【愛媛県〜高知県】ちょっと自転車で山登りに四国ツーリングいってきた〜絶景!四国カルスト〜
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「どっかいいとこないかなー」
と私はいつものようにプリンを食べながらグーグルマップを眺めていた。
グーグルマップを眺めるのは日課みたいなもの。
地図を見て、気になったところがあれば調べて、そこをツーリングの行き先にする。
しかし年々行きたい場所が減りつつあるこの現状………
打破するには、有名どころじゃないニッチなところを狙うしか無い。
ふと、目線を動かすと四国がそこにはあった。
四国はかれこれ6,7回くらい行ってる。
けど、滅茶苦茶感動する程のものに出会った事が無い。
うどんには感動したけれど。
きっと四国にもまだまだ素晴らしいところがあるはずと、航空写真モードにして眺めていると、目につく場所が合った。
四国は、その真ん中を大きな山脈が貫いている。
瀬戸内海側から太平洋側に行こうとすると、まず間違いなく山越えになる。
高いところでは1500m〜2000mくらいになるらしい。
その四国をきれいに半分に分ける山脈の、ど真ん中から少し西よりのところに
明らかに周りの山々と違った色味をしている土地があった。
深い緑の山々の中に、クレーターのようにぽっかりと空いている土地がある。
若草色のその空間は、四国カルストという。
グーグルマップの写真からでも、そこには何か特別な風景が広がっていると確信できた。
「ここにしよう」
出発の1週間程前のことだった。

今回の装備はこんな感じ。
特に解説いらないよね。いつもと同じ。
ホイールだけやんちゃしてるけど。ふふふん。
前輪だけディープなのは、重石としての役割と、見た目でモチベーションあがるから。
やー、これ意外と登りが楽しいの。ダンシングが楽しいの。
なんていうか軽すぎない、ちょうどいい。
下ハンダンシングが特に。
スプロケは前の記事で紹介した16-27T。
そんなところ。
大阪から四国に上陸するには大きく分けて3つの手段がある。
1つ目は陸路。
広島県尾道市までいって、そこから「しまなみ海道」を渡って愛媛県今治市に上陸するルート。
利点は尾道としまなみ海道が楽しめる事。
私が自転車を始めた頃に瀬戸内海ツーリングをした時にこのルートを通った。最高だった。
ただ、時間がかかるから却下。
2つ目はジャンボフェリー。
わたし大好きジャンボフェリー。
神戸港から高松を結ぶ格安フェリーで、ダイヤも料金も自転車旅にうってつけ。
ただ、高松スタートだと理想のルートを引く事が出来ない。
そして3つ目がオレンジフェリー。
大阪南港と、愛媛県東予港(とうよこう)を結ぶフェリーだ。
最近ダイヤが改正されたらしく、これが大阪22時発、東予港6時着という、ツーリングにはうってつけの時間設定。
寝ている間に海を越えて四国まで運んでくれるってわけだ。
しかも今回の目的地である四国カルスト経由のルートも引き易い。
そんな訳で初めてのオレンジフェリー乗船である。

大阪南港 21:00

こちらスネーク、船内に侵入した。
船旅の雰囲気は何度経験してもいいものだ…
わたし、いま、旅してるぞー!って気持ちになる。
今までたくさんのフェリーに乗って来て………、ま、どこもだいたい同じだけどね←

フェリーといえばこのチープな高級感
等級は勿論二等客室。
一度でイイから一等客室とか入ってみたいね!両隣からいびきとか聞こえないんだろうね!
この日はちょっと寝不足ってのもあったし、布団に入るや否や眠りについた。
船体越しに伝わってくるエンジンの振動が身体に沈んで行き、就寝。
船内アナウンスとともに目が覚める。
たくさん夢を見た。
間もなく東予港に着岸するとの事。
時刻は5時47分。私はカメラをもって急いで甲板に出た。

ビューティフォー………
船旅の毎回の楽しみである。
朝焼けと夕焼け。洋上から見るそれは普段目にする事の出来ない特別な光景の1つ。
ふひひ。
車両甲板に降りて自転車を探す。
乗船時は見通しが良かった甲板もトラックでいっぱいぎっちりに。
どこ!どこ!!どこ!!!
かれこれ5分くらい走り回ってようやく見つけた。
乗船時と場所変わってるじゃねーか!焦った焦った

他にも何人かサイクリストが。
しかし自転車のこの扱いよ・・・
全然場所取らないし、人よりも軽いし、自転車料金もっと安くなりませんかねフェリー会社さん。
誘導員の合図とともにペダルに力を込めて下船。
この瞬間がたまらなく好きだ
そして上陸、四国!

