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【大阪〜鳥取】ちょっと大阪から蒜山高原まで走ってきた【プチキャノボ】

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, ノウハウ, 1day, 近畿, 山陽, 輪行, キャノンボール,
「あ、なんか3〜400km走りたいなー」とお昼下がりの大阪梅田にあるヨドバシカメラ2階で、カメラレンズを漁りながら私は思った。


よくある話だ。



自走で3〜400kmだとすると、行き先は白川郷か能登半島か出雲か・・・・

なんとなく西に走りたい気分だったから、出雲大社を目指すことにした。
(タイトルと行き先が違う理由は後述する)
思いついたのが前日ということもあり、仕事が終わって帰宅してから、ちゃちゃっと準備して出発!!

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21:00
さー行くぞー出雲!380km!

※仕事終わり寝ずにスタート 

ルートは大阪ー姫路までは国道2号線。毎度おなじみのただの移動。
姫路からやや北上しながら上郡、美作、真庭、雲南を抜けて出雲に至る380kmの旅だ。
やれやれ、先は長い。
到着予想を18〜20時間ごと見積もりつつ、おおよその地点ごとの通過時刻を予想しながら走る。

それにしてもこういったロングライドはワクワクする。
こういった、というのはつまり自走で、遠くまで行くってことに。
家の前の道路が確かにずっと遠くの土地まで続いていることを実感することができる。
それまでの過程を全部ものにできる。
面白くない訳がない'`,、('∀`) '`,、


さて、今回の装備はこちら。

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FELT F1SL
毎度毎度毎度おなじみの相棒。もはや総走行距離は60,000kmを突破・・・・()

これが私的最速ツーリング仕様かしらね。
ホイールはレイノルズアサルト(カーボンクリンチャー)
夜間走行用にメインフロントライトはMoonのX-Power1000、ハブ軸に取り付けたライトホルダーに装着。
ちなみに外部バッテリーはフロントバッグに忍ばせることですっきりとした見た目に。

もう一つはCATEYEのVOLT300で、こちらはハンドル上部に装着した。
予備バッテリーは同じくフロントバッグに収納。
この2つ装備で2昼夜くらいは走れるかしらね。めちゃくちゃ気に入ってる組み合わせだったり。
ライトについてはまた機会があればまとめてみようと思う。

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走り始めはアップということで力を入れずとりあえず最適走行をこなす。
と、思ったものの何故か身体の調子の良さを感じたため、せっかくだからということで貯金走行に切り替えることに。
35〜40km/hで行けるところまで行くうう!!!

0:43 姫路通過!
走行距離100km、av29.7km/h

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ここまでは特に面白みも特記事項もない。
割とね、何度も通った道だから。

ただしここから先は未知の領域。
国道373号線を経由して、国道179号線に合流、そのま西進するのだけれど、
国道373号線に入った途端に、周りの様相は一変し、一気に“暗闇”になった。
山間部だ。

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iPhoneで確認するとどうやら千種川という川沿いに北上するルートのようで
川沿い、山間部、深夜ということでここら辺から気温が一気に下がってきた。
具体的に言うとおおよそ12℃くらいまで冷え込んでいた。

上は半袖ジャージにアームカバー(夏用)、下は短パンにレッグカバー(夏用)だったから
さすがにちょっと寒かったけれど、止まらなければどうということはない!
ということで、突き進むことに。

ちなみにどれくらい暗いのかというと、
新月にも関わらず見上げた空の方が明るいくらい。
山の稜線と、道路の境界線が分からない。ライトを消すと1mも走れないくらいに。

ただし、キャノボ用の装備できた私にはなんにも問題ない。

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そ の た め の 2 灯 装 備

ふーははは!これでダウンヒルもこなせちゃうもんね。

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それぞれ明るさ調整ができるけれど、一番強力なモードはまず使わない。
最低〜中くらいのモードで十分に事足りるこの安心感といったらない。
もう1灯マシマシでもありかもね。こう見えて割ハンドル周りにはまだ余裕があったりするのだ。

