【聖地巡礼】「いなり、こんこん、恋いろは。」の舞台である京都伏見界隈を訪れてみた【伏見稲荷大社】
写真, ノウハウ, 1day, 近畿, 聖地巡礼, オフ会,
ことの発端は、Twitter。
2月の15日(土)に「半分の月がのぼる空」クラスタによる
【赤福ぜんざい早食いオフ】なるものが開催された。
意味が分からない。
残念ながらこの時は参加できなかった半月クラスタの朔ちゃん。
けれども、翌日は来られるとのこと。
いや翌日に来ても意味ないよ!
じゃあどうするの?
伏見稲荷でしょ!!

「いなり、こんこん、恋いろは。」
ご存知の方も多いと思う。
ひょんなことから伏見稲荷大社に祀られている主祭神、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)から
万物に変身する力、通称“神通力”を授かった主人公、伏見いなりが
京都は伏見稲荷を舞台に繰り広げる変身ラブコメディ・・・!
宇迦之御魂神、通称“うか様”は
日本神話においては古くから登場する神様で
“うか”とは、食物・穀物という意味で、つまりは穀物神だ。
“倉稲魂”“稲魂の神”とも書くらしい。いずれもウカノミタマノカミと読む。
ごはんは大事だよ。
伏見稲荷に祀られているということで、広く一般的には
“お稲荷さん”と呼ばれている神様だ。(それは私のお稲荷さんだ!)
さて、伏見稲荷前日には
伊勢神宮にいたのだ。
つまり、伊勢で半月オフをしながらも、実は、うか様のルーツにも触れていたのだ!(ドーン
原作はコミックだけれど、アニメ化もされているこの「いなり、こんこん、恋いろは。」
何が魅力かと問われると、
1 キャラクター
2 京言葉
3 舞台と雰囲気
4 音楽
と、ざっとあげられると思う。
詳しくは、作品に触れて欲しい。私の言葉だけではどうしても舌足らずである。
ただ、ひとつだけ言いたい。
「空気感が素晴らしい。」
特にそれはアニメを観た時に思った。
というか、オープニングを観た瞬間に感じた。
キャラクター、舞台、音楽、雰囲気のすべてが凝縮された1分強・・・!
うわああああああああああああうかあああああああああああああ
気になる方は、オープニングだけでも観てみよう。
私はもう何度もフレーム単位で堪能してしまった。
そして第一話も見てみよう。
開始数分の登校シーン。
ここにアニメーターの本気が凝縮されていると思う。
一気に惹き込まれた。
さて、話しを戻そう。
朔ちゃんの話しだ(えっ)
あのあまりにも眩しい夏の、中部ツーリングで一緒に走った知人だ。

3日目の朝、「乗鞍の頂上で会おう!」
といって、結局そのまま今生の別れとなったあの朔ちゃんだ。
久しぶりの再会である。
土曜日の夜のうちに大阪に来るということだったから
新大阪駅まで迎えに行き、
その足で私たちのソウルフード、焼肉を食べて
その日は私の家に泊まって、次の日に備えた。
民宿つむりは、人々の旅路を応援します。
いよいよ、聖地巡礼の朝。
天気は晴れ!やったね。
手早く支度を整えて、いざ伏見稲荷へ。
さて、まず向かうは京橋駅である。
ここでのお目当てが・・・

こちらのフリーチケット!!
「いなり、こんこん、恋いろは」を強烈にバックアップしているのがこの京阪電車なのである。
このチケット、丸一日京阪電車が乗り放題になるのん。
嬉しい限定ステッカー付き1,200円なり。

普通に伏見稲荷駅にイクだけなら1,200円は高いのだけれど
この日ばかりはとても有り難かった。
というのも、まずはこちらを見てほしい。

丹波橋くん!
そう、京阪電車の駅名が、登場人物の名前の由来になっているのだ。

そしてその駅にあたる
丹波橋駅
墨染駅
伏見稲荷駅
三条駅
神宮丸太町駅
それぞれに、登場人物のパネルが置かれている!
これはまわるしか無いということで、このフリーチケットが活躍するってわけ。

