【大阪〜兵庫】ちょっと自転車で大阪から自走で淡路島一周してみた 270km

神楽坂つむり

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淡路島一周、通称アワイチ。
関西のサイクリストにはおなじみと言っていいかもしれない。

一周150kmの島内は、平地がメインでありながらも南には山岳もあり
バラエティ豊かなコースが来る者を魅了するーーー
と、安っぽいコピーはこんなところにして、今回はその淡路島を走ってきた。

淡路島へのアクセスは大阪からだと明石駅まで輪行して、
そこからフェリー(ジェノバライン)がよくあるパターン。
新快速を使えば大阪から1時間程度で明石には着くし、意外と近い。

けれど、今回はあえての自走!

(だってちょっとロングライドしたかったんだもん)

その様子をつらつらと。
今回の装備はこちら

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私的1dayライド最強装備(確定)
おや、見慣れない機材ですね。レイノルズですね。
はい、レイノルズのカーボンクリンチャーホイールであるところのアサルトを今回は履いて行きました。
COLEに続く期待の新人です。

フロントバッグは毎回恒例のモンベル。
いつもならここにサドルバッグが付くのだけれど、今回輪行もしないし、輪行袋不要ということでフロントバッグのみに。
バッグは主に補給食用。
背中のポケットに入れるのが普通かもしれないけれど、私はあまり好きじゃない。
背中のポケットにはなるべく何も入れたくない。

A「どうして?」
Q「だって重いもん」

はいそれだけです。なるべく身体に負荷はかけたくない。
あと、なるべく早く走るためっていうのもある。

バッグに補給食を多めに入れれば、それだけ補給回数を減らすことができる。
先に書いておくと今回走行距離は270kmで、コンビニに寄ったのは2回。
おおよそ140kmに1回の補給で済んでいるのはやっぱりバッグのおかげ。
(もちろん飲み物はそうはいかないから自販機でぱっと買ったりはした)

実はコレ、1,000kmキャノンボールの時に実施した時間節約方法で
あの時も100kmに1回程度の補給で済んだからこそ、タイムを縮めることができたんだと思う。

今回は特別急いでいた訳ではないけれど
止まる必要もないし、浮いた時間を写真撮影に回すことができるし(ここ重要)
結果として補給回数は少なくなったという感じ。

AM 7:30
大阪の自宅を出発!
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明石までちょうど60kmのウォーミングアップ。
なにわ自転車道を経由して国道2号線で、ひたすら西へ。

尼崎、西宮、三宮と駆け抜けて行く。
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ここまでは信号多めでペースは上がらない。

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三宮以西からだんだん信号が少なくなり、須磨の手前からは左手に海を眺める快走路!
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35km/h程度でケイデンス高めでくるくるペダルを回す。

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明石海峡大橋!!

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アンカレイジ萌え。

前日に食べた二郎系ラーメンのおかげだろうか、ノンストップで明石港までたどり着くことができた。

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淡路島まではジェノバラインという高速船でアクセス可能。
大人500円、自転車220円也。

10時20分の便に乗船。自走で来たからかなり遅いかしら。
普通はみんな8時台のフェリーで上陸するはず。

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フェリー乗り場にあった忘れ物。誰のかしら。

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フェリーってば何度乗ってもワクワクせざるを得ない。
こればっかりは良い意味で全然慣れない。

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そしてこのジェノバラインの速さったらないw
さすが高速船、わずか13分で淡路島に上陸。

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ここから時計回りに淡路島を一周!アワイチのスタートである。
まずは南下、ひたすら南下。
きれいに舗装された国道8号をひた走る。
脚も十分暖まってる故、37km/h前後で進む。ちょっとケイデンス落として、ギア重めで。
ロングライドではいっつもケイデンス型とトルク型を織り交ぜながら走る。
筋肉を使い分けることで節約節約。
ずっと同じ動きしてたら消耗激しいしね。

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途中のコンビニで本日1回目の補給。
おにぎり2個、バナナ1本、オレンジジュースとチョコレートを食べて
おにぎり2個、1本満足バー2本、カロリーメイト2個、バナナ1本、チョコレートを携行用に購入。

ちなみに最初の50kmくらいは数キロおきにコンビニがあるから、最初は困らないと思う。
無理に本州で買い込むこともないだろう。

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??

