【広島⇨島根】ちょっと自転車で津和野までお気軽ツーリングしてきた

朝目が覚めて
真っ先に思う旅先のこと。

時刻は9 :00

寝過ごしてるじゃねーか! ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
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自転車ツーリングするのに9時起きは我ながら遅すぎるでしょ・・・・・
と半ば呆れながら洗面台で顔を洗ったり髪を直したりしつつ行き先について考える。

「(今から準備して9時半には出発できるとして・・・・)」
「(本当は出雲大社くらいまで行きたかったけれどさすがにそれだと暗くなるギリギリになるし・・・・)」
「(いっそ近場で済まそうか・・・・いやでも・・・・)」

カーテンを開けた窓の向こう側の空の青さを見ていると
ただただ知っている道を走るだけじゃ勿体ない気がしてきた。
せっかくこんなに天気が良いんだから、どこか知らない場所まで走りたい。

というわけで行った事がない場所リストのうちから距離やコース的に良さげな「津和野」が選ばれました。


津和野は島根県のほぼ山口県寄りに位置する小さな町で
「山陰の小京都」と呼ばれるその街並みには古い酒蔵や温泉、町屋や教会などがコンパクトに集まっていてそれは大変情緒があるそうな。
私が大好きな稲荷神社もあるらしく、ずっと気になっていた場所の一つ。
桃太郎電鉄でも決して大きくないけれどたまに目的地にもなる場所で、その実態がどんなものなのか知りたかった。


というわけで出発!
本当に天気が良い!
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序盤は海沿いを走るわけだけれど、こんな青いとついつい島ライドに切り替えてしまいそうだったけれど後ろ髪を引っ張られながらも山岳地帯へと進む。

広島から津和野まで自転車で行くとなるとどう頑張っても山を越えていくしかない。
迂回しようが大回りしようが山を越えないことにはどうしようもない。
だったら最短コースで行こうじゃないか!
ということで地図上で一番近そうな道をつないで走ることにした。


広島市内から海沿いに草津、廿日市と走り
県道30号線、廿日市峠を越えて国道186号線に合流して北上、
国道434号線に接続してダウンヒルして、岩国から伸びる国道187号線に合流。
最後は島根県道3号線で津和野までの100kmちょっとのコース。

これくらいならば頭に入れておけば地図を見なくても青看板だけで進む事ができる!
くらいには道の選択肢がそこまで多くない地方の山奥。
目の前の道と看板を見ていれば、だいたいオッケー!

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廿日市峠あたりは序盤の序盤。
それなりにじわじわと登るけれど、まだ頑張るような時間じゃない。
景色を楽しみながら登る事ができる程度のペースで登る。斜度5%で22km/hくらい。


廿日市峠を越えてからは一気に田舎感。
日本の原風景とも言うべき長閑な景色がひたすらと続く。
車の交通量も減り、広くて綺麗な道路を独り占め状態で思わずテンションが上がってしまう!
ちなみにここから津和野まで思い返してみればほとんど信号がなかった。
山岳地帯とは言え、80kmも信号がほぼないと言うのはなんとも贅沢なコースに巡り合ってしまった。


なんだか面白そうな立ち寄りスポットもチラチラとあって、ペダルを止める機会も多々あり。

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こちらは重なり岩。
昔々とあるお偉いさんが道路に落ちていた巨岩を云々カンヌンで一夜にして岩が元どおりになっていた云々カンヌンな場所。
こう言う岩に纏わる奇妙な話って全国各地にあるけれど、一体これの正体はなんなんだろう。
例えば子供が危ない場所へ行かないための方便だったり、
何か道徳的な才学に繋がるエピソードだったりするものがあるのだろうけれど、
正直なところ分からない。
本当にそんな霊的な超常現象的な事があった・・・と信じきるほどロマンチストでもない私は
ついついそんな裏のことばかり考えてしまう。
と言いつつ、神聖な雰囲気があったし、なんだか神様の予感も感じつつ・・・・となんとも信心の薄い巡礼者になってしまった。


それにしてもこの道、本当に気持ちが良い。
ひたすら旅気分が高まる一方だった。
ふと横に目をやれば一面の田園風景が続き、田畑には水が張られていた。

「水田だーーー」
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もうそんな季節。田んぼに水が張られているのを見るだけでどうしてこんなにワクワクするんだろう。
きっとそれは過去に何度もしてきた自転車旅で・・・・この季節を走ると必ず目にするから旅とこの景色がセットで捉えられているからかしら。
特に信州地方を旅しているときはこう言う景色をたくさん見る。
安曇野や小諸のあたりを走っているとアルプスの山々を背景に水が張られた田んぼが広がっているその様をたくさん見る事ができて大好きだった記憶。
そしてあの大好きな白川郷の・・・都会の喧騒から遠く離れた山奥に広がるあの景色・・・・。

そんな色んな場所を思い起こさせる装置でもあるのがこの水田だ、私にとっては。

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川の水の綺麗さがものすごい。

国道186号線に合流してからは標高750m程度まで一気に駆け上がる。
と言ってもそこまで斜度は厳しくなく、ペースを守ればなんて事ない、気持ちの良い道路。
距離にして35km地点と言ったところだろうか。
そろそろ休憩しても良い頃だったから、道の駅スパ羅漢で小休憩と行くことにした。
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はいはい定休日定休日。