ふおおおおおおおおおおおお空気おいしいいいいいいいいいいいいいい
大阪との違いがやばい。大阪やばい。
スーハースハーハハースースーハーハー
とりあえず国道に出て、しばらく走ってコンビニで朝ご飯と補給食をゲット。
私は知る由もなかった。
この補給が、私に残された最後のチャンスだったなんて。
さて、今回のコースはざっくばらんに言うと、山岳ステージだ。
獲得標高は事前データで4,600m程。距離は220km前後。
おらわくわくすっぞ!

最初の登りまで20km程、身体を起こすようにあれこれ試しながら走る。
身体の調子はすごくいい。
久しぶりのツーリングと、この晴天で、気分が踊らない訳が無い。

そうこうしている内に最初の登りスタート。
日本の原風景とも言えるような、集落を貫く道を登って行く。



国道から逸れて間もないというのに、何も音がしない。
車も電車もここにはない。
タイヤが地面に食いつく音すら際立って聞こえる。
しばらく登ると人工物は無くなり山道に入る。
一部路面が荒れてるものの、問題無し。
なんてったって人っ子一人いない、車も来ない。
ほぼ貸し切り状態でのヒルクライムだった。
路面に注意しつつ、車が来たとしても、これだけの静けさの中なら、すぐに分かる。
自分だけのペースで淡々とペダルをまわす。
あまりに気持ち良くって、一切飲み食いせずに登りきってしまった。

頂上に来てこの峠が「黒森峠」と名付けられている事を知った。
クロモリロードで来ればいいじゃない!
標高は985m。この時点での獲得標高は1,300mナリ。

さてさて、ダウンヒルの時間。
今回は前輪にディープリムを履いて来たから、下りがすんごい楽しい。
冷静さを保ちながらもつい加速度を増して駆けそうになる。セーブセーブ。

300m程くだったところで突然、水面が見えて吃驚した。
どうやらダムがあるようで、湖みたいになっていて、湖岸沿いにキャンプ場が設置されていた。
日の光が湖面に反射していて、下りながら遠目に見たら海みたいで、本当に驚いたw

面河ダムというらしい。
いったん平地になってまた下り。
ここで気付く。寒いw
うーんちょっと油断してた。上は2枚しか着てなかった。
半袖ジャージと、薄いウインドブレーカー。
せめて暖かいインナーくらいは用意するべきだったろうかw
あと、そろそろ指切りグローブじゃ寒いね…!

ざざっと下って、再び次の登り開始。
国道33号をさけて、あえてのヒルクライム。
距離は長くなるわ、坂だわで普段なら絶対避けて通るw
笠取山とかいう山の東側をかするコースで、この山、美川峰、大川嶺、笠取山と円弧状に連なる大川嶺連峰の最高峰らしい。
笠取山って、関東の方にもあった気がする。
ここも先ほどと同じようなところで、ただし今回は標高1,500m程まで登る。
脚もちょうど暖まって来たところ。ここはTTのような感じで一気に登りきった。
きもちいいいいいいいいいいいい

途中にあった川がキレイってレベルじゃなかった
下って下って、この時点で獲得標高は2,000m突破。まだまだ。

再び国道に戻って、次に目指すはメインディッシュの四国カルスト。
普通だとまっすぐ南下して、地芳峠から四国カルストに入るのが定番だろうけど、私はこの日、高知に行きたくって、そのルートだと、来た道をまた戻ることになってしまう。10km程だけど、
それはいやだ。
私はなるべく一度通ったところは通りたくない。
というわけで、グーグルマップで見つけたか細い道を選択した。

県道36号線とやら。
ちなみにここまでとここからの話をすると
「平地はいっさい出てこない」
この県道36号。たぶん通る人がほとんどいないのだろう。
通常車が通る道は、タイヤの部分だけ、石や砂、草がなくなるものなのだけれど、この道はそうじゃない。
こぶし大ほどの石も、本来自動車のタイヤが通る位置に鎮座している。
ということは自転車なんてのも滅多にこないんだろう。


一部ガードレールも無い道もあったりで、その分景色を思う存分堪能できた。
木漏れ日がたまらなく気持ち良い。
ただし、路面が見辛くなるのは勘弁してくれ。

何度確認しても圏外でした本当にありがとうございました。
途中、道と平行して川が流れている事に気付いた。
そういえばずいぶんとヒンヤリする。
標高は1,200mほど。
川に降りられそうなところがあったから自転車をほったらかして、川辺まで降りてみた。


きれいすぎワロタ
なんなのこの透明度………
さすが四国である。四万十川も近いし、この標高だし、不純物が一切混じっていない感じ。

標高的にもうすぐだ。ダンシングでさらに一気に200m程駆け上がると森を抜けて突如、空間が開けた。

四国カルスト(wikipediaより)
四国カルスト(しこくカルスト)は、愛媛県と高知県との県境にある標高が約1,400m、東西に約25kmに広がるカルスト台地である。日本三大カルスト(四国カルスト、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつで、その中でも最も高い標高からは石鎚山などの周辺の山々が一望できる。
西から大野ヶ原、姫鶴平(めづるだいら)、五段高原、天狗高原(てんぐこうげん)(標高1485m)まで、なだらかな山肌には、夏は草に覆われた緑のじゅうたん、秋はススキが一面に広がり、一年を通して四季を楽しむことができる。浸食作用で地表に露出した石灰岩が点在している。乳牛の放牧地帯としても有名で、多くの牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にし、多くの人々が訪れる観光地となっており、愛媛県では1964年(昭和39年)3月21日に四国カルスト県立自然公園として指定された。



説明文にある通り、西から東に25km程この風景が続く。もう最高だ。
ちなみにこのとき私がいたのが一番西の大野が原。
ここから東の天狗高原まで走るこの25kmが今回の旅のハイライト。

牛ー!牛ー!