特に墨染駅と、伏見稲荷駅は、上下線でホームが分かれていて
パネルがある場所にはいったん改札を出なければならないから、ありがたい。
丹波橋くんをさくっと押さえて
次に向かったのが墨染駅。

墨染しゃん!!!
可愛いすぎるでしょ・・・・
どうみても主人公級のキャラデザインなんだよなあ・・・・

わかる。

たっぷり堪能し、次はいよいよ伏見稲荷駅!!
もう駅前から高まるしかないよね。
作品抜きにしても素敵な駅なのだ。
稲荷神社をイメージした朱色の駅。
そしてその上り側ホームには

いなりーいなりー
伏見いなり。魅力的なキャラクター。
見た目もキャラもいいけれど
何より京言葉が聞いてて飽きない。
声優の大空さんは大阪は高槻市の出身で、ふだんは大阪弁らしいけれど
収録のために京都弁を習っているのだそう。
私も生まれも育ちも大阪だけれど、確かに京都弁と大阪弁は結構違う。
微妙な言葉使いもだけれど、イントネーションが結構違う。
一番それを感じたのは、第一話の体育の時間にいなりが丹波橋くんに
「ドリブル教えてください。」
という台詞。
ドリブル、のイントネーションが明らかに違う。
大阪弁だったらド↓リ→↑ブ→ル↓だけど
京都弁はド↑リ↑ブ↑ル↑。
その他にも、いろんなシーンで、京都言葉を楽しむことができる。
気になる方は、「いなり、こんこん、恋らじお」第四回を視聴してみよう。
京都弁と大阪弁の違いを解説しているぞ!!
さて、伏見稲荷駅から伏見稲荷大社、さらにはその中までは
聖地巡礼の嵐だ!
ちなみに今回訪れた聖地は、第一話とOPのみ。
だけれど、正直めちゃくちゃ多い。
少しずつ紹介して行こう。
まずは伏見稲荷駅の改札(大阪行き側)を出てすぐ振り返ると・・・


OPの墨染さん登場シーン!
そのまますぎるw
うーん、OPが思い出される。
素晴らしい。
撮影を手早くすませて伏見稲荷大社方面へ。
日曜日の久しぶりの晴れということもあり、寒空の下、かなり多くの人が訪れていた。
まるで祭りのようだ。

ちなみにこの伏見稲荷大社、初詣の動員数が西日本第一位らしい。ぱない。
駅から境内までの沿道にはいろんなお店が軒を列ねていて
見ているだけでも楽しい。
美味しそうなご飯もたくさん。
特におすすめが・・・


いなり寿司!!
さすが伏見稲荷だ。倉稲魂の神様に感謝。
これはぜひみなさん食べてみてほしい。
正直、めっちゃ美味しい。
思わずふぁっ!?って叫んでしまった。ご飯と胡麻と、揚げさんの絶妙なバランス・・・・!
お土産に欲しかったくらい。
そしてここもOPシーンの一つ。


いなりの兄、こうじが自転車で走るシーン。
こんなところ自転車で走ったら危ないぞ!w
と、言っても、平日の朝とかなら空いているのかしら?
一度、空いている時間に訪れてみたい。
ちなみに、第一話を観た人は分かると思うけれど
つまりこの道を上にどんどん行けば、いなりの家に着くわけだ。
ただここは後回し。まずは境内をまわることにした。
にぎやかな沿道を進んでたどり着くは桜門。


うおおおおおおおおおおおご立派!
ここもOPで、いっちばん最初にうつるシーン。素晴らしい。
そしてその桜門の下には・・・

うか様!!うかさまあああああああああああああああああああ!!
うか様だようか様。素晴らしい。
さすがに観光客に気を使ったのか、真正面から見た時に隠れるように、狛犬の陰に隠れていた。
隠れているうか様かわいい。
写真パシャパシャ撮ってさあ次へ、と思ったその時
バタンっ!
って音がして振り返ったらうか様が倒れていて
「うおおおおおおおおおおおお!」
って叫びながら頭で考えるより先にパネルに駆け寄ったのはここだけの話。
さて、境内である。
さすがに門をくぐると身が引き締まる。
神社とはそういうところだ。

そして続いてはこちら!


