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【ワイヤーケーブル】ORiBIKE × ALLIGATOR(アリゲーター)I LINKをインストールしてみた

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介,
ロード完成車3台。MTB1台。その他もろもろ。

身体は1つでも自転車は複数台いるのだ。そういうものなのだ。
楽しみ方も用途もぜんぶ違う。
それぞれの良いところを噛み締めながら乗り回してるのだけれど、その中でも異色なのがORiBIKE。

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いやー便利。とにかく便利。
鉄道さえ走ってればね、気軽に輪行してひとっとび。
路地裏でも世古でもどんと来い。

そのルックスと折り畳み機構に惹かれて手に入れたのだけれど欠点がいくつか。
ずっと放置してたままだったけど、最近ようやく着手しだした次第。

折り畳み自転車の宿命かもしれない、ワイヤーの取り回しの難しさ。
ORiBIKEの惜しいところは変速ワイヤーがね、あまりよろしくない。
折り畳んだ時に明らかに無理な力が加わっている。
そのせいかアウターの痛みが激しい。

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当然、変速が重たくなる。
うーんうーん、やだー。

というわけで今回導入するのはこちら
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アリゲーター i-Link

恐竜の骨みたいなアウター。
背骨みたいに独立したブロックがたくさん連なってる。イイね!無骨だよ!
湾曲が激しい小径車にはもってこいだと思うのだ。さてさて、作業作業。

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古いワイヤーを引っこ抜く。STIの数百倍簡単。

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インナーは別途用意。注意すべきは小径車用に長いものを用意しなければならないということ。
ロード用はだいたい2100mm。今回用意したのは3000mm。
実際必要なのは2600mmくらいかな。

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i-Linkの構造はこんな感じ。
インナーと背骨構造のアウター、その間にライナー。

もともと付いていたアウターを元に長さを決めて行く。
もちろんその通りにはいかないし、細かい調整が必要だけれど、こいつのメリットは長さを後から自由に変えられるという事。
通常のアウターみたいに切りすぎたあぼん、ということはないのだ。

だから簡単、と思いきや、そこそこ手こずった。
ロードバイクならそうはならなかったのだろうけど、なんせ複雑な折り畳み機構をもつORiBIKEだ。
取り回しと長さに頭を使う。
展開時と折り畳み時、どちらにおいても美しい取り回しを追い求める事1時間でなんとか完了。ふう。

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一番気になってたリアディレイラー部分もこのとおり。
折り畳んでもまったく問題なし。素晴らしい。

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取り回しの変更点としては、リアディレイラーに至るまでの道のりをチェーンステーに這わせた。
ロードバイクとかと同じ。
ちょうどチェーンステーカバーが付いてるからその下をくぐらせたら中々どうしてばっちりだった。
本来はその上を通ってるチューブ、一応シートステーかしら、を通るのだけれど、どう考えてもこっちのがスムーズだよ……?
折り畳み時も問題なし。

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気になってた箇所が一気に解消されてわたし、満足

実際変速してみるとだいぶ軽くなった。フィーリングとしてはロードといい勝負。

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ロードバイクのドレスアップ兼変速性能向上(ロードで向上するかは知らない)でよく使われるアイテムだけれど
ワイヤーが強く曲げられる小径車、特に折り畳み機構を有した自転車にこそ使われるべきだと実感した。
ブレーキ用もあるみたいだし、いずれは全部i-Link化してみようかしら。
リアブレーキが重たいのよね………
レバー変えたらだいぶ変わりそうだけれど、やっぱりワイヤーの抵抗ものすごい。と。

ORiBIKEは何かと手がかかる
ロードバイクのような完成系がないから。
自転車として未熟なところがある。
だからこそ楽しい。
小径車は、設計思想も違えば、カタチも、規格もばらばら。
速さが正義じゃないから、あらゆるコンセプトが許容される。
まだまだ変えたいところがあるけれど、ゆっくりじっくり楽しんで行こうと思う。

(クランクとか駆動系の話はまた次回)


   
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