道が続いて行くと思って道路から逸れてみたらこれだよ!
どうみてもシクロクロスとかそんなところです本当にあry
さらに上に続く道があったからとんとん登ってみる。



なにこのグランツールでみるような光景………

高知県をみおろす!!!

植物は詳しく無いけれど、これはいわゆる高山植物だろうか
で、ここで景色を見ていると、1台の車がやってきて、ご夫婦さんが降りて来た。
こんにちはーと言われたので、こんちはーと、返して、そのまましばらくお話をした。
四国の人らしく、この辺りの土地のことをたくさん教えてもらった。
入植民がこの地を開拓して、こうして小さいながらも集落が出来るまでの話とか
あの山は、近畿以西で最高峰の石槌山だよとか。
明日は高知に行くと伝えると、おすすめのお店も教えてもらった。とても楽しみだ。
若いうちにいい経験してるわねえ、と奥さんに言われた。なんだかとても誇らしく思えた。
最後におにぎりをもらった。泣きそうになるくらい嬉しかった。
というのも、実はこの時、ほとんど完全にハンガーノック状態で、ふらふらしかけてたところ。
なんとここまで100km以上、コンビニも何もなかったのだ………
びっくりしたよもう。途中からやばいと感じてたけれど、そのうちあるだろう、とどこか楽観視してた。
現実は残酷だ。
自販機はあったけどね!
もし同じルートを辿る人がいたら、気をつけて…
最後のチャンスは最初に書いた通りだよ!
何度もありがとうを言って、でも正直まだまだカロリーが不足していたからこの辺りにご飯が食べられるところないですか?
と聞くと、東の山のてっぺんあたりを指差して、あのあたりに食堂があるよ、とのこと。
そちらを見てみると(いる場所の見通しが良くて、360度パノラマ)なるほど、彼方に風車が見える。
ちょうどその下にあると。

うわあ……あんなところまで……(写真中央やや左よりに見える白い棒が風車
と思って地図で確認するとこれから行くところじゃねーか!( 'д'⊂彡☆))Д´) パーン
まさかまだ登るとはwwwふふふwww



ここからその食堂までの記憶はあまりない()
なんせ本当に限界だったのだ。だから、食堂にたどり着いた時には一人ガッツポーズをした。
お店の前がちょうど坂の終わりで、しかも横断歩道がゴールラインのようになっていて、一人山岳ステージ優勝な気分だった。
食堂というよりは、道の駅というか、山荘というか。
目の前の開けた空間は姫鶴平(めづるだいら)めちゃくちゃきれい。というか普通に観光地。
さっきまでいた西の方よりずっと人が多い。
良くわからないカレーをふらふらになりながらもなんとか注文。
席について、カルストの大地を眺めながら待つ。


こんなところが日本にもあるなんて。
しかもたった1日で来られるなんて。
自転車旅面白いとかなんとか考えてたらキタキタ。

うまー!うまー!
リアルに生き返る。
自転車に乗るとご飯のありがたみが身に染みる。
このよくわからない魚のフライはなんか魚くさかった。うん。
隣の席に座ってるおっちゃんに話しかけられる。
どこから来たのとか、あの自転車いくらくらいするの、とか。
「ロードバイク自体はピンキリですけど、40~50万円くらいっす」と答えると
「ああ、やっぱりそれくらいするよな」と。
おお、珍しく話の分かるおっちゃんだ。たいていは値段を言うとひええええって感じなのに。
若いうちにいい経験してるなあ、とも言われた。
自転車を始めてから、何度も何度も旅してきたことを思い返すと、確かにそんな気もしてくる。
いい経験なのかな。
わるい経験ではないことは確か。
でも、若いとか関係ないよ、と言いたくなった。
何歳になっても、いい経験はできる。年齢で縛られるのは体力的なものかもしれないけど、きっとそれも本当の意味では問題ないはず。
したいなあ、と思うか、しよう、と実行するかの違いじゃないだろうか。
私はいつまでこういう経験ができるんだろう。
この姫鶴平から眺めるこの景色、すごかった。
今から走るであろう道がずっと先まで見えて、あの山のちょうどてっぺんの横、あすこの道まで登って行くんだ。
見ているだけでわくわくすっぞ!

