【八幡浜〜道後温泉】絶品塩パンとバスキュール式道路可動橋【松山港〜宇品港】

知らない天井だ。

窓から漏れる光で目が覚めた。
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!!

昨日は暗くなってからこの町に着いたものだから、町の全景が分からなかった。
あんなに山が近かったのか、と、きっと地元の人であればなんでもないことに、いちいち気付きを得たような気分になる。
旅をしていると何もかも新鮮だ。
素泊まりだったから宿に長居する理由もない。
パジャマから最短時間でウエアに着替えて装備を整え自転車にライトやGARMINをセットして部屋を出る。
お宿の人に丁寧にお礼を伝えてチェックアウトした。
自転車を部屋に入れてもらえるだけで諸々の準備が圧倒的に楽になるし時間短縮にもつながる。ありがたい限り!

まずは昨晩たどり着いたばかりの八幡浜港へと向かった。
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左端中央の室外機萌え。


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こちら、「どーや食堂」さんは朝の7時から営業しているという旅人に嬉しい海鮮食堂。
港直通というだけあって新鮮な魚がリーズナブルな価格で食べられるということでせっかく来たのだから食べるしかないでしょ!ということで迷わず入店。

平日の朝だったからかさすがお客さんは私の他に誰もおらず、むしろ店員さんにこんな時間からサイクリストが来ること自体が珍しいらしく驚かされてしまった。

海鮮どんぶりを注文して席で待つこと5分。
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いただきまーす!!!

これが650円なのだから驚くしかない。この日の魚はマグロにハマチ、タイという文句のつけようがないラインナップに朝からありえん笑顔になりました。  
ごちそうさまでした。

腹ごしらえを終わらせてたところで改めてここ八幡浜の景色に目を向けて感動した。
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なんだろう、この独特の風景は。
入り江になった海は波ひとつ立たず穏やかでそれだけで時間がゆっくりと流れているように感じる。
普通、こういう場所ならばただただ山が広がって終わりなのだけれど、ここは山の斜面を最大限活用してまるで要塞のように畑が植えられていて、その隙間を縫うように道路が張り巡らされている。
海沿いには道が走り、道路を隔ててすぐに民家が広がる。遠目に見るとまるでイタリアのヴェネチアで見たような景色だけれど、しっかり日本的でどこか懐かしく私はなぜか三重県の賢島を思い出していた。

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桜、満開。

さて、朝ごはんも食べたし普通ならここから旅の始まりなのだけれど、フォロワーのアイさん

アイさん:私の家から最も近所のフォロワーさんでゾンビランドサガライブに一緒に行った仲で尊いことが好きな人

情報によると「めちゃくちゃ美味しいパン屋さんがあるからオススメ」ということで立ち寄ってみることに。


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なんかめっちゃ女子力高い感じのお店。
お店の前を通っただけで焼きたてのパンの良い匂いが漂ってきて、これはたまらない・・・・。
近所にこんなお店があったら毎日通っちゃうな・・・という雰囲気がする。 

店内に入ると地元の人と思わしきお客さんがいらっしゃって、大変繁盛している模様。
レジにも厨房にもスタッフさんが多くて、活気があって、リズと青い鳥や魔女の宅急便のようなパン屋さんというよりは、RPGの大きな町の大きなパン屋さんという印象で、なんだかワクワクする。
店内のパンの種類も惣菜パンから食パンまで幅広く取り揃えられていて目移りしてしまうけれど、ここの名物は何と言っても「塩パン」なのだそうだ。
   ってくらい美味しかった。いやほんとに。
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店内の端っこのテーブル席で買ったパンをいただくことができる。ちなみに右下のホットコーヒーはサービスで無料。
初めてのパン屋さんでは塩パンかクロワッサンを買うと決めている私はそれを繰り返しているうちに塩パンが大好きになってしまって、毎週3回はパン屋さんに通っている私としてはそれなりに塩パンにはうるさいと自負していたけれど、ここパンメゾンの塩パン、ぶっちぎりで優勝です。ほんまに美味しかった・・・・


ということで



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とりあえず自分のお土産用に塩パンを6個買いました。
こんな時のためのサコッシュ。突然荷物が増えても大丈夫。
ちなみにこの日はこれが補給食となりました。ふとしたタイミングでもしゃもしゃ食べることになります。


ようやくちゃんと旅の始まり。
この日は八幡浜から北上を続けて愛媛県松山市まで向かいましょう。目指すは道後温泉!

