【登山第3回】大阪から最も近いアルプス 須磨アルプス登ってきた
写真, 近畿, 登山,
暖かくなってきた。気分が軽い。身体が軽い。
こんな気持ちで以下略
出かけるには最高の季節だ。
久しぶりに本屋で登山雑誌を立ち読みしていると、気になるところをまた発見してしまった。
ううむ、やはり関西には結構な数の山があるようで。
ヨリドリミドリでうれしい。

今回目を付けたのは、兵庫県は須磨にある、須磨アルプスとかいうところ。
山の名前で言うと、横尾山のあたり。
大阪からだと、電車で1時間くらいで登山口にたどり着くことができるらしい。
アクセスの良さもポイント。
こんな気持ちで以下略
出かけるには最高の季節だ。
久しぶりに本屋で登山雑誌を立ち読みしていると、気になるところをまた発見してしまった。
ううむ、やはり関西には結構な数の山があるようで。
ヨリドリミドリでうれしい。

今回目を付けたのは、兵庫県は須磨にある、須磨アルプスとかいうところ。
山の名前で言うと、横尾山のあたり。
大阪からだと、電車で1時間くらいで登山口にたどり着くことができるらしい。
アクセスの良さもポイント。
「駅前登山」なるものが流行っているらしい。
駅前登山とは、駅前から登山するというもの。
もう少し詳しく。
といっても、本当にその通りなのだ。
駅を降りたらすぐに登山口ってところ。
移動距離が少なくて済むから、時間と体力節約できるし、初心者にはもってこい。
今回目指す須磨アルプスは、六甲山縦走ルートの一部らしくて
そのルートの最も西に位置している。
山の麓はすぐに海。
その山と海の間を縫うようにして走っているのが、国道2号線と、山陽本線で
最寄駅は須磨浦公園駅。
今回も二人登山で、午前中は大阪梅田はグランフロント大阪にある
好日山荘さんでリュックを購入。ドイターの緑!
そのまま慣らしも兼ねて登山というわけ。
須磨浦公園駅に着いたのは12時ごろ。
登山スタートにはずいぶん遅いけれど、今回のコースなら問題ない。
駅を降りてすぐに登山口があり、そこを登ると鉢伏山、続いて旗振山、いったん下って住宅地を抜けて、再び登るは横尾山、その先に須磨アルプスがある。
全行程10km弱の初心者~中級者向けコースと聞いていた。
とはいうもののさすがに時間が遅いから、鉢伏山は一気に登ることに。
ロープウエイで。


楽ちん楽ちん。
駅前登山な上に、ロープウエイまで用意されているなんて・・・!
ちなみにこのロープウエイの先にはちょっとした小さな遊園地があるらしい。
生駒山と同じ感じね。

いきなり山頂である。苦労はしていないけれど、良い景色が見られるならそれでいいや。
下手に頑張って時間ぎりぎりで焦りながら登るよりもずっと良い。
楽しければOK。

須磨ー!
ちょっとした売店があって、軽食を売ってたりするもよう。
さすがにまだお腹も空いていないから、先に進むことに。
基本的に分岐点に看板が立っているから迷うことはなさそう。



いかにも!という感じの登山道が始まってテンションあがる!
いいね、山道。歩いているだけでなんか楽しい。
風の音とか、草木の揺れる音とか、その間から漏れる木漏れ日とか
非日常的な空間が心地良い。
少し空は霞んでいるのが残念だったけれど。
すっきり晴れていれば、明石海峡と淡路島、青に輝く瀬戸内海を見下ろすことができたというのに!

そしてやたらと昆虫が多い。ニョッキ(しゃくとり虫)が特に。
あと厄介なのが毛虫。
歩いているとね、ちょうど身体~顔の高さにぶら下がっててね、気付かずにぶつかったりね。
この日は木々が濃いところを歩くときはずっと毛虫には注意していたかしら。

とかげも。

ほんの20分程歩いて鉄拐山にたどり着く。まだまだ楽勝。
とはいうものの、少しお腹空いてきた。なんといってもお昼時だし。
どんどん山の中を進む。
階段があったり、岩場があったり、割とバリエーション豊かな感じ。
身体が程よく温まる。
さらに数十分歩くと事前情報通り、開けた空間に出た。
そしてそこには軽食屋さん「おらが茶屋」が。
ここはカレーが名物らしい!ということで楽しみにしていたのだけれど、ちょうど席についた時に売り切れになったもよう。仕方ない、時間が遅かったし。

