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【瀬戸内海、玄界灘、豊後水道etc】自転車で行く島旅のススメ 〜島旅の魅力と旅のコツ〜

神楽坂つむり

自転車, 写真, ロングライド, ノウハウ, 島旅,
さて、日本全国いろんなところを旅している私ですが、その中でも特に好きなのが「島」を巡る旅です。
日本国内には数千もの島が存在しており、しかもそのどれもが違った特徴を持っていて、どこを訪れても新しい発見や出会いがあります。

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今回はそんな自転車で行く島旅の魅力について綴っていきます。


なぜ「島旅」なのか?


とあるイベントに参加した時に参加者の方から

「どうして島旅が好きになったのですか?」

と聞かれたことがあります。

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▶︎隠れ家のように海から少し入ったところにある入江と漁村の風景。全国いろんなところで見られる風景ですがどこか懐かしく、魅力的でもあります。



その時にはすでに島旅の魅力にハマっていて、毎週のようにフェリーに乗って島を巡っていた私ですが、とっさの質問に対して出てきた答えは

「空気感とか雰囲気・・・ですかねえ」

と何とも張りのない気の抜けた答えをしてしまいました。
その後になってあれこれと他の言い回しがなかったのか、本当にそれが答えなのかと自問自答しましたが、結局のところこの答えに集約されると思います。

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▶︎しまなみ海道のとあるフェリー甲板にて。「ようきたのう」ローカル感溢れる方言に旅情が刺激されます。ほんの少しのことですが、これだけでもう良い旅の予感がします。


島旅の魅力。それは

空気感が良い。
雰囲気が良い。

こればっかりは真実で、今でも島旅が好きな理由は何かと聞かれたらこう答えます。



島旅の魅力


空気感や雰囲気、その正体は何かと考えるともう少し具体的に述べることができます。

・道と海が近い

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▶︎兵庫県淡路島の淡路島。島一周ができるということで関西サイクリストに人気の場所ですが、特にこの島の南側は交通量も少なく快適です。


島ということは当たり前ですが周りは海に囲まれています。
そして大抵の島はその外周部に道路が整備されています。日本の離島の多くは大昔の火山活動や海底隆起によって形成されたものであり、横から見ると富士山のように盛り上がっています。そのような場所においては集落や施設は海と山の間の平野部分に作らざるを得ません。集落間の移動のために道路を造ると自ずと島を綺麗にくるっと一周することになります。山を越える峠道を作ったり、トンネルを掘る労力を考えると当然といえば当然。

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山口県周防灘を望む海岸線の道。このような景色を眺めながら走ることができる、ただそれだけで気持ちが良くて仕方がありません。ちなみに奥に見えている島にもフェリーを使えばアクセスできるということで、コースバリエーションが豊か!

常に海を眺めながら、思いっきり走ることができる。

内陸部では味わうことができない島ならではの魅力だと言えます。



・交通量が少なく、ストレスフリーで安全!

先述した地理的特徴がハード面の話だとするとこちらはソフト面の話ですが、島の多くは本土と比べて交通量が少ないです。
昔訪れたことがある隠岐島のとある離島では一周する間に一台も車とすれ違わなかったことがありますが、このような経験が割とあります。

「むしろ人と会うと珍しい!」

なんてくらい交通量が少ない島もあります。

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▶︎街中では憚られる集団走行ですが、交通量の少ない離島の場合、比較的安全に走行することができます。


自転車は道路を走るものですが、道路は自転車だけのものではありません。むしろ一般的には自転車にとっては窮屈だったりします。乗用車だけではなくトラックやバス、バイクといった様々な乗り物と共存しています。こればっかりは仕方ありませんが、やっぱりストレスに感じるのが正直なところ。
島に行くとこれがない。
そしてこれだけでめちゃくちゃストレスフリーで安全なのです。

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ライドに集中すると言う意味でも島ライドは効果的。トレーニングを目的としたシリアスライドからゆるポタまで、どんな要求にも応えてくれる環境が整っています。

車に怯えることもないですし、逆に車に迷惑をかけることもありません。
まだ走り慣れていない初心者や、いわゆる交通戦争に疲れた人には、島旅が間違いなくおすすめです。



・橋や船で境界線を越える

自転車旅の魅力と言えば「境界線を越える」ことにあると思います。
昔そんなタイトルでフォトブックを出したことがありますが、日常から非日常へ、町から山へ、県から県へ、そして陸から島へ。
境を越える行為というのはそれだけでワクワクします。
島へ渡るというのはその中でも分かりやすく感動するポイントです。

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▶︎熊本県天草パールラインはいくつもの橋を渡りながら島を巡ることができます。全国的にはしまなみ海道に注目されがちですが、熊本〜長崎界隈にもこのような快走路がたくさん整備されています。

