【ホイール】SHIMANO WH-7850 C50 TU チューブラーを評価してみる
自転車, 機材紹介, ノウハウ,
なんでいまさら?
さあなんででしょう。
私にもよくわかりません。
気付いたら手元にありました。
DURAACE WH-7850 C50 TU チューブラー。

二世代前のシマノ最高級グレードホイール。
今の9000系と違って、デザインがいかにもシマノな
ダサかっこいい感じ、嫌いじゃない。むしろ9000系より好き。
二世代前とはいえ、当時はトッププロの足元を支えていたグレードだけあって
まじまじと近くで見るだけでそのクオリティの高さが伺える。
ハブまわりは特に見蕩れる。うーん、さすが。


手に持って空転させて上下左右に傾けた感じでは、リム重量はやや重めかしら。
実走してみても、前後セットで1,500g弱にしては、ちょっと重い感じがする。
いや、もちろん軽いんだけど、この重量にしては重い。
リムハイト50mmもあれは仕方ないか。

じゃなくて、今回は別にこのホイールのインプレをしたいわけじゃなくって
カーボンディープチューブラーに関して思うところを。
グランツールをはじめトッププロがレースで使う定番中の定番だけど
なーーーんか、いまいち好きじゃない。
乗っている時のふわふわ感というか、カーボン+チューブラーのしなやかさ
いわゆる「乗り心地が良い」状態が、誰にとってもマルじゃないと感じる。
確かに振動減衰性は抜群で、c24やらEA90、Vigorαと比べても、路面からの衝撃が和らいでいるのが乗ってて分かる。
けど、そこが!そこが残念だ!
走っている時に意識している訳じゃないけれど、路面からの振動とか衝撃って、バイクコントロールをする上でとても重要だと思う。
平地巡航でも登りダンシングでも高速コーナーでも。
微妙な路面のギャップ、白線と路肩の凹凸、浮いた砂、割れたアスファルトなどなど、
目視だけでは感じ取れない情報をタイヤ⇒ホイール⇒フレーム⇒サドル・ハンドル・ペダルから伝達される物理的な振動で感じ取って、
微妙なハンドリングだったり、ペダリングだったり、お尻の位置を変えたりする。
のだけれど、カーボンチューブラーだとその微妙な振動が吸収されてしまう。
もちろんそこがメリットなんだろうけど、ダイレクト感が薄まることで、
「いつもとなんか違うな~」とずっと感じながら長距離を走ると
気付いたらなんか疲れていたり、リズムが崩れたりしている。

慣れ、の問題かもしれない。
ずっとクリンチャーを使っていたから。
でもなんだかんだチューブラー経験もそれなりにある。
そしてチューブラーで走る度に同じ違和感を覚えている。
もしかすると、フレームとの相性の問題かもしれない。
今回のWH-7850は、FELT-F1と、コルナゴC50で試して、どちらも同じ印象を受けた。

C50×C50
どちらのフレームもフルカーボンで、振動減衰性能はかなりいい。
シートポストやハンドルもカーボンだ。
カッチカチのアルミクリンチャ―でちょうどいいくらい。
そう、ここが問題なのかも。
硬いホイールでやっとバランスが取れるようなフレームに、
こんな「乗り心地の良い」ホイールを履かせると、むしろ逆効果なのでは、と。
そこで、クロモリフレーム、クロモリフォークのBH-Pinoに履かせてみた。

ふう!美しい!
細身のクロモリホリゾンタルフレームとディープリムホイールの相性の良さといったら……
エロさとカッコよさ、さらにフレームの可愛さのバランス……うっ………
で、乗ってみると、これがもうね、筆舌にし難い乗り心地の良さ。
F1やC50に履かせた時とはまったく違う印象を受けた。
問題の路面からの衝撃が緩和されつつも、欲しい分の衝撃はちゃんと伝えてくれる。
それを感じてハンドルを切る。
楽しい!
全体として少し硬すぎる気もするけれど、それはリムハイトの高さのせいだろうか。
きっと35mmくらいのカーボンディープだと、最高に気持ち良くなると予想。
ちなみにこのBH-Pinoに、先ほど挙げたような硬めのホイールを履かせると
ものっそい硬い。クロモリのしなやかさをもってしても、だ。
ちなみにホイールを無視するのであれば
チューブラータイヤよりクリンチャータイヤの方が乗り味好き。
曲がる、登るに関しては特に。
いま一番気になっているのは、カーボンクリンチャ―ホイール。
もしかすると、乗り味という点においては、一番懐が深いのかも、と期待している。
次の候補だ。(今現在部屋にホイールが18本転がっているのに)
自転車、特にロードバイクは、パーツをたった一つ変えただけで乗り心地が変わる乗り物で
だからいろいろ弄るのは楽しいんだけど
その中でもフレーム、タイヤ、ホイールが乗り心地に寄与するところは絶大だ。
そしてこの3つの部品それぞれの組み合わせで、乗り味がめちゃくちゃ変わる。
だから、カーボンディープなチューブラーが絶対良いとは全く思わない。
かといって、リムハイトが低いアルミクリンチャ―が絶対という訳でもない。
「それを何と組み合わせるのか?」
コレ大事と改めて思わされた
自転車,
機材紹介,
ノウハウ,
さあなんででしょう。
私にもよくわかりません。
気付いたら手元にありました。
DURAACE WH-7850 C50 TU チューブラー。