神戸発祥フード、そばめしと、ナポリタンスパゲティを注文。
いやー、でも美味しかった。
期待していたものが期待通りに出てくる幸せ。
腹拵えも済んだところで、再出発。
ここから高倉台住宅まで、ひたすら下り。しかも階段。


これが辛かった!
こんなに長い階段を下ったのは初めてかもしれない。人間って階段を下るような身体の造りじゃないよね。

長い長い階段を下った先には普通の住宅街。
一瞬間違えたかと。
でもその先に山は見えているから間違いない。ずいぶん高く見えるけれど大丈夫か・・・?

途中、相方さんの提案で目に付いたパン屋さんに寄ってパンを購入。
おやつ確保だ。貴重なカロリー。


国道65号にかかる歩道橋を渡って、いよいよ須磨アルプスに向けてアタック!
まずは小手調べに、さっき下ったのと同じくらい長い階段を登る。

さ っ き 下 っ た の と 同 じ く ら い 長 い 階 段 を 登 る 。
つらい。とてもつらい。
前日に大阪~淡路島~大阪271kmを走った脚にはとてもつらい。
休憩を数回取りながらなんとか登りきる。ふう。
最初に登った山と少し雰囲気が違う。
具体的には岩場が多い。


もちろん相変わらず森の中感はあるんだけれど、ごつごつした地面が多い。
こんなに近いのにどうしてこうも性格が変わるんだろう。

ちょこんと横尾山頂。
しばらく歩くとなんだか様子が・・・

突然の岩場
なんてこった。思ったよりも急だぜこれは・・・!
鎖もあるってことはやっぱりそれなりの場所
上から見ているせいもあるけれど、ものっそい急に見える。
こうなると足さばきだけでは進めない。
手をつきながら、時には後ろ向きになりながら、慎重かつ大胆に下っていく。

これは楽しい!
アスレチックでスリリング。
子供の頃緑地公園とかクライミング施設で遊んだことを思い出す。


山の中と岩場を複数回繰り返して、須磨アルプスのハイライトに到着。

すげえええええええええええええええええええええええ
一体ここはどこなんだと、突っ込まざるを得ない。
こんな場所があるなんて。
この須磨アルプス、別名“馬の背”というらしい。
なるほど、確かにそれくらいの尖りっぷりである。
岩が剥き出しである。
足場めっちゃ悪いw
岩に手をついた箇所を強く握ってみると、ぽろぽろと崩れるくらいに、壁がもろい。
リアルタイムで風化が進んでるなぁ・・・
写真を撮りつつ、徐々に進む。

落ちたらヤバいって箇所もあって、どうやら実際に落ちて大けがをしてしまった人も過去にいるらしい。
風も強いから、あおられると危険がアブナイ。
少し高いところに移動して休憩することに。
住宅街で買ったパンをいただく。

プリンデニッシュ。
自然の中で食べるご飯ウマー!
というかあってよかった。お昼ご飯食べてそんなに経っていないものの、結構カロリー使ったからね・・・!
せっかくだから、と用意していたコーヒーも淹れることに。
ペットボトルに入れてきた水をバーナーで沸かして、カップで一杯。

うーん、美味しい。
やっぱりこう温かいものを口にするだけでホッとする。
もちろん単純に補給するだけならなんでもいいんだけれどね。
あ、あと恋人さんが持って来てたサーモボトルに入った紅茶がびっくりするくらい熱くて
これはもしかするとバーナーで火を起こして水を沸かさなくても
熱湯をサーモボトルに入れてくれば事足りるのでは?
と思った。
最近のボトルは高性能だ。ラーメンも作れるかもしれない。

自然に圧倒される私。

カッコつけてみるも決まりきらない私。
あとは下山するだけ。
少しだけ登って、あとは下りオンリー。

馬の背 遠景。
こっちの下りは割と緩やかな気がした。
階段もあるけれど、そんなに長くないしね(重要)

相変わらずぶら下がって来る毛虫と格闘しながら、なんとか無事に下山完了。
ふー、なかなかハードだったよ!