やれやれ。
とりあえず自販機でジュースを買って飲む。


「まあ・・・・きっとこの先もどこかで補給ができるはずさ・・・・。」


そう思いっていた時期が私にもありました。


再びヒルクライム。
国道434号線に合流してからのピーク越え。
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国道434号線最高地点、松の木峠。標高776m。

からのダウンヒル。

ここのダウンヒルはめちゃくちゃシビアで道路は車がすれ違えるかどうかってくらい狭いは
斜度は10%超えるはで、まあそんなことはいいよ!
それくらいの峠道は日本中にある。
けれどここのダメなところはとにかく路面状況が悪い。
700Cホイール、タイヤで不用意に突っ込むと間違いなく自転車ごと前転するような穴ぼこが至るところに空いている。
超絶斜度のヘアピンカーブには砂利がこれでもかと言うくらい浮いていて前輪のグリップを容赦なく奪いに来る。
穴を埋めた後はそうじゃないところとのギャップがひどく真っ直ぐ走るなんてとんでもない。
次から次へと変化する道路状況を目で捉えながらバイクコントロールをする。

「木漏れ日が激しくって道路が見辛い・・・・」

眼鏡で走る私である。サングラスをすることはあまりない。
こう言うときはほんと困る・・・。

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距離以上に長く感じるダウンヒルで、山岳地帯を抜けてからも結構な距離をダウンヒルした。
と言うかここ、冷静に考えたら「国道」なんだよね・・・。
久しぶりに「酷道」と呼べる国道に出会えたよ。ありがとう・・・・・'`,、('∀`) '`,、


山口県道16号線を見落としそうになりつつ、合流。
深谷渓温泉という小さな小さな温泉地を横目に「六日市錦線」と呼ばれる道路を抜けていく。
ほんの短い区間ではあるけれど、ここの長閑も大好きなタイプだった。

津和野99津和野56 2
木陰で休憩。

深谷大橋という立派な橋を越えて行く。
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地図上ではこんなところに来ずに真っ直ぐ進めたらいいんだけれど、どっかから山を越えないといけない。
この辺りはそんなところばかりだ。
最短距離という名の峠超えばかりで気づいたら獲得標高は1,500mに迫りつつあった。

「そろそろ本当に補給したい・・・」

ということでこの先にある道の駅を頼りに進むことにした。
今回は補給食を持っていなかったので出たとこ勝負だ。
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ほどなくして「道の駅むいかいち」に到着!

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やれやれ。。

いや流石に二回連続定休日芸は笑う。笑えない。笑うしかない。
こんなに近い距離なんだからずらしてくれたらいいのに・・・・というのは勝手な要望でまあ事前に調べない私が悪いんだ・・・・

もういいよ!どうせ津和野まで30kmちょっとだしこのまま行くよ!

ということでそのまま愚直走りを決行することに。
まあ厳密にいうとこの近くに「ウォンツ」(広島ローカルのスーパー)があったから補給はできたんだけれどなんだか面倒くさくってね・・・・・
それになんだか身体も軽いし、良いペースだし。

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国道187号線に合流した後は35〜40km/hでひた走る事ができた。
高津川沿いの気持ちの良い快走路。
うん、これあれだ、ハンガーノック手前の身体が軽くなるやつ。
これを意識的に長時間維持ができればめっちゃ強くなれるんだろうなあ・・・と思いつつ
津和野直前の276号線、柿木津和野線のヒルクライムで久しぶりにハンガーノックになった。

いや、ここが地図上で最短だったから!
まさか500m近く登るとは思ってもいなかったから!

最後の最後でこんなに登ることになるならウォンツに寄っておけばよかった・・・・・!!!
と後悔。
身体に力を入れようにもなんだかスカスカ。ダンシングで誤魔化すにも体勢を維持出来ない。
思考回路もショート寸前で久しぶりの感覚にちょっと笑える。
ハンバーノック。
こんなレベルじゃないガチの山奥や、北海道の大地、半島の先っちょ、限界集落・・・・
色んなところで経験はしてきた。本気で命の危機を感じたこともあった。

そんなんに比べたら・・・・!
という謎の自信でなんとか乗り切った。辛い過去は無駄じゃないんだ・・・・'`,、('∀`) '`,、

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ダウンヒルしている途中、遠くに一瞬町が見えた。
あれが津和野だろうか!
ようやくたどり着いた。


広島市内から106km、獲得標高1,870m。
いやまあこれを無補給は我ながらちょっと無茶だった。

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津和野の入り口らしい大鳥居の前を通り過ぎようとしたところで自転車乗りがその鳥居の真下にいた。
そういえばここまで一台もサイクリストとすれ違わなかったなあ・・・・
と思いつつ近づいて行くと、自転車に見覚えがあった。

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「(TADA車だ!!!!)」


と思うのと同時に声をかけられた。


「もしかしてつむりさんですか?」


こんな場所で:;(((∩´。ω゜`∩)));:ブルブルッ

まさかの同じTADA車オーナー、リーベさんが迎撃してくださいました。
なんと益田からわざわざ迎撃しに来てくださったのだとか!
しかももっと早く来ると思われていたらしく、2時間ほどお昼ご飯食べたり昼寝したりして待っててくれていたとのこと。
補給せずに最短で来ずによかった!w

益田にお住いのリーベさん、津和野についても詳しいらしい。
これは・・・・なんという僥倖・・・・!
というわけで突発TADA車乗りで行くぶらり津和野ツーリングが始まったのです。

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続く。

 

   
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