本殿である。
よくよく見ると、左右に立っている看板の数と、その内容が違う。
私たちが行った時は初牛祭。
どうやら季節の祭りに応じて看板も変わるようだ。
せっかくだしお賽銭とお参りを済ませて、
そのすぐ横にある狛犬、ではなく、狛狐、


そう、伏見稲荷では、神様のお使いは狛犬ではなく、狐なのだ。
由来は色々あるみたいだけれど
一説には、穀物を食い荒らす野ネズミを狐が追い払ってくれるから、狐を穀物の守り神と捉えたことが初まりと言われているのだそう。
とまあこうして興味をもったことを色々勉強して知ることができるのも聖地巡礼の面白いところ。
すこし脱線した。
この狐もOPのシーンのひとつ。

続いて向かうは千本鳥居。
伏見稲荷大社といったらここでしょう!と言う人も多いはず。
あと火曜サスペンス劇場とか。
この景色は唯一無二だよなあ・・・っていつも思う。ちなみに訪れるのは8回目くらいだったりする。





数えきれない鳥居をくぐってどんどん奥へ進んで行く。
狭く並んだ鳥居の隙間からこぼれる光が神々しい。
さて、しばらく進むと、背丈の2倍もないくらいの小さな鳥居がものすごい密度で並んでいる場所にたどり着く。
それがY字のように左右に続いている。
当然、左を選ぶ。
その理由は・・・
このシーン!!!




このシーン!!!!(大事なシーンなので二回ry)
OPの2サビでいなりが走っているのがちょうどここなのだ。
とても綺麗なシーンで、アニメーターの意地を感じることができる。
音楽も最高だ。

そしてその先には・・・・


その先には・・・・




うか様!

この日は大変人がおおく、思った通りの写真はなかなか撮れなかった。
仕方なし。
ちなみに雨が降っているとこの鳥居を抜けたところにある広場は
テントが張られるので欲しい写真は全く撮れなくなってしまうもよう。
ちなみにOPの最後のシーンもここ。


さて、実はここからが伏見稲荷大社の本随である。
山登りよろしくここから山頂まで続く道のスタートである。
実際に登山みたいなものかな。
一番上まで行って戻るだけで3時間はくだらないと思う。
観光ってレベルじゃねーぞ!!

さすがに一番上までは行けないものの、
ある程度は行ってみよう!ということで、奥へ。




ここまで来ると観光客も減ってきて、静かな神社の雰囲気を楽しむことができる。
木々も増えてきて、森の中の雰囲気も。
相変わらず鳥居が途切れることはないけれど。



個人的には千本鳥居よりもこのあたりの方が好きかな。
ものすごい数の鳥居と、まるで遺跡に迷い込んだように、複雑に入り組んだ石柱、御神木、御棚などなどで空間が満たされている。
猫が住んでいた。

そばに座ると身体をすりつけてくる。可愛いやつめ。
ちなみにこの時に聖地確認用のkindleを落として画面の端にヒビが入って私涙目。


この界隈をぐるぐる回って、写真を撮ってまわるまわる。
楽しすぎる。






四つ辻以上登ると戻るのが大変そうだったからここで引き返すことに。
お腹も空いてきたということで、ここでいったん駅前に戻ることに。
お目当てはもちろんこちら


お食事どころ「いなり」
原作でもアニメでも登場した、墨染さんに変身したいなりがお腹を空かせてたどり着いた
定食屋である。
そのまますぎるw



店内に入って頼むはもちろん天丼!!
うまうま。
ちなみに作中で実際に座っていたのは11番の席。


というのを教えてくれたのはお店の人。
お会計の時に少しだけれど話をすることができた。
「撮影の時はそこの席に座ってね、天丼と天婦羅そばを食べてたよ」
「カメラマンさんとか全部で9人くらい来てたねえ」
「最近はアニメ目当てで来る人も増えてきたねえ」
とかとか。
ちなみに店内窓際には原作が全巻並んでいたりする。
腹ごしらえが済んだところで、巡礼再開。
再び境内の方に向かう、けれど、午前中とは違う方向に進む。
OPでふしみの兄、こうじが自転車で降りてきた道を逆にたどって行く。
少し歩くと見覚えのあるシーンが・・・