ちなみにやっぱりハブ軸横に装着するのがいちばん効率的だと思う。
地面に近いからしっかり照らしてくれるというのもあるけれど、
ライトが前輪に当たって、周りから見たら前輪が光ってるように見えるのよね。
これが視認性アップに繋がっていて、街中でも有効だったりする。
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ディープリムとかいう反射板

そして空を見上げるとものすごい星空が広がっていた。
ライトを点灯させることがためらわれるくらいにきれいだった。
コンデジだったから星空撮影は諦めた。
今度一眼レフと三脚かついで夜の山で星空撮影とたれこもうかしら。

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気付いたら岡山県に入っていた。美作市、良い名前だ。

それにしてもこのあたり
鹿 が 多 す ぎ る
たぶん車と遭遇するよりも多く、鹿に遭遇した気がする。
50mくらい並走するやつもいたし、自転車のライトを見て一目散のやつもいたし、
5〜6回はガサガサしてたし、道路を歩いているのもいた。
時間帯的なものもあるんだろうか。
昼間はそんなに出ないはず。夜行性だったかな。

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時折、ちょっとした灯りがあつまる町のようなところを通過した。
すっかり寝静まった夜の町を自転車で通り抜けるのが大好きだったりする。
自分の息づかいと、風を切り裂く音、タイヤの接地音しか聞こえないこの静寂がたまらない。

2:20 走行距離160km
ここいらでコンビニ休憩。ご飯をいただくことに。
(というか上郡あたりからコンビニが30kmくらい無くてちょっと焦ってた。)

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ご当地ものかしら?

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998キロカロリーmgmg。

ここで初めてのがっつり休憩をしたせいで、身体が少し冷えてしまった。
ちょっとタイミングが悪かったかしら。
最も冷え込む時間、というワケではないけれど深夜の2時過ぎ。寒いのも仕方ない。
気温を確認すると10℃しかなかった。やれやれ。
というわけでここでウインドブレーカー兼のレインウエアを羽織ることに。
それでも足元は寒く、正直シューズカバーが欲しいくらいだったかも。

あと2℃冷え込んでいたら、きっとコンビニで厚めのタイツを買っていたと思う。

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美作以西は街灯が多くなってきて走りやすい。
とは言っても町と町の間はやっぱり真っ暗で、ライトの明るさを下げることは無い。

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ただこの辺りで少し眠気に襲われた。
それもそうだ、仕事終わりで寝ずにそのまま来たのだから。(゚´^ω^`゚)。゚
明るくなってからだと人目につくから仮眠しにくい、するなら今だ!


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というわけで幹線道路沿いにあった駅になだれこむ。
近くにマクドナルドもあったのだけれど、なんだかこっちのが落ち着きそうだったから。

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ここを本日のキャンプ地とするッッ!!
3:30 走行距離192km
駅の待ち合いスペースで、脚を伸ばして横になれそう。
壁と屋根さえあればもうホテルみたいなものさ・・・'`,、('∀`) '`,、
とは言っても冷え込むのは冷え込む。
このまま寝るのもちょっとなあ・・・ということで、輪行袋を広げてお布団代わりにすることに。
輪行袋=寝袋

結局1時間半くらい寝ることができたかしら。

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起きたらちょうど電車が滑り込んできてた。始発だろうか。
乗降客はいない。

こんなことを繰り返してるせいで、どこでも寝られるようになってしまった。
すぐ近くにあった自販機でホット珈琲を買って飲む。
熱い液体が喉を通って行くのがよく分かる。
それくらい寒かった。

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寝る前は気付かなかった。そうか、自衛隊に行けば二次元に行けるのか!(錯乱)

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5:00ちょっと、少し東の空が群青色になってきた。
はやく太陽が出てほしい。寒い。
ここは我慢の時間だ。もう少し、日が昇れば一気に暖かくなるはず。

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冷えきった街中を駆け抜ける。
国道181号線だったかしらね。
どうやらこの道は、別名“出雲街道”と言うらしい。いいね、わくわくする。