二世代前のシマノ最高級グレードホイール。
今の9000系と違って、デザインがいかにもシマノな
ダサかっこいい感じ、嫌いじゃない。むしろ9000系より好き。
二世代前とはいえ、当時はトッププロの足元を支えていたグレードだけあって
まじまじと近くで見るだけでそのクオリティの高さが伺える。
ハブまわりは特に見蕩れる。うーん、さすが。


手に持って空転させて上下左右に傾けた感じでは、リム重量はやや重めかしら。
実走してみても、前後セットで1,500g弱にしては、ちょっと重い感じがする。
いや、もちろん軽いんだけど、この重量にしては重い。
リムハイト50mmもあれは仕方ないか。

じゃなくて、今回は別にこのホイールのインプレをしたいわけじゃなくって
カーボンディープチューブラーに関して思うところを。
グランツールをはじめトッププロがレースで使う定番中の定番だけど
なーーーんか、いまいち好きじゃない。
乗っている時のふわふわ感というか、カーボン+チューブラーのしなやかさ
いわゆる「乗り心地が良い」状態が、誰にとってもマルじゃないと感じる。
確かに振動減衰性は抜群で、c24やらEA90、Vigorαと比べても、路面からの衝撃が和らいでいるのが乗ってて分かる。
けど、そこが!そこが残念だ!
走っている時に意識している訳じゃないけれど、路面からの振動とか衝撃って、バイクコントロールをする上でとても重要だと思う。
平地巡航でも登りダンシングでも高速コーナーでも。
微妙な路面のギャップ、白線と路肩の凹凸、浮いた砂、割れたアスファルトなどなど、
目視だけでは感じ取れない情報をタイヤ⇒ホイール⇒フレーム⇒サドル・ハンドル・ペダルから伝達される物理的な振動で感じ取って、
微妙なハンドリングだったり、ペダリングだったり、お尻の位置を変えたりする。
のだけれど、カーボンチューブラーだとその微妙な振動が吸収されてしまう。
もちろんそこがメリットなんだろうけど、ダイレクト感が薄まることで、
「いつもとなんか違うな~」とずっと感じながら長距離を走ると
気付いたらなんか疲れていたり、リズムが崩れたりしている。

慣れ、の問題かもしれない。
ずっとクリンチャーを使っていたから。
でもなんだかんだチューブラー経験もそれなりにある。
そしてチューブラーで走る度に同じ違和感を覚えている。
もしかすると、フレームとの相性の問題かもしれない。
今回のWH-7850は、FELT-F1と、コルナゴC50で試して、どちらも同じ印象を受けた。

C50×C50
どちらのフレームもフルカーボンで、振動減衰性能はかなりいい。
シートポストやハンドルもカーボンだ。
カッチカチのアルミクリンチャ―でちょうどいいくらい。
そう、ここが問題なのかも。
硬いホイールでやっとバランスが取れるようなフレームに、
こんな「乗り心地の良い」ホイールを履かせると、むしろ逆効果なのでは、と。
そこで、クロモリフレーム、クロモリフォークのBH-Pinoに履かせてみた。

ふう!美しい!
細身のクロモリホリゾンタルフレームとディープリムホイールの相性の良さといったら……
エロさとカッコよさ、さらにフレームの可愛さのバランス……うっ………
で、乗ってみると、これがもうね、筆舌にし難い乗り心地の良さ。
F1やC50に履かせた時とはまったく違う印象を受けた。
問題の路面からの衝撃が緩和されつつも、欲しい分の衝撃はちゃんと伝えてくれる。
それを感じてハンドルを切る。
楽しい!
全体として少し硬すぎる気もするけれど、それはリムハイトの高さのせいだろうか。
きっと35mmくらいのカーボンディープだと、最高に気持ち良くなると予想。
ちなみにこのBH-Pinoに、先ほど挙げたような硬めのホイールを履かせると
ものっそい硬い。クロモリのしなやかさをもってしても、だ。
ちなみにホイールを無視するのであれば
チューブラータイヤよりクリンチャータイヤの方が乗り味好き。
曲がる、登るに関しては特に。
いま一番気になっているのは、カーボンクリンチャ―ホイール。
もしかすると、乗り味という点においては、一番懐が深いのかも、と期待している。
次の候補だ。(今現在部屋にホイールが18本転がっているのに)
自転車、特にロードバイクは、パーツをたった一つ変えただけで乗り心地が変わる乗り物で
だからいろいろ弄るのは楽しいんだけど
その中でもフレーム、タイヤ、ホイールが乗り心地に寄与するところは絶大だ。
そしてこの3つの部品それぞれの組み合わせで、乗り味がめちゃくちゃ変わる。
だから、カーボンディープなチューブラーが絶対良いとは全く思わない。
かといって、リムハイトが低いアルミクリンチャ―が絶対という訳でもない。
「それを何と組み合わせるのか?」
コレ大事と改めて思わされた
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