帰りは住宅街を抜けて、妙法寺駅から三宮へ。
阪急電車に乗り換えて、大阪へ帰宅ー。
めちゃくちゃ近いのに、まさかあんな岩場を楽しめるなんて思ってもなかった。
須磨アルプスという名前にも納得のアルプスっぷりだった。
今回はロープウエイ使ったり、空が霞んでいたり、カレーが食べられなかったり
心残りもあるけれど
それはまたリベンジへの布石と言うことで。
おわり。
写真,
近畿,
登山,
駅前登山とは、駅前から登山するというもの。
もう少し詳しく。
といっても、本当にその通りなのだ。
駅を降りたらすぐに登山口ってところ。
移動距離が少なくて済むから、時間と体力節約できるし、初心者にはもってこい。
今回目指す須磨アルプスは、六甲山縦走ルートの一部らしくて
そのルートの最も西に位置している。
山の麓はすぐに海。
その山と海の間を縫うようにして走っているのが、国道2号線と、山陽本線で
最寄駅は須磨浦公園駅。
今回も二人登山で、午前中は大阪梅田はグランフロント大阪にある
好日山荘さんでリュックを購入。ドイターの緑!
そのまま慣らしも兼ねて登山というわけ。
須磨浦公園駅に着いたのは12時ごろ。
登山スタートにはずいぶん遅いけれど、今回のコースなら問題ない。
駅を降りてすぐに登山口があり、そこを登ると鉢伏山、続いて旗振山、いったん下って住宅地を抜けて、再び登るは横尾山、その先に須磨アルプスがある。
全行程10km弱の初心者~中級者向けコースと聞いていた。
とはいうもののさすがに時間が遅いから、鉢伏山は一気に登ることに。
ロープウエイで。


楽ちん楽ちん。
駅前登山な上に、ロープウエイまで用意されているなんて・・・!
ちなみにこのロープウエイの先にはちょっとした小さな遊園地があるらしい。
生駒山と同じ感じね。

いきなり山頂である。苦労はしていないけれど、良い景色が見られるならそれでいいや。
下手に頑張って時間ぎりぎりで焦りながら登るよりもずっと良い。
楽しければOK。

須磨ー!
ちょっとした売店があって、軽食を売ってたりするもよう。
さすがにまだお腹も空いていないから、先に進むことに。
基本的に分岐点に看板が立っているから迷うことはなさそう。



いかにも!という感じの登山道が始まってテンションあがる!
いいね、山道。歩いているだけでなんか楽しい。
風の音とか、草木の揺れる音とか、その間から漏れる木漏れ日とか
非日常的な空間が心地良い。
少し空は霞んでいるのが残念だったけれど。
すっきり晴れていれば、明石海峡と淡路島、青に輝く瀬戸内海を見下ろすことができたというのに!

そしてやたらと昆虫が多い。ニョッキ(しゃくとり虫)が特に。
あと厄介なのが毛虫。
歩いているとね、ちょうど身体~顔の高さにぶら下がっててね、気付かずにぶつかったりね。
この日は木々が濃いところを歩くときはずっと毛虫には注意していたかしら。

とかげも。

ほんの20分程歩いて鉄拐山にたどり着く。まだまだ楽勝。
とはいうものの、少しお腹空いてきた。なんといってもお昼時だし。
どんどん山の中を進む。
階段があったり、岩場があったり、割とバリエーション豊かな感じ。
身体が程よく温まる。
さらに数十分歩くと事前情報通り、開けた空間に出た。
そしてそこには軽食屋さん「おらが茶屋」が。
ここはカレーが名物らしい!ということで楽しみにしていたのだけれど、ちょうど席についた時に売り切れになったもよう。仕方ない、時間が遅かったし。

神戸発祥フード、そばめしと、ナポリタンスパゲティを注文。
いやー、でも美味しかった。
期待していたものが期待通りに出てくる幸せ。
腹拵えも済んだところで、再出発。
ここから高倉台住宅まで、ひたすら下り。しかも階段。


これが辛かった!
こんなに長い階段を下ったのは初めてかもしれない。人間って階段を下るような身体の造りじゃないよね。

長い長い階段を下った先には普通の住宅街。
一瞬間違えたかと。
でもその先に山は見えているから間違いない。ずいぶん高く見えるけれど大丈夫か・・・?