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出、出〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
you meタウンを見ると中国地方に来たなあ、って実感する。


吉井川を渡る新境橋を通過する頃、東の空がだいぶ明るんできた。
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ああ、はやく・・・はやく照らしておくれ (;´’-’`)
そう願いながら、西に進む。

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なんだこの空・・・!
なんだろう、気温差?気圧の差?
前線みたいなものがあるんだろうか。
自転車旅をしていると思いもかけず様変わりな景色を見ることが出来る。それが、好き。


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いいペース。av30km/hに迫るくらいだったかな。


そして・・・

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太陽キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
思わず手を拝んでしまう。ありがたやありがたや・・・
すぐに気温が上がるってワケではないけれど、日光を浴びしてるだけで暖かく感じる。精神的にも。

さて、明るくなれば景色は一変する。
正直、ここまでは序章、プロローグ。
写真的にも捗る!

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いつも以上に朝焼けが嬉しい。夜通し走った時にだけ味わうことが出来るこの感覚は何物にも代え難い。
たっぷりと冷まされた空気が日光を浴びて暖まって行くのが分かる。
ちょっと靄も出ていたかしらね。

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太陽を背に!
(これきっと逆向きだったら眩しさで死)

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米子までたったの92kmと聞いて吃驚した。
これ午前中に着くペースじゃないか・・・。
貯金走行していて良かった!(^ω^三^ω^)

ちょっとペースをゆるめて、知らない土地の雰囲気を楽しむことに。

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どうやらここは出雲街道における宿場町だったもよう。
大阪以西の宿場町って珍しい気がする。
宿場町といえば、東海道、中山道などの五街道のイメージ。
かつての旅人も同じようにこの土地に立ち寄ったんだろう。
私と同じように、大阪から出雲を目指す人がいたんだ。
1日30km移動したとしても2週間くらいか・・・自転車って便利ね。

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このあたりの道はとても走りやすい。
交通量が少ないのは時間帯のせいだろうか。
路面が綺麗で、速度も出しやすいのが嬉しい。

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手元はこんな感じ。
ここまで明るくなればライトを外しても良かったかしらね。


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真庭市方面に突入。
なんだか行き先にすこーし靄がかかっているのは気のせいかしら。

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あたかも市民権を得たように堂々と宣伝するこっそり堂ナニモンだよ…((´゜ω。`))ブルブルッ


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!?

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なんだか急に靄が・・・・。

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おいおいなんだこの靄はぁ!?
いきなし見通しが悪くなって吃驚した。
思わず前後ライトを点灯する。
たぶん、夜通し冷えた空気が、太陽の光で一気に温められて蒸発して云々、、、だと思う。
つまり、そのうち晴れるということ。
湿度たけえ・・・・

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うん、ちょうど峠越えたあたりで晴れて来た。
太陽が当たっていない向こう側は靄がないもよう。

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真庭のあたりが特にすごくって、まだ静寂な町を霧が覆って、でも太陽のおかげで不気味ではなくって
むしろ神秘的で爽やかな感じ。
秋を通り越して冬のようなエッジの効いた空気がとても美味しい。

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毎日こんな感じなんだろうか。山間部だから、きっとそうなんだろう。
冬は厳しそうだけれど、夏は涼しそうだ。
とてもきれいだ。

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面白いロードムービーとかも撮れそうだなー。
大阪でも北の方に行けばこんな景色が見れるかしらね。
季節に寄って変わりそうだけれど。


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真庭市あたりでなんだか趣のある建築物があったから立ち寄って見ることに。

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旧遷喬尋常小学校。
1874年(明治7年)8月2日、久世村にあった津山藩の郷倉を校舎として開校したとある。
すごい、もう140年にもなるのか。改築とかもされたみたいだけれど、本当に綺麗。

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木造建築の大型建造物ってずいぶん減っているし、こういった建物はずっと残してほしいなあ(維持大変そう)


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突然の手元。
1,500円くらいで買ったものだけれど、フィット感とグリップ感がとっても良い。スマホ操作も可能。