見通しが良すぎて距離感が狂ってくる。
あの山の向こうまで飛んでいこうか・・・
空は高く、雲が近い。


こんなとこまで自力で来られた優越感に浸りながらさらに登っていく。

ここは五段城と呼ばれるらしく、昔の人はここを歩いて超えたそうな。
途中に坂が緩やかになる箇所があり、旅人はそこで休憩をしていたとか。
その緩やかになる箇所が5つあることから、五段城。
こういう名前の由来を聞いたり読んだりしてるだけで面白い。名前に歴史あり、だ。

素晴らしい道と思ってた矢先にこの未舗装路だよ!
そこを超えると天狗高原と呼ばれる高原地帯に至る。
ここも先と同じようなカルスト台地の一部だけれど、少し木々が多かったのは何でだろう。
スキー場もあるらしい。
こんなに高いところだから雪が降るのも分かるし、じゃあスキーってのも分かるけど、どうやってここまでくるんだ・・・?
車でも相当厳しいんじゃないだろうか………
この時点で時刻はそこそこ夕方前。
高知の山々は見えるけれど、太平洋ははるか先。
高知駅の方角を確認しつつ、ここからは特に立ち寄るところもない。ひたすらゴールを目指すのみ。
標高1,500m。
位置エネルギーを消費しながら一気に駆け降りる。

前輪ディープやばい、飛ぶ。飛翔する。
いくつか細かい分岐があるところは、地図を開いて慎重に道を選んでいく。
過去に一度、ダウンヒル中に盛大に道を間違えて、あさっての方向に出てしまった苦い思い出がある。
30分くらい下ってから気づいて、もうマンボウもびっくりの表情をしたっけ・・・・
途中、分岐点で道を確認していると、1台車がやってきた。
女子大生らしき人達が乗っていて「須崎方面はどちらですか?」と聞かれた。
どうやら地元民と間違われたらしい。
道自体はちょうど確認したところだから
「ここの交差点を左にいって、ずーっと下って大きな道と合流したら右です」
と答えるとありがとう、といってそのまま下って行った。
実は私も同じ方向に向かうところだったから、ちょっと間を空けてスタートしようとした時にふと気づいた。
(しまった、大きな道と合流するところは、左折だ!)
きっと合流地点で看板が出ているからそこで私の間違いに気付いてくれるだろう。
そう願ったもののもし私の言葉を信じて間違った方向に行ってしまったら……
楽しい旅行に暗雲が………
とかもういろいろ考えながら、必死に追いかけた。
幸い道は右に左と曲がりくねるテクニカルなコース。
下り、特にカーブが多い道ではロードバイクは自動車なんて比べ物にならないくらい速く走られる。
合流地点手前でなんとか追いつき、私の間違いを伝えることができた。
テールランプをピカピカさせながら遠ざかっていくタントを見ながら、私も東に進路と取る。
ここから高知駅までは、大した登りもなく(それまでに比べて)50~60km程ひた走るのみ。

とある町の商店で最後の補給。


山間部だからだろうか、暗くなるのが早く、そうなると一気に気温が低くなる。
結局1日を通して、服装を1回も変えることが無かった私である()
そろそろヒートテックの出番かしら。
うろこ雲を輝かさせた夕日も落ち、あたりは直に真っ暗に。
安全運転を心がけて、さらっと到着高知の街!

さてさて、晩御飯は全然決めてなかったもののTwitterでフォローしてる方(さきぷさん!)
から
「葉牡丹で土佐料理のいろいろが食べられますよ」
とのこと。居酒屋らしいけれど、呑まなければいい話。行くっきゃない。
土曜日の夜ということもあって、店内は大いに賑わってた。
カウンターに座るとすぐに女将さんが注文を聞きに来てくれた。
土佐料理のおすすめが食べたいです、と伝えると嬉しそうにいろいろ紹介してくれた。