どん!
第一話!登校シーンのT字路!
音楽も相まってものすごく素敵なシーンである。
いなりが走ってきた方向をどんどんトレースしていく。これは楽しいw
さて、お次のシーン。


「うわああああああああなんで起こしてくれへんの、お兄ちゃんのあほーーー!
のシーンである。
画角が足りねえ・・・!
というか、全体的にかなりワイドかしら。上下トリミングしてちょうどいいくらい。
車がぎりぎり通れないくらいの細い坂道を上るとさらに鳥居が。
いったいどれだけの広い範囲に鳥居があるんだ。
住宅街の中にもあるし、どこまでが境内なのか分からなくなる。
坂を上って振り向くとさらにこのシーン。



お兄ちゃん自転車激しすぎる。
つまりこのシーンからするといなりの家がこの路地を入ったところにあるということ。
で、実際にすこし入ってみたけれど、さすがにモデル通りの家はないもよう。
これかな?って感じの建物はあったけど、どうみても個人宅だし、あまり立ち入らない方がいいと思う。
この記事を見て巡礼する人も、この路地より先は遠慮した方がいいと思います。


さて、この界隈も堪能した後、くだってくだって、先ほどのT字路へ。
ここから先、記憶では第一話でいなりが近道のために神社を突っ切るシーンがあったから、
てっきりこのまま下っていけばそういう道があるのかしら?
と思って、下るもののいっこうにそれらしき神社へ続く道が見当たらない。
おっかしいなあ、と思いつつ、結局そのまま駅方面まで歩いてしまった。
帰宅して朔ちゃんと見返してて気付いた時には笑った。



こっちかよ!w
なにこのフェイント、見落としていた。ぐぬぬ。
というわけで川に落ちた犬を助けるシーンは確認できず。
(背景にうつっていたそれらしい橋は渡ったけれど)
帰る前に午前中から気に入っていた
うずらの丸焼きをいただいてみた。

どちゃくそ食べにくいw
朔ちゃんにいたってはタレが一眼レフカメラのレンズに滴り落ちて大惨事だったもよう。
'`,、('∀`) '`,、
京阪電車に舞い戻って、帰路につくことに。
帰りは四条から河原町に行って、阪急電車で大阪まで帰ることに。
の、前に、せっかくだから残りの駅も制覇するぜ!

三条駅にて、三条京子ちん!
うーん、あらためて見るとレベル高い。目元のほくろがポイント高い。
そして「せっかくだから」ということで
神宮丸太町駅の、まるちゃん。

丸太町ちか。
名前を初めて知ったのはここだけの話。

そして神宮丸太町で降りたのも初めてである。ふだんなら絶対用事がないw
ここで嬉しいサプライズが
ヘッドマークに京子ちん!

あまりに突然だったからぶれぶれである。
京阪電車の限定車両である。うーん、これはさすがに撮りきれないかなー。
ここは鉄道写真クラスタに任せておこう。

四条に移動し、先斗町あたりを散策した後、阪急電車で大阪へ。
こうして京都伏見稲荷、「いなり、こんこん、恋いろは。」聖地巡礼が終わった。
過去にいろんな作品の聖地巡礼をしてきたけれど
やっぱり楽しいなあと再認識。
作品の世界に入り込むだけではなく、
いつもと違って目線でその土地を観察することができる。
新しい発見がある。今までと違うものが見えてくる。
それが面白い。
さらに、この後、アニメを見返すと最高に楽しい。
ああ、ここ!ここ行った!って思っちゃったり、テンション上がる。
ふひひ。
特にこの作品は木漏れ日の表現とか、神社の静けさとか、
場の雰囲気を切り取ることに長けているから
舞台に足を運ぶ価値がとてもある。
また、あたたかい季節に、ゆったりまわりたいなあと思う。

駅から参道、境内の様子がよくわかる全景。
ちなみにこの日も朔ちゃんは家に泊まり、民宿つむりに二泊したのでした。
おわり。
写真,
ノウハウ,
1day,
近畿,
聖地巡礼,
オフ会,
2月の15日(土)に「半分の月がのぼる空」クラスタによる
【赤福ぜんざい早食いオフ】なるものが開催された。
意味が分からない。
残念ながらこの時は参加できなかった半月クラスタの朔ちゃん。
けれども、翌日は来られるとのこと。
いや翌日に来ても意味ないよ!
じゃあどうするの?
伏見稲荷でしょ!!


