる方向からの水しぶきには耐えられますよーってくらい。
例えばツーリング中、がっつり雨の中走ることを考えるのなら、できれば5クラスは欲しかったところ。
なので雨天走行はおすすめしない。
小雨くらいなら大丈夫と思うけど、保証はできない。
あと、こういった発電もので一番気になるのが抵抗。
この製品も、なんだかんだで後輪の回転エネルギーを利用している訳だから、抵抗がないワケない。
というか、それなりに、ある。
具体的には、後輪を空転させた時に、割とすぐに回転が止まってしまう。
結構ショックだった。もう少し軽ければ言うことなかったのに・・・・。
ただし、空転時の回転の鈍さが、走行時の重さとイコールではないのも確か。
荷重がかかった状態では、まったく条件が異なるからね!!
これはシマノBBを思い浮かべれば分かる話で、空転時は重いものの、走ってる時はそうでもない。
で、実際に走ってみた。
体重55kg
身長173cm
使用バイク コルナゴC50
ホイール レイノルズアサルトクリンチャー
コンポ カンパニョーロ
バイク重量7.9kg
だいたい2時間弱で満充電することができたっぽい。
試しに充電0%のiPhoneを繋いでみると、4分27秒で、6%まで充電することが出来た。
その後、繋げっぱなしにしてて、気付いたら100%に。ちょっと感動。
ただし
「ちょっと重いやんけ」
ってなった。
うーん、これ構造上、もう少しラバーの「アタリ」を緩くしてもいいんでないかなあ。
もちろん車輪との相性もあると思う。フランジ径とか、おちょこ量、スポーク本数でフィーリングは変わってくるハズ。
というわけで、車輪を変えてテストしてみた。
取り付けの様子もせっかくのなので撮影。
取り付けの様子。
ロルフプリマとは相性が良いみたい。
レイノルズアサルトとは少し相性悪い・・・?
フランジ形状とおちょこ量の相性が悪いのか、ロルフプリマと比べても、少し圧迫気味で抵抗大きめ。
さあ、色々要素がありますが、どうでしょうか。
何と言っても自転車を選ばないのがイイ!
「ディスクブレーキじゃない」かつ「クイックレバーを採用」
つまりほとんどのロードバイクで使用することができる。
もちろん、バトンホイールやディスクホイールだと無理だけどね。
その汎用性たるや、何より重要だったりするし、これは評価したい。
使わない時はぱっと外せるのもありがたい。
私なりに今後使っていくとすれば、供給先はやっぱり前後ライト、サイクルコンピューター(GARMIN EDGE510)、スマートフォン、モバイルバッテリー、カメラだろうか。
こうしてみると、電子機器が増えたなあと思う。
それだけ電源の確保は重要と言うこと。
使用シーンは電源確保ができない長距離ツーリング。
逆に言えば、一日ロングライドだとか、短期のツーリングであれば、必要ナシ。
3泊程度であれば、最近のモバイルバッテリーなら、1つあれば十分だったりするしね。
でも夢は広がるもので、たとえばアクションカメラと繋ぎっぱなしにすれば、ずっと撮影することができるだろうし、
タブレットと繋げてUST配信しながら走ったり、情報収集をしながら走ることができるかもしれない。
キャノンボールや弾丸ツーリングで、大型バッテリーを搭載することなく、夜間を走り切ることができるかもしれない。
電動コンポーネントのバッテリー切れにおそれることがなくなるかもしれない。
仕事でスマホを使うメッセンジャーは自宅のコンセントが要らなくなるかもしれない。
そんな可能性を秘めたSIVA CYCLE「ATOM」
使い方次第では電源確保問題の解決に大いに貢献してくれると思う。
(ただもうちょっと防水性が高いかつホイールの形状に合わせてラバーを変えることができたりすると尚良い)
関連記事
SIVA CYCLE「ATOM」日本上陸! 自転車に乗って、電気を作ろう
代理店
オルタナティブ バイシクルズ
追記:ツイッターおよびブログにて製品テスト随時承っています。(訳:いろいろ試したいからいろいろ提供求む)
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