さきぷさんにもおすすめしてもらった“うつぼのたたき”の他“カツオのたたき”“若鶏の足”“串盛り合わせ”
となりのおっさんおすすめの“土手焼き”などなど。
さすが高知、カツオが美味しい。
おっさん曰く‘ツウ’はタレじゃなく塩で食べるとか。試してみると、なるほど、これは絶妙に合う。
旅のこととか、四国のこととか、オスプレイのこととか話しながら、郷土料理を楽しんだ。
お腹いっぱいになったところでホテルに向かう。
ふとサイクルコンピューターを見ると、獲得標高が4,491m。
これは悔しい、4,500m行きたいと、思ってると、ちょうどいい感じの橋が。
橋を無駄に3往復して獲得標高4,501mに達したよ!やったねたえちゃん!
そんなこんなで1日目が無事に終わった。
近年稀にみる濃い1日だった。
万人におすすめできるコースでは無いけれど
登りが好きで、旅が好きで、なにより絶景が好きなら確実におすすめできる。
ただ補給食だけはキヲツケテ!
その2へ
自転車,
写真,
機材紹介,
ロングライド,
輪行,
四国,
と私はいつものようにプリンを食べながらグーグルマップを眺めていた。
グーグルマップを眺めるのは日課みたいなもの。
地図を見て、気になったところがあれば調べて、そこをツーリングの行き先にする。
しかし年々行きたい場所が減りつつあるこの現状………
打破するには、有名どころじゃないニッチなところを狙うしか無い。
ふと、目線を動かすと四国がそこにはあった。
四国はかれこれ6,7回くらい行ってる。
けど、滅茶苦茶感動する程のものに出会った事が無い。
うどんには感動したけれど。
きっと四国にもまだまだ素晴らしいところがあるはずと、航空写真モードにして眺めていると、目につく場所が合った。
四国は、その真ん中を大きな山脈が貫いている。
瀬戸内海側から太平洋側に行こうとすると、まず間違いなく山越えになる。
高いところでは1500m〜2000mくらいになるらしい。
その四国をきれいに半分に分ける山脈の、ど真ん中から少し西よりのところに
明らかに周りの山々と違った色味をしている土地があった。
深い緑の山々の中に、クレーターのようにぽっかりと空いている土地がある。
若草色のその空間は、四国カルストという。
グーグルマップの写真からでも、そこには何か特別な風景が広がっていると確信できた。
「ここにしよう」
出発の1週間程前のことだった。

今回の装備はこんな感じ。
特に解説いらないよね。いつもと同じ。
ホイールだけやんちゃしてるけど。ふふふん。
前輪だけディープなのは、重石としての役割と、見た目でモチベーションあがるから。
やー、これ意外と登りが楽しいの。ダンシングが楽しいの。
なんていうか軽すぎない、ちょうどいい。
下ハンダンシングが特に。
スプロケは前の記事で紹介した16-27T。
そんなところ。
大阪から四国に上陸するには大きく分けて3つの手段がある。
1つ目は陸路。
広島県尾道市までいって、そこから「しまなみ海道」を渡って愛媛県今治市に上陸するルート。
利点は尾道としまなみ海道が楽しめる事。
私が自転車を始めた頃に瀬戸内海ツーリングをした時にこのルートを通った。最高だった。
ただ、時間がかかるから却下。
2つ目はジャンボフェリー。
わたし大好きジャンボフェリー。
神戸港から高松を結ぶ格安フェリーで、ダイヤも料金も自転車旅にうってつけ。
ただ、高松スタートだと理想のルートを引く事が出来ない。
そして3つ目がオレンジフェリー。
大阪南港と、愛媛県東予港(とうよこう)を結ぶフェリーだ。
最近ダイヤが改正されたらしく、これが大阪22時発、東予港6時着という、ツーリングにはうってつけの時間設定。
寝ている間に海を越えて四国まで運んでくれるってわけだ。
しかも今回の目的地である四国カルスト経由のルートも引き易い。
そんな訳で初めてのオレンジフェリー乗船である。

大阪南港 21:00

こちらスネーク、船内に侵入した。
船旅の雰囲気は何度経験してもいいものだ…
わたし、いま、旅してるぞー!って気持ちになる。
今までたくさんのフェリーに乗って来て………、ま、どこもだいたい同じだけどね←

フェリーといえばこのチープな高級感
等級は勿論二等客室。
一度でイイから一等客室とか入ってみたいね!両隣からいびきとか聞こえないんだろうね!
この日はちょっと寝不足ってのもあったし、布団に入るや否や眠りについた。
船体越しに伝わってくるエンジンの振動が身体に沈んで行き、就寝。
船内アナウンスとともに目が覚める。
たくさん夢を見た。
間もなく東予港に着岸するとの事。
時刻は5時47分。私はカメラをもって急いで甲板に出た。

ビューティフォー………
船旅の毎回の楽しみである。
朝焼けと夕焼け。洋上から見るそれは普段目にする事の出来ない特別な光景の1つ。
ふひひ。
車両甲板に降りて自転車を探す。
乗船時は見通しが良かった甲板もトラックでいっぱいぎっちりに。
どこ!どこ!!どこ!!!
かれこれ5分くらい走り回ってようやく見つけた。
乗船時と場所変わってるじゃねーか!焦った焦った

他にも何人かサイクリストが。
しかし自転車のこの扱いよ・・・
全然場所取らないし、人よりも軽いし、自転車料金もっと安くなりませんかねフェリー会社さん。
誘導員の合図とともにペダルに力を込めて下船。
この瞬間がたまらなく好きだ
そして上陸、四国!

ふおおおおおおおおおおおお空気おいしいいいいいいいいいいいいいい
大阪との違いがやばい。大阪やばい。
スーハースハーハハースースーハーハー
とりあえず国道に出て、しばらく走ってコンビニで朝ご飯と補給食をゲット。
私は知る由もなかった。
この補給が、私に残された最後のチャンスだったなんて。
さて、今回のコースはざっくばらんに言うと、山岳ステージだ。
獲得標高は事前データで4,600m程。距離は220km前後。
おらわくわくすっぞ!