「いなり、こんこん、恋いろは。」
ご存知の方も多いと思う。
ひょんなことから伏見稲荷大社に祀られている主祭神、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)から
万物に変身する力、通称“神通力”を授かった主人公、伏見いなりが
京都は伏見稲荷を舞台に繰り広げる変身ラブコメディ・・・!
宇迦之御魂神、通称“うか様”は
日本神話においては古くから登場する神様で
“うか”とは、食物・穀物という意味で、つまりは穀物神だ。
“倉稲魂”“稲魂の神”とも書くらしい。いずれもウカノミタマノカミと読む。
ごはんは大事だよ。
伏見稲荷に祀られているということで、広く一般的には
“お稲荷さん”と呼ばれている神様だ。(それは私のお稲荷さんだ!)
さて、伏見稲荷前日には
伊勢神宮にいたのだ。
つまり、伊勢で半月オフをしながらも、実は、うか様のルーツにも触れていたのだ!(ドーン
原作はコミックだけれど、アニメ化もされているこの「いなり、こんこん、恋いろは。」
何が魅力かと問われると、
1 キャラクター
2 京言葉
3 舞台と雰囲気
4 音楽
と、ざっとあげられると思う。
詳しくは、作品に触れて欲しい。私の言葉だけではどうしても舌足らずである。
ただ、ひとつだけ言いたい。
「空気感が素晴らしい。」
特にそれはアニメを観た時に思った。
というか、オープニングを観た瞬間に感じた。
キャラクター、舞台、音楽、雰囲気のすべてが凝縮された1分強・・・!
うわああああああああああああうかあああああああああああああ
気になる方は、オープニングだけでも観てみよう。
私はもう何度もフレーム単位で堪能してしまった。
そして第一話も見てみよう。
開始数分の登校シーン。
ここにアニメーターの本気が凝縮されていると思う。
一気に惹き込まれた。
さて、話しを戻そう。
朔ちゃんの話しだ(えっ)
あのあまりにも眩しい夏の、中部ツーリングで一緒に走った知人だ。

3日目の朝、「乗鞍の頂上で会おう!」
といって、結局そのまま今生の別れとなったあの朔ちゃんだ。
久しぶりの再会である。
土曜日の夜のうちに大阪に来るということだったから
新大阪駅まで迎えに行き、
その足で私たちのソウルフード、焼肉を食べて
その日は私の家に泊まって、次の日に備えた。
民宿つむりは、人々の旅路を応援します。
いよいよ、聖地巡礼の朝。
天気は晴れ!やったね。
手早く支度を整えて、いざ伏見稲荷へ。
さて、まず向かうは京橋駅である。
ここでのお目当てが・・・

こちらのフリーチケット!!
「いなり、こんこん、恋いろは」を強烈にバックアップしているのがこの京阪電車なのである。
このチケット、丸一日京阪電車が乗り放題になるのん。
嬉しい限定ステッカー付き1,200円なり。

普通に伏見稲荷駅にイクだけなら1,200円は高いのだけれど
この日ばかりはとても有り難かった。
というのも、まずはこちらを見てほしい。

丹波橋くん!
そう、京阪電車の駅名が、登場人物の名前の由来になっているのだ。

そしてその駅にあたる
丹波橋駅
墨染駅
伏見稲荷駅
三条駅
神宮丸太町駅
それぞれに、登場人物のパネルが置かれている!
これはまわるしか無いということで、このフリーチケットが活躍するってわけ。