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桜の季節ということで、探すまでもなく次から次へと桜が出迎えてくれた。
有名な名所は何もなかったけれど、私の好きな桜はこういう道端に生えている名もなき桜。
風景の一部としての桜が大好きです。

 

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いくつかの町を越え、山を越え、トンネルを抜けて、気がついたら海に出た。


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国道378号線。
ただただひたすらに海沿いの道を走るだけの簡単なお仕事。


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ふと海に目をやるとびっくりするくらい綺麗。川かと思うくらいに。
そういえばここは四国で愛媛県だったことを思い出した。清流と呼ばれる川をたくさん抱えているだけある。

道中、大洲という町を通過するときになんだか気になる、というか見覚えのある橋が遠くに見えた。
いや、実際に見たことはないはずで、ただ、見覚えがある。
なんだろう・・・と頭の底に落ちていた記憶を手繰り寄せてみると思い出した。
数年前に大阪市立図書館の橋脚というか日本の橋を特集した専門書に書いていた赤い橋、長浜大橋だった。

「(まさかこんなところにあるなんて!)」

当時の私は場所までは詳しく把握していなかったようで、今日この瞬間までその存在を忘れてしまっていた。

迷わずにハンドルを切ってそちらに向かった。
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おおおお・・・・・
これがあの現役で稼働するというバスキュール式の橋・・・・!
かつての勝鬨橋のように船の往来があるたびに開くという、しかもこのサイズの構造物が・・・・
ギミック萌えにはたまらない橋の一つがこの長浜大橋なんです。はい。

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くうううううううう歴史を感じる。

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戦時中、グラマン機からの機銃掃射によって被害を受けた跡が未だに残っているというとんでもない橋でもある。

なんともいいものが見られた。眼福。

続いて向かうは下灘駅。
まあこれはいわゆるインスタ映えというか・・・・・そういうスポットの一つなんだけれど、残念ながらここに来るタイミングでちょうど雲ができてこの日は青空はもう期待できないか?という状況だったから軽く立ち寄るだけで終了した。

まあロケーションはいいと思う。(けれど絶景ってもっとたくさんあるからわざわざここに焦点を当てる必要もないかなーという感じ)

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可愛らしい駅だと思う。赤いポストがいいアクセント。


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タイミングよく列車が来たのは良いサプライズ。
なんだかどことなく北宇治高校の制服に似ているような気がしなくもない(オタク目線)

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HIJIKIかと思ったらHIJIKIだった。


さて、そろそろお昼ご飯を食べたいなあというタイミングで伊予市に到着。
実はここで食べるお昼ご飯は決めていた。

道中のコンビニで休憩しているときに駐車場で一緒になったバイク乗りのおじさんとの会話の中で教えてくれたうどん屋さん「和み」というお店。
ちなみにそのバイク乗りのおじさんは先週にサラリーマンを辞めて今は退職金をもらいつつ次の人生について考えている最中なのだとか。気分転換に趣味のバイクツーリングをしているけれど、自分一人生きていくだけならどうにでもなるし、今の自由さをとりあえずは謳歌するということ。
人の一生なんてその人が決めればいい、自由でいい、好きなように生きればいいという当たり前のことを改めて実感した。

うどん和みさん。
かしわ天ぶっかけうどんをいただくなど。
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めっちゃ美味しそうに見えますよね。
実際、写真で見る以上に美味しいです。ここはマジでオススメです。

腹ごしらえをした後はいよいよ今日のゴール地点的な場所である松山に到着!
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松山市内を抜ける。西日本地方都市あるあるの路面電車のある景色。
もはや珍しくもない存在・・・・!


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松山市内も春爛漫。


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そして到着道後温泉!!
いやー、何年ぶりだろう。こんなに小さかったっけ?というのが今回の第一印象。

帰りのフェリーまで時間もあったから立ち寄り温泉で汗を流した。
旅の最中に入る温泉の良さといったらない!
ゆっくりと身体をリフレッシュして道後温泉内を適当にふらふらと散策。
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満喫しきったところで、松山港へとワープ。


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ここから帰るよ!

松山〜広島・呉・宇品間のフェリーを運行するのは「瀬戸内海汽船」
ここ松山から広島市内の宇品港までは所要時間約2時間30分、距離にして66km。
料金は大人料金¥3,600+自転車料金¥430=¥4,030也。
四国は愛媛県から本州は広島まで一気にワープできることを考えるととても便利だしリーズナブルだと思う。


そしてこの航路から見ることができる景色が大好きなことに気づいた。
フェリーの中でうたた寝をしつつ、音戸の瀬戸を通り過ぎる瞬間や呉港に立ち寄る時間は、プライスレスだと思う。

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正面からの顔が可愛いフェリー。

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フォント、好き。


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とりあえずチェックせざるを得ないフェリー内のゲームコーナー(プレイはしない


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音戸の瀬戸を通過!


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幾何学的。


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呉らしい造船所工場。


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灰ヶ峰。この世界の片隅にを思い出さずにはいられない風景。


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この日は加賀さんも停泊していた。山桜をバックに美しい姿。
それにしても遠近感が狂う'`,、('∀`) '`,、


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護衛艦も勢ぞろい。かっこいー!


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夕暮れ時のフェリー、良さしかない。


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宇品港を象徴する赤い灯台。もうすっかり見慣れた風景。


こうして今回の旅が終わった。
新幹線から自転車からフェリーまで、いろんな乗り物を乗り継ぎながら
我ながら面白いルートで旅をすることができた。


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ノリと勢いでもこういう旅程が組めるのだから
玄関を飛び出したもの勝ちだなあと実感。

さあ、次はどこへ行こうか。

終わり。

   

     
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