最初の登りまで20km程、身体を起こすようにあれこれ試しながら走る。
身体の調子はすごくいい。
久しぶりのツーリングと、この晴天で、気分が踊らない訳が無い。

そうこうしている内に最初の登りスタート。
日本の原風景とも言えるような、集落を貫く道を登って行く。



国道から逸れて間もないというのに、何も音がしない。
車も電車もここにはない。
タイヤが地面に食いつく音すら際立って聞こえる。
しばらく登ると人工物は無くなり山道に入る。
一部路面が荒れてるものの、問題無し。
なんてったって人っ子一人いない、車も来ない。
ほぼ貸し切り状態でのヒルクライムだった。
路面に注意しつつ、車が来たとしても、これだけの静けさの中なら、すぐに分かる。
自分だけのペースで淡々とペダルをまわす。
あまりに気持ち良くって、一切飲み食いせずに登りきってしまった。

頂上に来てこの峠が「黒森峠」と名付けられている事を知った。
クロモリロードで来ればいいじゃない!
標高は985m。この時点での獲得標高は1,300mナリ。

さてさて、ダウンヒルの時間。
今回は前輪にディープリムを履いて来たから、下りがすんごい楽しい。
冷静さを保ちながらもつい加速度を増して駆けそうになる。セーブセーブ。

300m程くだったところで突然、水面が見えて吃驚した。
どうやらダムがあるようで、湖みたいになっていて、湖岸沿いにキャンプ場が設置されていた。
日の光が湖面に反射していて、下りながら遠目に見たら海みたいで、本当に驚いたw

面河ダムというらしい。
いったん平地になってまた下り。
ここで気付く。寒いw
うーんちょっと油断してた。上は2枚しか着てなかった。
半袖ジャージと、薄いウインドブレーカー。
せめて暖かいインナーくらいは用意するべきだったろうかw
あと、そろそろ指切りグローブじゃ寒いね…!

ざざっと下って、再び次の登り開始。
国道33号をさけて、あえてのヒルクライム。
距離は長くなるわ、坂だわで普段なら絶対避けて通るw
笠取山とかいう山の東側をかするコースで、この山、美川峰、大川嶺、笠取山と円弧状に連なる大川嶺連峰の最高峰らしい。
笠取山って、関東の方にもあった気がする。
ここも先ほどと同じようなところで、ただし今回は標高1,500m程まで登る。
脚もちょうど暖まって来たところ。ここはTTのような感じで一気に登りきった。
きもちいいいいいいいいいいいい

途中にあった川がキレイってレベルじゃなかった
下って下って、この時点で獲得標高は2,000m突破。まだまだ。

再び国道に戻って、次に目指すはメインディッシュの四国カルスト。
普通だとまっすぐ南下して、地芳峠から四国カルストに入るのが定番だろうけど、私はこの日、高知に行きたくって、そのルートだと、来た道をまた戻ることになってしまう。10km程だけど、
それはいやだ。
私はなるべく一度通ったところは通りたくない。
というわけで、グーグルマップで見つけたか細い道を選択した。

県道36号線とやら。
ちなみにここまでとここからの話をすると
「平地はいっさい出てこない」
この県道36号。たぶん通る人がほとんどいないのだろう。
通常車が通る道は、タイヤの部分だけ、石や砂、草がなくなるものなのだけれど、この道はそうじゃない。
こぶし大ほどの石も、本来自動車のタイヤが通る位置に鎮座している。
ということは自転車なんてのも滅多にこないんだろう。


一部ガードレールも無い道もあったりで、その分景色を思う存分堪能できた。
木漏れ日がたまらなく気持ち良い。
ただし、路面が見辛くなるのは勘弁してくれ。

何度確認しても圏外でした本当にありがとうございました。
途中、道と平行して川が流れている事に気付いた。
そういえばずいぶんとヒンヤリする。
標高は1,200mほど。
川に降りられそうなところがあったから自転車をほったらかして、川辺まで降りてみた。


きれいすぎワロタ
なんなのこの透明度………
さすが四国である。四万十川も近いし、この標高だし、不純物が一切混じっていない感じ。

標高的にもうすぐだ。ダンシングでさらに一気に200m程駆け上がると森を抜けて突如、空間が開けた。

四国カルスト(wikipediaより)
四国カルスト(しこくカルスト)は、愛媛県と高知県との県境にある標高が約1,400m、東西に約25kmに広がるカルスト台地である。日本三大カルスト(四国カルスト、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつで、その中でも最も高い標高からは石鎚山などの周辺の山々が一望できる。
西から大野ヶ原、姫鶴平(めづるだいら)、五段高原、天狗高原(てんぐこうげん)(標高1485m)まで、なだらかな山肌には、夏は草に覆われた緑のじゅうたん、秋はススキが一面に広がり、一年を通して四季を楽しむことができる。浸食作用で地表に露出した石灰岩が点在している。乳牛の放牧地帯としても有名で、多くの牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にし、多くの人々が訪れる観光地となっており、愛媛県では1964年(昭和39年)3月21日に四国カルスト県立自然公園として指定された。



説明文にある通り、西から東に25km程この風景が続く。もう最高だ。
ちなみにこのとき私がいたのが一番西の大野が原。
ここから東の天狗高原まで走るこの25kmが今回の旅のハイライト。

牛ー!牛ー!