特に墨染駅と、伏見稲荷駅は、上下線でホームが分かれていて
パネルがある場所にはいったん改札を出なければならないから、ありがたい。
丹波橋くんをさくっと押さえて
次に向かったのが墨染駅。

墨染しゃん!!!
可愛いすぎるでしょ・・・・
どうみても主人公級のキャラデザインなんだよなあ・・・・

わかる。

たっぷり堪能し、次はいよいよ伏見稲荷駅!!
もう駅前から高まるしかないよね。
作品抜きにしても素敵な駅なのだ。
稲荷神社をイメージした朱色の駅。
そしてその上り側ホームには

いなりーいなりー
伏見いなり。魅力的なキャラクター。
見た目もキャラもいいけれど
何より京言葉が聞いてて飽きない。
声優の大空さんは大阪は高槻市の出身で、ふだんは大阪弁らしいけれど
収録のために京都弁を習っているのだそう。
私も生まれも育ちも大阪だけれど、確かに京都弁と大阪弁は結構違う。
微妙な言葉使いもだけれど、イントネーションが結構違う。
一番それを感じたのは、第一話の体育の時間にいなりが丹波橋くんに
「ドリブル教えてください。」
という台詞。
ドリブル、のイントネーションが明らかに違う。
大阪弁だったらド↓リ→↑ブ→ル↓だけど
京都弁はド↑リ↑ブ↑ル↑。
その他にも、いろんなシーンで、京都言葉を楽しむことができる。
気になる方は、「いなり、こんこん、恋らじお」第四回を視聴してみよう。
京都弁と大阪弁の違いを解説しているぞ!!
さて、伏見稲荷駅から伏見稲荷大社、さらにはその中までは
聖地巡礼の嵐だ!
ちなみに今回訪れた聖地は、第一話とOPのみ。
だけれど、正直めちゃくちゃ多い。
少しずつ紹介して行こう。
まずは伏見稲荷駅の改札(大阪行き側)を出てすぐ振り返ると・・・


OPの墨染さん登場シーン!
そのまますぎるw
うーん、OPが思い出される。
素晴らしい。
撮影を手早くすませて伏見稲荷大社方面へ。
日曜日の久しぶりの晴れということもあり、寒空の下、かなり多くの人が訪れていた。
まるで祭りのようだ。

ちなみにこの伏見稲荷大社、初詣の動員数が西日本第一位らしい。ぱない。
駅から境内までの沿道にはいろんなお店が軒を列ねていて
見ているだけでも楽しい。
美味しそうなご飯もたくさん。
特におすすめが・・・


いなり寿司!!
さすが伏見稲荷だ。倉稲魂の神様に感謝。
これはぜひみなさん食べてみてほしい。
正直、めっちゃ美味しい。
思わずふぁっ!?って叫んでしまった。ご飯と胡麻と、揚げさんの絶妙なバランス・・・・!
お土産に欲しかったくらい。
そしてここもOPシーンの一つ。


いなりの兄、こうじが自転車で走るシーン。
こんなところ自転車で走ったら危ないぞ!w
と、言っても、平日の朝とかなら空いているのかしら?
一度、空いている時間に訪れてみたい。
ちなみに、第一話を観た人は分かると思うけれど
つまりこの道を上にどんどん行けば、いなりの家に着くわけだ。
ただここは後回し。まずは境内をまわることにした。
にぎやかな沿道を進んでたどり着くは桜門。


うおおおおおおおおおおおご立派!
ここもOPで、いっちばん最初にうつるシーン。素晴らしい。
そしてその桜門の下には・・・

うか様!!うかさまあああああああああああああああああああ!!
うか様だようか様。素晴らしい。
さすがに観光客に気を使ったのか、真正面から見た時に隠れるように、狛犬の陰に隠れていた。
隠れているうか様かわいい。
写真パシャパシャ撮ってさあ次へ、と思ったその時
バタンっ!
って音がして振り返ったらうか様が倒れていて
「うおおおおおおおおおおおお!」
って叫びながら頭で考えるより先にパネルに駆け寄ったのはここだけの話。
さて、境内である。
さすがに門をくぐると身が引き締まる。
神社とはそういうところだ。

そして続いてはこちら!