それにしても良い天気。
島の海岸線沿いを走ってるものだから、常に海を青が目に飛び込んでくる。

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ビューティフォー・・・

洲本市を抜けて山岳に入ると、次の補給はずっと先の南あわじ市。
もしぎりぎりまで補給を伸ばすとしたら、洲本市の最後のコンビニだけは見逃しては行けない。


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山岳に入ると景色は一変。
個人的にここからが淡路島のハイライトの連続と思う。
いきなり8%程度の登りが3km程続くから油断してるとペースが狂う。
無理せずリズム良くダンシングでクリアー。

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海岸線沿いのアップダウンで少し内陸に入りながらも
時折遠くに見える海が本当に綺麗だ。

謎のパラダイスがある立山水仙郷を抜けると、あとは下り。
ここの下りが結構道が狭くて見通し悪いくせに結構な斜度があるから要注意。
後ろに何故かバイク集団を従えながらどんどん下る。
でもこの下り、海に落ちて行くようでとても気持ち良い!!

そしてその後はTHE淡路島。
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海岸線沿いの、ど平坦!
ふおおおおおおおおおおおおおお(40km/h巡航)

正直自分のスイートペースは30km/h強なのだけれど
たまにこうしてムチを入れるようにペースアップしてみたり。
ちょっとギア重めで踏み込み気味で。
その後はケイデンス高めにくるくる回せば乳酸抜けるから問題無し。
(調子乗ると回復まで時間がかかり過ぎてペースダウンに繋がるから要注意)

途中、右にそれる道があって、どうも見晴らしが良さそうなところに繋がってる予感がしたから
ブレーキをかけてそちらに行ってみる。

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なるほど!

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なるほど!!

しばらく景色を眺めてぼけーっと。ああ、淡路島、いいなあ。

走ってる時、いい写真が撮れそうな場所があったら
例えペースが良くてもダウンヒル中でも止まって構図決めて写真撮るようにしてる。
そうしないとなかなか撮れない。
何もしなければ景色は流れてしまう。

(その結果がこのブログの写真たちと思ってくだされば幸いです。)

最近思う、やっぱり写真を撮る為に走っている節があると。

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手元こんな感じ

その後再び平坦区間を抜けると、再度登り。
この辺りは意外と登るのだ。
淡路島、平坦かと思いきや、150km一周したら獲得標高実は1,000m越えるっていうね。
うーん、いいコースだ!

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ど平坦ならやっぱり琵琶湖一周かしらねー。
あっちは北湖150km走っても獲得標高300m程度。つるぺた。
胸囲の格差社会(違)

南あわじ、由良と抜けて行く。

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さすが玉ねぎの名産地。あらゆるところからネギの香りが。

途中の鳴門大橋、ここさえ自転車で渡ることができたら、四国へのアクセスが最高に良くなるのに・・・
っていっつも思う。
せめてこの海峡をフェリーが運航してくれれば・・・・
全部自走で瀬戸内海一周ができるのに。
いつか実現することを切に願うばかり。

さて、淡路島の南を抜ければあとは西側を北上するのみ。
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通称、淡路サンセットライン。
西海岸だから、夕日が綺麗なのよね。
と、言っても、私がここを通過したのは14~16時。夕日なにそれ美味しいの^q^

ここがもうなんかテンション上がりすぎて、ひたすら37km/hくらいで走ってた気がする。
途中何度もサイクリストをパスする。
複数人で走ってる人とソロで走ってる人半々くらいだったかしらね。

途中、道路の合流地点で後ろに3人のロード乗りが付いてきた。
どうやら3人で走っているもよう。
しばらくそのまま走ってるとどうやら完全にべた付きなもよう。
ふむふむ、これはローテーション回してラスト30kmをクリアーしようかしら、
と思ったものの脚の調子がどんどん上がってるのを実感したから、あえてペースは落とさずにむしろギアをあげてみる。
後ろに誰か付いてると思うと頑張っちゃうタイプの自転車乗りです。

ちょうど追い風ということもあって、38km/h前後で引っ張ってみる。
トレイン楽しい!
海岸線沿いのアップダウンで様変わりする景色を堪能しながら北上するのみ。
ラスト10km、そろそろスパートだ。
深呼吸して息を整えて、ギアを2段あげる。
カンッ、カンッと小気味良い音とわずかな衝撃がフレーム越しに伝わる。
脚の付け根を意識して、トルクを維持しつつケイデンスを上げてようやく40km/h。
左足がどうも弱い。右足で誤摩化す。

「あっ、ありがとうございました・・・!」
後ろから声が聞こえた。
1人旅に戻った。

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残り5kmで時刻は15:50
そういえば帰りのフェリーは16:00。その次は16:40のはず。
間に合うか?と思いつつ最後まで駆け抜けたけれど、信号やら道迷ったりで結局間に合わず。うむむ。
まあいい、アワイチ完了!