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▶︎福岡県サイクリスト定番のライドコースと言えば志賀島。写真にあるような両脇を海に挟まれた海の中道が有名ですが、志賀島自体も外周部を一周できる他、山間部にはグラベルがあったりヒルクライムスポットがあったりと見所たくさんなのです。

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▶︎自転車とフェリーは相性が良い!輪行しなくても自転車のままフェリーに乗せることができるケースが多いですね。料金は各フェリー会社にお問い合わせください。(たいてい別料金です)

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▶︎船に乗り込む時のワクワク感がたまりません。場所と時間によっては貸切状態で楽しむことができるなんてことも珍しくありません。


島へ渡るフェリーに乗り込む瞬間や長旅を終えて陸に上がる瞬間、海の上にかけられた橋を渡る瞬間、そのどれもが掛け値無しに楽しいと思えるのです。



・歴史が詰まった場所が多い

気付いたら新しいビルが建っていたり、今まであった公園がなくなっていたり、目まぐるしく景観が変わる街と違って島の景色の移り変わりは比較的ゆっくりです。
悪く言えば発展してしないとも言えるのですが、おかげで歴史的建造物や遺跡、史跡、神社仏閣が当時のまま残っていることが結構あります。

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▶︎広島県竹原市にある大久野島は第二次世界大戦中に使用された毒ガス兵器工場の跡が残っています。今やうさぎ島として人気ですが、当時の面影を色濃く残した歴史的価値の高い島でもあります。


本土から離れているということで過去の戦争の遺物が残っているケースもありますね。
こういった歴史的な部分に目を向けることに興味がある人にとって島旅というのはトレジャーハントになると思います。



島旅の注意点


魅力たっぷりな島旅ですが、島旅特有の注意点があります。


・フェリーの運行時間

島に渡る際にはフェリーを使うことが多くなりますが、このフェリーの運航時間を必ずチェックしておきましょう。

バスや電車のように數十分に一便、というケースは稀です。
30分に1本なら多い方で3〜6時間に1本は珍しくなく、場合によっては1日1本ということもあり得ます。


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船は便利ですが時刻表だけは必ず確認しておきましょう。場合によっては1日に数本のみだったりすることもあります。必ず帰りのフェリーも確認しておきましょう!また、シーズン毎に時刻表が変更されることもあるため最新情報をチェックされることをおすすめします。


橋で繋がっていればまだ良いですが、フェリーでしかアクセスできない島でうっかり帰りのフェリーを逃してしまうと島に取り残されてしまいます。(実は経験があります)

いざ島の途中で帰りの時刻表を調べようとしたら圏外だった!という経験もありますので、時刻表をメモしたり写真に撮っておくことを強くおすすめします。



・補給場所が少ない

ズバリ少ないです。港や橋の付近、あるいは島で最も栄えているところにはコンビニやスーパー、個人商店がありますがそれ以外のところには皆無、なんてことも・・・・。
出来れば島に渡る前に補給場所だけは調べておき、まずいと感じたら事前に買い込んでおくことをおすすめします。

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何もないのが島の魅力の一つでもあり、注意すべき点でもあります。予め補給食を多めに用意する、ボトルの数を増やしておくなどの工夫が必要です。島のコンビニやスーパーは営業時間も短かかったり定休日が設けられている場合も・・・。


これもやっぱり失敗した経験があり、島でテント泊をするのに晩御飯と朝ごはんをおにぎり1個を半分ずつにして凌いだことがあります・・・。




・季節に合わせた装備が重要

島を走っていると気温や天気の影響をモロに受けます。
とにかく自然に対して遮るものがない。


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自然との距離が近い島ライド。環境と上手く付き合っていくために、高機能ウエアや季節に合わせたウエア小物(グローブやアームカバー、レッグウォーマー等)を活用すべし。


海からの風はモロに受けますし、日差しを遮るものもありません。
残酷にも寒い時は寒く、暑い時は暑いのが島の特徴です。
それはそれで好きなのですが・・・
逃げ込む場所があまりない場所なので、四季と地域に応じた装備確認をしっかりとしていくことが重要です。


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▶︎島に行かないと見ることが出来ない風景。自転車旅がより一層印象深く記憶に残る物になること間違いなし。

島旅の魅力を挙げてみましたが、こうして見るとそこには自転車旅の魅力そのものが詰まっていると言えると思います。

旅の計画をするのが陸地よりも少し大変かもしれないけれど、だからこそ島旅をするごとに旅人としてのスキルも上がるような気がします。島国であるメリットを最大限活かしての自転車島旅。ぜひ。

終わり。

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