本殿である。
よくよく見ると、左右に立っている看板の数と、その内容が違う。
私たちが行った時は初牛祭。
どうやら季節の祭りに応じて看板も変わるようだ。
せっかくだしお賽銭とお参りを済ませて、
そのすぐ横にある狛犬、ではなく、狛狐、


そう、伏見稲荷では、神様のお使いは狛犬ではなく、狐なのだ。
由来は色々あるみたいだけれど
一説には、穀物を食い荒らす野ネズミを狐が追い払ってくれるから、狐を穀物の守り神と捉えたことが初まりと言われているのだそう。
とまあこうして興味をもったことを色々勉強して知ることができるのも聖地巡礼の面白いところ。
すこし脱線した。
この狐もOPのシーンのひとつ。

続いて向かうは千本鳥居。
伏見稲荷大社といったらここでしょう!と言う人も多いはず。
あと火曜サスペンス劇場とか。
この景色は唯一無二だよなあ・・・っていつも思う。ちなみに訪れるのは8回目くらいだったりする。





数えきれない鳥居をくぐってどんどん奥へ進んで行く。
狭く並んだ鳥居の隙間からこぼれる光が神々しい。
さて、しばらく進むと、背丈の2倍もないくらいの小さな鳥居がものすごい密度で並んでいる場所にたどり着く。
それがY字のように左右に続いている。
当然、左を選ぶ。
その理由は・・・
このシーン!!!




このシーン!!!!(大事なシーンなので二回ry)
OPの2サビでいなりが走っているのがちょうどここなのだ。
とても綺麗なシーンで、アニメーターの意地を感じることができる。
音楽も最高だ。

そしてその先には・・・・


その先には・・・・




うか様!

この日は大変人がおおく、思った通りの写真はなかなか撮れなかった。
仕方なし。
ちなみに雨が降っているとこの鳥居を抜けたところにある広場は
テントが張られるので欲しい写真は全く撮れなくなってしまうもよう。
ちなみにOPの最後のシーンもここ。


さて、実はここからが伏見稲荷大社の本随である。
山登りよろしくここから山頂まで続く道のスタートである。
実際に登山みたいなものかな。
一番上まで行って戻るだけで3時間はくだらないと思う。
観光ってレベルじゃねーぞ!!

さすがに一番上までは行けないものの、
ある程度は行ってみよう!ということで、奥へ。




ここまで来ると観光客も減ってきて、静かな神社の雰囲気を楽しむことができる。
木々も増えてきて、森の中の雰囲気も。
相変わらず鳥居が途切れることはないけれど。



個人的には千本鳥居よりもこのあたりの方が好きかな。
ものすごい数の鳥居と、まるで遺跡に迷い込んだように、複雑に入り組んだ石柱、御神木、御棚などなどで空間が満たされている。
猫が住んでいた。

そばに座ると身体をすりつけてくる。可愛いやつめ。
ちなみにこの時に聖地確認用のkindleを落として画面の端にヒビが入って私涙目。


この界隈をぐるぐる回って、写真を撮ってまわるまわる。
楽しすぎる。






四つ辻以上登ると戻るのが大変そうだったからここで引き返すことに。
お腹も空いてきたということで、ここでいったん駅前に戻ることに。
お目当てはもちろんこちら


お食事どころ「いなり」
原作でもアニメでも登場した、墨染さんに変身したいなりがお腹を空かせてたどり着いた
定食屋である。
そのまますぎるw



店内に入って頼むはもちろん天丼!!
うまうま。
ちなみに作中で実際に座っていたのは11番の席。


というのを教えてくれたのはお店の人。
お会計の時に少しだけれど話をすることができた。
「撮影の時はそこの席に座ってね、天丼と天婦羅そばを食べてたよ」
「カメラマンさんとか全部で9人くらい来てたねえ」
「最近はアニメ目当てで来る人も増えてきたねえ」
とかとか。
ちなみに店内窓際には原作が全巻並んでいたりする。
腹ごしらえが済んだところで、巡礼再開。
再び境内の方に向かう、けれど、午前中とは違う方向に進む。
OPでふしみの兄、こうじが自転車で降りてきた道を逆にたどって行く。
少し歩くと見覚えのあるシーンが・・・