大変良きアワイチだった。
10時35分スタートの
16時15分ゴール。

次のフェリーまで時間があるせいかどんどん自転車乗りが増えてくる。

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その中にさっきの3人組さんがいらっしゃったので少し談笑。
一期一会、ありがたい。

帰りのフェリーは良い脚休め。
なんといっても帰りも自走なのだ。輪行袋なんて持ってきていない。
とは言うものの、国道2号線、ど平坦だしペース上げようにもこの時間だと
道路も混雑してるし、ダウンと思えばまあ良いだろう。

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行きは1人だったのにww
繁忙時はこれより多くなって場合に寄っては次の便じゃないと駄目と言われることもあるそうで。
先着順。

結局背中に夕焼けを感じながら大阪まで再び60km

帰宅したのは19:42。
家を出てちょうど12時間といったところだろうか。
走行距離は271km。
割と最近では1,000kmキャノボに続く好ペースだったけれど
きっとこれは機材のおかげかしらね。

あとそう、あれだ、
前日に二郎系ラーメンを食べていたからだ。
間違いない。

何はともあれ、淡路島の良さを再認識。
大阪ってば淡路島も琵琶湖も、四国も京都も日帰り圏内にあって走るところには困らないねえ。

いっつも琵琶湖だけれどたまには淡路島でオフ会もありかもしれない(フラグ)

おわり。








   
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Comments 6

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スーパー吐くと

”超”高速船らしいです 上には上がいるもんです。
https://www.google.co.jp/maps/@31.241705,130.647526,3a,90y,182.78h,77.47t/data=!3m4!1e1!3m2!1sl__Bdw4enz-3GuCTUw76NA!2e0

  • 2014/05/06 (Tue) 18:52
  • REPLY
ゆに

わたくしも淡路島に行ってきました!山から見下ろす海もすごくキレイでした。
1つお聞きしたいのですが、やっぱり上り坂はストップなしで上られました?

神楽坂つむり
>ゆにさん

> わたくしも淡路島に行ってきました!山から見下ろす海もすごくキレイでした。
> 1つお聞きしたいのですが、やっぱり上り坂はストップなしで上られました?
とてもいいですよね、この季節。
そう!淡路島は山に登りながら海を眺められるのが素晴らしい。。
登り坂は基本的にノンストップです。
絶景があればもちろん止まって写真を撮りますが・・・!

  • 2014/05/13 (Tue) 11:00
  • REPLY
ひろ

大阪在住ですが、初めてコメントさせていただきます。
最近ロードバイク始めたばかりで、いろんな方のブログを見させてもらってます!

私もGWに淡路島一周しようかと考えていましたが、大阪からの自走で往復はちょっと躊躇して諦めました(笑)
いつか足を鍛えてチャレンジしたいです!

  • 2014/05/13 (Tue) 23:45
  • REPLY
ゆに

お返事をありがとうございます。ノンストップはスゴイです!さすがです。
南東では途中断念し押して上りました。やまなみも行ってきましたが、
勾配がきつくなりますと今回と同じ状態になりまして、機材の問題、漕ぎ方の問題、
ポジションの問題等、原因が分からず悩んでいます。。。

神楽坂つむり
>ゆにさん

> お返事をありがとうございます。ノンストップはスゴイです!さすがです。
> 南東では途中断念し押して上りました。やまなみも行ってきましたが、
> 勾配がきつくなりますと今回と同じ状態になりまして、機材の問題、漕ぎ方の問題、
> ポジションの問題等、原因が分からず悩んでいます。。。

うーん、思うに別に止まってもいいと思うんです。
レースとかでもない限り。
登りでもともと速度も出ないですし頑張って登っても
歩いて登っても大差なかったり・・・w

けれどノンストップでいく確実な方法があるとすれば
「ゆっくり」登ることだと思います。
とにかくゆっくりです。
筋肉が疲れない、心拍数が上がりすぎない、そんな意識したゆっくり走行で登れば
ノンストップで登れます。
変に無理をして失速するよりも、たんたんとマイペースで登る方が
トータルで速かったりします'`,、('∀`) '`,、

  • 2014/05/14 (Wed) 22:22
  • REPLY