途中、相方さんの提案で目に付いたパン屋さんに寄ってパンを購入。
おやつ確保だ。貴重なカロリー。


国道65号にかかる歩道橋を渡って、いよいよ須磨アルプスに向けてアタック!
まずは小手調べに、さっき下ったのと同じくらい長い階段を登る。

さ っ き 下 っ た の と 同 じ く ら い 長 い 階 段 を 登 る 。
つらい。とてもつらい。
前日に大阪~淡路島~大阪271kmを走った脚にはとてもつらい。
休憩を数回取りながらなんとか登りきる。ふう。
最初に登った山と少し雰囲気が違う。
具体的には岩場が多い。


もちろん相変わらず森の中感はあるんだけれど、ごつごつした地面が多い。
こんなに近いのにどうしてこうも性格が変わるんだろう。

ちょこんと横尾山頂。
しばらく歩くとなんだか様子が・・・

突然の岩場
なんてこった。思ったよりも急だぜこれは・・・!
鎖もあるってことはやっぱりそれなりの場所
上から見ているせいもあるけれど、ものっそい急に見える。
こうなると足さばきだけでは進めない。
手をつきながら、時には後ろ向きになりながら、慎重かつ大胆に下っていく。

これは楽しい!
アスレチックでスリリング。
子供の頃緑地公園とかクライミング施設で遊んだことを思い出す。


山の中と岩場を複数回繰り返して、須磨アルプスのハイライトに到着。

すげえええええええええええええええええええええええ
一体ここはどこなんだと、突っ込まざるを得ない。
こんな場所があるなんて。
この須磨アルプス、別名“馬の背”というらしい。
なるほど、確かにそれくらいの尖りっぷりである。
岩が剥き出しである。
足場めっちゃ悪いw
岩に手をついた箇所を強く握ってみると、ぽろぽろと崩れるくらいに、壁がもろい。
リアルタイムで風化が進んでるなぁ・・・
写真を撮りつつ、徐々に進む。

落ちたらヤバいって箇所もあって、どうやら実際に落ちて大けがをしてしまった人も過去にいるらしい。
風も強いから、あおられると危険がアブナイ。
少し高いところに移動して休憩することに。
住宅街で買ったパンをいただく。

プリンデニッシュ。
自然の中で食べるご飯ウマー!
というかあってよかった。お昼ご飯食べてそんなに経っていないものの、結構カロリー使ったからね・・・!
せっかくだから、と用意していたコーヒーも淹れることに。
ペットボトルに入れてきた水をバーナーで沸かして、カップで一杯。

うーん、美味しい。
やっぱりこう温かいものを口にするだけでホッとする。
もちろん単純に補給するだけならなんでもいいんだけれどね。
あ、あと恋人さんが持って来てたサーモボトルに入った紅茶がびっくりするくらい熱くて
これはもしかするとバーナーで火を起こして水を沸かさなくても
熱湯をサーモボトルに入れてくれば事足りるのでは?
と思った。
最近のボトルは高性能だ。ラーメンも作れるかもしれない。

自然に圧倒される私。

カッコつけてみるも決まりきらない私。
あとは下山するだけ。
少しだけ登って、あとは下りオンリー。

馬の背 遠景。
こっちの下りは割と緩やかな気がした。
階段もあるけれど、そんなに長くないしね(重要)

相変わらずぶら下がって来る毛虫と格闘しながら、なんとか無事に下山完了。
ふー、なかなかハードだったよ!


帰りは住宅街を抜けて、妙法寺駅から三宮へ。
阪急電車に乗り換えて、大阪へ帰宅ー。
めちゃくちゃ近いのに、まさかあんな岩場を楽しめるなんて思ってもなかった。
須磨アルプスという名前にも納得のアルプスっぷりだった。
今回はロープウエイ使ったり、空が霞んでいたり、カレーが食べられなかったり
心残りもあるけれど
それはまたリベンジへの布石と言うことで。
おわり。
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