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それにしても今日は天気が良さそう。
雲一つない青空に、テンション上がらざるを得ない。

7:08 走行距離230km 実質走行時間8時間
av28.8km/h

テンションのせいかペースは一向に落ちず。
この調子だと出雲に軽々到着してしまいそうだった。
それもなんだか捻りがないなあ・・・と、意味の分からない思考陥る私。
そんなおりにコンビニで休憩していると、ライダーのおっちゃんに話しかけられる。

「兄ちゃんどこ行くの?」
「どこから来たの?」
「その自転車ってどれくらい(速度)出るの?」
「そんな細いタイヤでパンクしないの?」

とまあテンプレート通りの会話をこなした後、おっちゃんの話を聞くと、これから蒜山高原に行くということ。

蒜山高原、名前は聞いたことがある。
確か2年前の山陰ツーリングで気になってたものの行程上、寄ることが出来なかった場所だ。
ちょっと気になる。
景色が良いと聞いているし、おっちゃんもおすすめだよお!と楽しげに話していた。
うーん、こんなに天気良いし、期待値高まざるをえないな・・・
出雲はまあ春に行ったし・・・

数分迷った後、進路を北にとることにした。
蒜山高原に向かおう。
単に目的地にたどり着くよりも、初めての土地に寄ることが優先される。
そんなフレキシブルさはいつも持っていたい。

蒜山高原となると少し登ることになるそうで。
そのまま大山方面に抜けることもできるのだとか。
いいね!山は好きだよ!

ルートを見直して、補給ポイントも確かめてから出発。

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看板大きすぎ問題2014


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なんだかまた面白そうな場所があったので寄り道。
勝山とかいうところ。

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どうやら城下町らしい。

武家屋敷や商家を残す旭川の澄んだ流れに白壁が映える真庭市勝山の町並みは、勝山藩23000石の城下町として、今もその風情を色濃く残しています。かつて、戦国の世の武将達は天下をめざして攻防を各地で繰り広げ、交通の要衝であったこの地で高田城をめぐる戦いが幾度となく繰り返されました。この戦いは、同時にさまざまな人や文化を運んできました。その歴史と文化は、今なお町並みや人々の心に受け継がれています。
岡山歴史の旅100選より(http://www.okayama-kanko.jp/okayama/oka-rekishi100/041/041.html)

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こういうところは一眼レフカメラもってゆっくり周りたいところ。

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お、こんなところにプロショップが。
覚えておいて損はなさそうね。

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国道313号線に合流して、ここから蒜山までひたすら緩やかに登り続けるもよう。

8:00
天候良し、体調良し、道路よし。クライムオン!
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23kmかけて標高500mくらいまで登るらしい。
体力的には斜度8%くらいでばーん!と500mまで登ってあとは平地、とかの方が楽なんだけれどね。
ゆるゆる登る場合は、ペース配分を考えないくらい、マイペースで登るに限る。
急いでも仕方ないしね。平地区間で得た貯金があるから大丈夫。

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このあたりは温泉処が多いようで、いくつもちっさな温泉街があった。
こういう小規模なところを見ていると、なるほど、有馬とか下呂、湯布院はおっきいんだなあと実感する。


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突然の吊り橋


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ムーブメントで買ったボトルがお気に入り。


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この国道、交通量は少ないし、とても良い。

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栗。もうすっかり秋じゃないか・・・・。


蒜山っぽいエリアに到着して、しばらくうろうろ。
どうやらそのまま大山環状道路に通じるスカイラインのような道路があるらしい。
蒜山大山スカイラインだったかしらね。
それを目指してうろうろしていると・・・

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蒜山!
うおー、見通し良いなー!
あれが蒜山・・・名前は聞いていたけれど初めて見た。

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なんて気持ちの良いロケーション。
9:30。
朝の高原、爽やかさで満ち満ちている。
空気が美味しい。
ここは上澄みだ。都会とは違う世界。