道が続いて行くと思って道路から逸れてみたらこれだよ!
どうみてもシクロクロスとかそんなところです本当にあry
さらに上に続く道があったからとんとん登ってみる。



なにこのグランツールでみるような光景………

高知県をみおろす!!!

植物は詳しく無いけれど、これはいわゆる高山植物だろうか
で、ここで景色を見ていると、1台の車がやってきて、ご夫婦さんが降りて来た。
こんにちはーと言われたので、こんちはーと、返して、そのまましばらくお話をした。
四国の人らしく、この辺りの土地のことをたくさん教えてもらった。
入植民がこの地を開拓して、こうして小さいながらも集落が出来るまでの話とか
あの山は、近畿以西で最高峰の石槌山だよとか。
明日は高知に行くと伝えると、おすすめのお店も教えてもらった。とても楽しみだ。
若いうちにいい経験してるわねえ、と奥さんに言われた。なんだかとても誇らしく思えた。
最後におにぎりをもらった。泣きそうになるくらい嬉しかった。
というのも、実はこの時、ほとんど完全にハンガーノック状態で、ふらふらしかけてたところ。
なんとここまで100km以上、コンビニも何もなかったのだ………
びっくりしたよもう。途中からやばいと感じてたけれど、そのうちあるだろう、とどこか楽観視してた。
現実は残酷だ。
自販機はあったけどね!
もし同じルートを辿る人がいたら、気をつけて…
最後のチャンスは最初に書いた通りだよ!
何度もありがとうを言って、でも正直まだまだカロリーが不足していたからこの辺りにご飯が食べられるところないですか?
と聞くと、東の山のてっぺんあたりを指差して、あのあたりに食堂があるよ、とのこと。
そちらを見てみると(いる場所の見通しが良くて、360度パノラマ)なるほど、彼方に風車が見える。
ちょうどその下にあると。

うわあ……あんなところまで……(写真中央やや左よりに見える白い棒が風車
と思って地図で確認するとこれから行くところじゃねーか!( 'д'⊂彡☆))Д´) パーン
まさかまだ登るとはwwwふふふwww



ここからその食堂までの記憶はあまりない()
なんせ本当に限界だったのだ。だから、食堂にたどり着いた時には一人ガッツポーズをした。
お店の前がちょうど坂の終わりで、しかも横断歩道がゴールラインのようになっていて、一人山岳ステージ優勝な気分だった。
食堂というよりは、道の駅というか、山荘というか。
目の前の開けた空間は姫鶴平(めづるだいら)めちゃくちゃきれい。というか普通に観光地。
さっきまでいた西の方よりずっと人が多い。
良くわからないカレーをふらふらになりながらもなんとか注文。
席について、カルストの大地を眺めながら待つ。


こんなところが日本にもあるなんて。
しかもたった1日で来られるなんて。
自転車旅面白いとかなんとか考えてたらキタキタ。

うまー!うまー!
リアルに生き返る。
自転車に乗るとご飯のありがたみが身に染みる。
このよくわからない魚のフライはなんか魚くさかった。うん。
隣の席に座ってるおっちゃんに話しかけられる。
どこから来たのとか、あの自転車いくらくらいするの、とか。
「ロードバイク自体はピンキリですけど、40~50万円くらいっす」と答えると
「ああ、やっぱりそれくらいするよな」と。
おお、珍しく話の分かるおっちゃんだ。たいていは値段を言うとひええええって感じなのに。
若いうちにいい経験してるなあ、とも言われた。
自転車を始めてから、何度も何度も旅してきたことを思い返すと、確かにそんな気もしてくる。
いい経験なのかな。
わるい経験ではないことは確か。
でも、若いとか関係ないよ、と言いたくなった。
何歳になっても、いい経験はできる。年齢で縛られるのは体力的なものかもしれないけど、きっとそれも本当の意味では問題ないはず。
したいなあ、と思うか、しよう、と実行するかの違いじゃないだろうか。
私はいつまでこういう経験ができるんだろう。
この姫鶴平から眺めるこの景色、すごかった。
今から走るであろう道がずっと先まで見えて、あの山のちょうどてっぺんの横、あすこの道まで登って行くんだ。
見ているだけでわくわくすっぞ!