どん!
第一話!登校シーンのT字路!
音楽も相まってものすごく素敵なシーンである。
いなりが走ってきた方向をどんどんトレースしていく。これは楽しいw
さて、お次のシーン。


「うわああああああああなんで起こしてくれへんの、お兄ちゃんのあほーーー!
のシーンである。
画角が足りねえ・・・!
というか、全体的にかなりワイドかしら。上下トリミングしてちょうどいいくらい。
車がぎりぎり通れないくらいの細い坂道を上るとさらに鳥居が。
いったいどれだけの広い範囲に鳥居があるんだ。
住宅街の中にもあるし、どこまでが境内なのか分からなくなる。
坂を上って振り向くとさらにこのシーン。



お兄ちゃん自転車激しすぎる。
つまりこのシーンからするといなりの家がこの路地を入ったところにあるということ。
で、実際にすこし入ってみたけれど、さすがにモデル通りの家はないもよう。
これかな?って感じの建物はあったけど、どうみても個人宅だし、あまり立ち入らない方がいいと思う。
この記事を見て巡礼する人も、この路地より先は遠慮した方がいいと思います。


さて、この界隈も堪能した後、くだってくだって、先ほどのT字路へ。
ここから先、記憶では第一話でいなりが近道のために神社を突っ切るシーンがあったから、
てっきりこのまま下っていけばそういう道があるのかしら?
と思って、下るもののいっこうにそれらしき神社へ続く道が見当たらない。
おっかしいなあ、と思いつつ、結局そのまま駅方面まで歩いてしまった。
帰宅して朔ちゃんと見返してて気付いた時には笑った。



こっちかよ!w
なにこのフェイント、見落としていた。ぐぬぬ。
というわけで川に落ちた犬を助けるシーンは確認できず。
(背景にうつっていたそれらしい橋は渡ったけれど)
帰る前に午前中から気に入っていた
うずらの丸焼きをいただいてみた。

どちゃくそ食べにくいw
朔ちゃんにいたってはタレが一眼レフカメラのレンズに滴り落ちて大惨事だったもよう。
'`,、('∀`) '`,、
京阪電車に舞い戻って、帰路につくことに。
帰りは四条から河原町に行って、阪急電車で大阪まで帰ることに。
の、前に、せっかくだから残りの駅も制覇するぜ!

三条駅にて、三条京子ちん!
うーん、あらためて見るとレベル高い。目元のほくろがポイント高い。
そして「せっかくだから」ということで
神宮丸太町駅の、まるちゃん。

丸太町ちか。
名前を初めて知ったのはここだけの話。

そして神宮丸太町で降りたのも初めてである。ふだんなら絶対用事がないw
ここで嬉しいサプライズが
ヘッドマークに京子ちん!

あまりに突然だったからぶれぶれである。
京阪電車の限定車両である。うーん、これはさすがに撮りきれないかなー。
ここは鉄道写真クラスタに任せておこう。

四条に移動し、先斗町あたりを散策した後、阪急電車で大阪へ。
こうして京都伏見稲荷、「いなり、こんこん、恋いろは。」聖地巡礼が終わった。
過去にいろんな作品の聖地巡礼をしてきたけれど
やっぱり楽しいなあと再認識。
作品の世界に入り込むだけではなく、
いつもと違って目線でその土地を観察することができる。
新しい発見がある。今までと違うものが見えてくる。
それが面白い。
さらに、この後、アニメを見返すと最高に楽しい。
ああ、ここ!ここ行った!って思っちゃったり、テンション上がる。
ふひひ。
特にこの作品は木漏れ日の表現とか、神社の静けさとか、
場の雰囲気を切り取ることに長けているから
舞台に足を運ぶ価値がとてもある。
また、あたたかい季節に、ゆったりまわりたいなあと思う。

駅から参道、境内の様子がよくわかる全景。
ちなみにこの日も朔ちゃんは家に泊まり、民宿つむりに二泊したのでした。
おわり。
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