ふと草木を見るとすべてに露が降りている。水水しい。きっと朝方はおそろしく寒いんだろう。
冬は雪が降るのかしらね。

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THE高原道路って感じ。
ロードバイクで走るのはもちろんだけれど、バイクも気持ち良さそう。
というか、バイク多い。

お腹空いたー!ってことで、蒜山ジャージーランドとかいうところに立ち寄ることに。
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ここは牧場併設の施設で、乳搾り体験や、蒜山牛を使ったご飯やお土産を堪能できるらしい。

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あああああああああああ

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おっぱい。

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蒜山ジャージー牛を使ったビーフカレー。
お肉がめちゃくちゃ大きい。
そしてお箸で切れるくらい柔らかい!
いやー、ごちそうさまでした。美味しかった。

他にもコース料理っぽいのとか、チーズフォンヂュもあった。
気になる。

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もちろん、高原に来たからにはソフトクリームを食べなければならない。責務。

いやー蒜山高原良いね!
ロケーションが良いのはもちろん、道路も綺麗し、グルメもあるし、空気きれいし。
予定変更してよって良かった。
ちょっとアクセスしにくいのがアレかしらね。
岡山から来たっていうローディ二人組がいて、
「岡山からだと日帰りですね!」
って言ったら
「いや、ちょっと・・・」
って苦笑されたのはここだけの話。

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ここからまたスカイラインに乗って、大山方面に向かうことに。

こっちは本格的なヒルクライムで、今いる場所が高いからいいけれど、選ぶ道によっては標高800〜1,000mくらいまで登る感じ。
そういえば2年前来た時は、米子側から登って1,000m越えた気がする。
あの時もFELT F1だったなあ・・・

10%近い坂をガンガン登る。
300mくらい一気に駆け上がって展望台に到着うううう!

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いやおまえじゃない

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大山が!ちらっと見える!
うーん、なんとも。そういえば大山は日本海側から見るとめっちゃ綺麗なんだけれど、こっちから見ると崖ばっててあまり綺麗じゃないんよね。
でも、景色としては良いからおk。
伯耆富士の別名は伊達じゃないって、表から見たら分かるかと。

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せっかくなので近くのバイク乗りさんに写真を撮ってもらうことに。

私「どこから来はったんですか?」
?「岡山です。どこからですか?」
私「大阪です。」
?「大阪www」

この先の道のことや、大山のことについて、少しばかり談笑。
どうやら自転車にもご興味があるらしい。
とりあえず奨めておいたよ!

で、これは翌日談。
フォロワーのエリートさん(@nowoll )がツイキャスをやっていたから、なんとなく視聴していた。
いつもは見ないんだけれど、ちょっとした気まぐれというか、なにか刺激を得ようと言う試みかもしれない。
色んな人がコメントをしていく中、エリートさんがそれに答えて行く。
私もそれとなくコメントをしていると、蒜山ツーリングの話に。

私「昨日蒜山高原行った。バイク多かったなー」
?「私も行った。チャリの人多かった」
?「大阪からチャリで来たって人の写真撮った」
私「えっ」
?「えっ」
私「まさか」
?「まさか」

まさかのwwww写真撮ってくれた人wwww
はい、よっちゃんさん(@yocchaso800 )という方であることが、ツイキャスの場で判明'`,、('∀`) '`,、
こんな偶然ってなかなかない。
びっくりした。
速攻で相互フォローさせてもらった。
こんな偶然があるから、旅は面白い。まさか、ってところで再会したりするんだもんなー。いや、ほんと面白かった。


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雪積もる大山に別れを告げ、このまま倉吉方面に向かうことに。
米子に向かうかどうか迷ったのだけれど、倉吉の方が帰りの輪行が安いってことと
実はここには何度か会ったことがあるフォロワーがいて、久しぶりに会ってみようってことになったから。

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中国山地を見下ろしながら、一気にダウンヒル!!
この下りがまたエキサイティングで、道幅が広いし、カーブが少ないし、交通量少ないしで、ノンブレーキで限界まで速度を上げることが出来る感じ。