見通しが良すぎて距離感が狂ってくる。
あの山の向こうまで飛んでいこうか・・・
空は高く、雲が近い。


こんなとこまで自力で来られた優越感に浸りながらさらに登っていく。

ここは五段城と呼ばれるらしく、昔の人はここを歩いて超えたそうな。
途中に坂が緩やかになる箇所があり、旅人はそこで休憩をしていたとか。
その緩やかになる箇所が5つあることから、五段城。
こういう名前の由来を聞いたり読んだりしてるだけで面白い。名前に歴史あり、だ。

素晴らしい道と思ってた矢先にこの未舗装路だよ!
そこを超えると天狗高原と呼ばれる高原地帯に至る。
ここも先と同じようなカルスト台地の一部だけれど、少し木々が多かったのは何でだろう。
スキー場もあるらしい。
こんなに高いところだから雪が降るのも分かるし、じゃあスキーってのも分かるけど、どうやってここまでくるんだ・・・?
車でも相当厳しいんじゃないだろうか………
この時点で時刻はそこそこ夕方前。
高知の山々は見えるけれど、太平洋ははるか先。
高知駅の方角を確認しつつ、ここからは特に立ち寄るところもない。ひたすらゴールを目指すのみ。
標高1,500m。
位置エネルギーを消費しながら一気に駆け降りる。

前輪ディープやばい、飛ぶ。飛翔する。
いくつか細かい分岐があるところは、地図を開いて慎重に道を選んでいく。
過去に一度、ダウンヒル中に盛大に道を間違えて、あさっての方向に出てしまった苦い思い出がある。
30分くらい下ってから気づいて、もうマンボウもびっくりの表情をしたっけ・・・・
途中、分岐点で道を確認していると、1台車がやってきた。
女子大生らしき人達が乗っていて「須崎方面はどちらですか?」と聞かれた。
どうやら地元民と間違われたらしい。
道自体はちょうど確認したところだから
「ここの交差点を左にいって、ずーっと下って大きな道と合流したら右です」
と答えるとありがとう、といってそのまま下って行った。
実は私も同じ方向に向かうところだったから、ちょっと間を空けてスタートしようとした時にふと気づいた。
(しまった、大きな道と合流するところは、左折だ!)
きっと合流地点で看板が出ているからそこで私の間違いに気付いてくれるだろう。
そう願ったもののもし私の言葉を信じて間違った方向に行ってしまったら……
楽しい旅行に暗雲が………
とかもういろいろ考えながら、必死に追いかけた。
幸い道は右に左と曲がりくねるテクニカルなコース。
下り、特にカーブが多い道ではロードバイクは自動車なんて比べ物にならないくらい速く走られる。
合流地点手前でなんとか追いつき、私の間違いを伝えることができた。
テールランプをピカピカさせながら遠ざかっていくタントを見ながら、私も東に進路と取る。
ここから高知駅までは、大した登りもなく(それまでに比べて)50~60km程ひた走るのみ。

とある町の商店で最後の補給。


山間部だからだろうか、暗くなるのが早く、そうなると一気に気温が低くなる。
結局1日を通して、服装を1回も変えることが無かった私である()
そろそろヒートテックの出番かしら。
うろこ雲を輝かさせた夕日も落ち、あたりは直に真っ暗に。
安全運転を心がけて、さらっと到着高知の街!

さてさて、晩御飯は全然決めてなかったもののTwitterでフォローしてる方(さきぷさん!)
から
「葉牡丹で土佐料理のいろいろが食べられますよ」
とのこと。居酒屋らしいけれど、呑まなければいい話。行くっきゃない。
土曜日の夜ということもあって、店内は大いに賑わってた。
カウンターに座るとすぐに女将さんが注文を聞きに来てくれた。
土佐料理のおすすめが食べたいです、と伝えると嬉しそうにいろいろ紹介してくれた。



さきぷさんにもおすすめしてもらった“うつぼのたたき”の他“カツオのたたき”“若鶏の足”“串盛り合わせ”
となりのおっさんおすすめの“土手焼き”などなど。
さすが高知、カツオが美味しい。
おっさん曰く‘ツウ’はタレじゃなく塩で食べるとか。試してみると、なるほど、これは絶妙に合う。
旅のこととか、四国のこととか、オスプレイのこととか話しながら、郷土料理を楽しんだ。
お腹いっぱいになったところでホテルに向かう。
ふとサイクルコンピューターを見ると、獲得標高が4,491m。
これは悔しい、4,500m行きたいと、思ってると、ちょうどいい感じの橋が。
橋を無駄に3往復して獲得標高4,501mに達したよ!やったねたえちゃん!
そんなこんなで1日目が無事に終わった。
近年稀にみる濃い1日だった。
万人におすすめできるコースでは無いけれど
登りが好きで、旅が好きで、なにより絶景が好きなら確実におすすめできる。
ただ補給食だけはキヲツケテ!
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