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さりげなく鳥取県に突入

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はるか遠くに水平線!日本海が見えた!
手前には行儀良く風車が並んでいる。
あれも懐かしい。

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こんな感じの道路をひたすら下るってワケ。


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稲刈りは終わっているのねー。


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と思いきやまだまだ稲穂が広がる。

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国道313号線に合流して、あとは10kmほど北上するのみ。
強い向かい風だったけれど、すぐそこがゴールと思えば誤差の範囲内。
そして到着倉吉のまち。
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このあたりは白壁土蔵群が有名かしらねー。

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江戸・明治期に建てられたものが多く、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれているのだとか。
白い漆喰壁とか石橋とか、なんだかゆっくりと時間が流れている感じ。

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そして無事に予定通りふっくんさん(@fukkunmania )と合流!
いやー久しぶり久しぶり。
彼とは過去に何回か会ったことがある。
全部場所が違っていたような・・・尼崎、梅田、京都、三宮・・・・そして今回倉吉だ。
「ネットの距離感なんてそんなもの」
なるほど。

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案内してくれたのがこちらの牛骨ラーメン!
このあたりでは有名らしい。
なんか食べたことが無い、不思議な味。その名のとおり牛骨スープなんだけれど、とてもあっさりしていて、スープまで全部飲めるやつ。ごちそうさまでした。

その後は、適当な喫茶店に入って、アニメの話や写真の話、ネットの話、仕事の話などなど。
昼下がりの知らない土地で急に会うことになった人とお茶をする・・・悪くない。
まったりとした時間を過ごす。

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FELTとCarry Me。


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ふっくんさんと駅でお別れをして、倉吉駅から輪行で帰ることに。
スーパーはくと号に乗れば、大阪まで乗り換え無しで帰ることができる。
3時間ちょっとの電車旅だ。

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当然のごとく、帰りの電車は爆睡。
そりゃそうか、21時に出発して、途中1時間半だけ仮眠したものの、結局325km走ったんだから。
倉吉に到着したのが14時だから、全体として良いペースだったことは確か。
つまりこれは1日だけでも十分ロングツーリングが可能、だということ。
なんだかんだ家に着いたのは21時より前、つまり24時間以内に帰って来ることができた。

楽しい旅だった。
改めてナイトライドの醍醐味、面白さを確認することができた。
そして距離への挑戦も。
距離が正義とは思わないけれど、色んな楽しみ方の一つとして、面白いのは間違いない。

次はどこへ行こうか。

おわり。





今回使用したライト キャットアイVOLT300







   
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Comments 2

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ももぴー

神楽坂つむり様、はじめまして。

鳥取ツアー、とても楽しませて頂きました。
実は私の父の田舎が373号線沿いにあって、夜中の上郡→佐用間を走られた神楽坂つむり様のお気持ちを察します。
本当に鹿にはよく遭遇します、夜は鹿の泣き声が気になって寝れない事もあります(笑
ちなみに母の田舎は鳥取で、373号線から53号線の方へ上がっていきます。
千種川沿いもお昼はなかなか眺めもいいのでまた遊びに来てくださいね!

神楽坂つむり
>ももぴーさん

> 神楽坂つむり様、はじめまして。
>
> 鳥取ツアー、とても楽しませて頂きました。
> 実は私の父の田舎が373号線沿いにあって、夜中の上郡→佐用間を走られた神楽坂つむり様のお気持ちを察します。
> 本当に鹿にはよく遭遇します、夜は鹿の泣き声が気になって寝れない事もあります(笑
> ちなみに母の田舎は鳥取で、373号線から53号線の方へ上がっていきます。
> 千種川沿いもお昼はなかなか眺めもいいのでまた遊びに来てくださいね!
はじめまして。
夜中の373号線は本当に真っ暗でした( ´゚д゚`)
でもその分いい星空を見られたのでよしとします!

たしかにお昼の景色も気になりますね。
風光明媚な予感がします。
鳥取ライドはまた予定しておりますので、機会作って、参ります!

  • 2014/10/27 (Mon) 22:32
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