【登山第16回】真冬の北横岳で雪山登山してきた【八ヶ岳連峰】

久しぶりの登山記事です。
今回は雪山!場所は八ヶ岳連峰、北横岳!


というのも、私の登山パートナーである白風と去年あたりからずっと

「いつか雪山登山したいね」

と話をしていた。
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なので、行ってきたお話。

機運が高まってきたので今年こそ雪山登山・・・・となった。
思えば今まで一緒に播磨アルプスや唐松岳、賤ヶ岳あたりを登ってきた。
私は他にも冠雪状態であれば金剛山、愛宕山、高見山、三峰山、妙見山
無雪期なら八ヶ岳、白山、燕岳、蓬莱山、須磨アルプス、御在所岳などなど。

なんだかんだで登ってるなーと改めて思うけれど、標高2,000m超えでかつ雪山というのは初めて!
装備も準備も無雪期とは違う心構えで臨まないといけない。
ちょっとずつ装備を揃えて、いざ雪の八ヶ岳へ。


北横岳は八ヶ岳の北部に位置する標高2,480mの山で、最寄駅は茅野駅。
冬場にはゲレンデがオープンしてスキーやスノーボードを楽しむ人たちに大人気。
ロープウエイを使って標高1,700mから2,200まで一気に登って、山頂駅から登山やハイキングを楽しむのが一般的なのだとか。
私たちも例に倣ってロープウエイで山頂駅まで行くことに。

コースタイムは以下の通り

【往路】
山頂駅(9:40)→坪庭(10:20)→北横岳ヒュッテ(11:10)→北横岳(12:00)

【復路】
北横岳(12:20)→北横岳ヒュッテ→昼食(12:50)→坪庭散策(13:30)→山頂駅 (14:10)

標高差250m、距離3.5km、通常コースタイム2時間30分のコースを今回は4時間30分かけて堪能した。
いや時間かかりすぎでしょ、という感じでもあるけれど、その理由は追々・・・・・

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今回の遠征の始まりは松本駅。
京都駅まで電車で行って、そこから夜行バスでここまでワープ!
久しぶりの夜行バスで「寝れなかったらどうしよう・・・・・登山のために体力いるのに・・・」
って心配してたけれど、まあ我ながらどこでも寝れる体質がここでも役立った。
3列シートだったっていうのもあるけれど、恥ずかしいことに松本に到着して運転手さんに起こしてもらうまで爆睡していた・・・・'`,、('∀`) '`,、

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今回は新調したザック!ミレーのパルス34。
ブラック基調に黄色のアクセントが効いたデザインと、全体的なシルエットに一目惚れして購入したやつ。
あとちょうどこのサイズのザックがなかったっていうのもあったり。
登山用リュックは大は小を兼ねない。よくわかる。


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朝の茅野駅が美しい。

松本駅から茅野駅まで鈍行で移動。
もうすっかり雪景色で徐々にテンションが上がってきた。

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こんな中毎日通勤通学するのも大変そう・・・・・と思ったけれど、女子高生が生足スカートなのを目撃しておったまげた。
パナイ。

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これは笑う。


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そして白風と合流!
イケメンブーブだね、その助手席、お世話になるね。

さあさあ雪山行くぞおおおおおおおおおおおおおお!テンションなんだけれど
何が嬉しいって


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この青空!!!!

雲ひとつないとはまさにこのことで、これから登る山だけじゃなく、八ヶ岳連峰が全部まるっと肉眼で確認できる。
思えば今まで登山してきて結構天気に恵まれてきたけれど、
今回みたいに前日までは雪がしっかり降って、いざ登るタイミングですっかり晴れてくれる冬の日なんて奇跡は早々起きないわけで・・・・。
山の神様に感謝。

途中のコンビニで一日分の補給食とお昼ご飯を買い込んで9時ごろには北八ヶ岳ロープウエイに到着した。

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私「スイスみたい」
白風「スイス行ったことない」
私「ふふん(どや顔」


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駐車場からはアルプス一望!


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手早く登山装備に着替える。
着替えている最中も恐ろしいくらい寒くって、気温はおおよそマイナス5度。
風がちょっとでも吹くと凍える冷気が容赦なく襲ってくる。

服装は以下の通り。

【上半身】
[インナー]
モンベル ジオラインLW 
+ モンベル メリノウールインナーEXP

[ミッドレイヤー]
コロンビア ドライロングTシャツ 
+ マムート ストレッチウールパーカー
+ マウンテンイクイップメント クラシックフリースベスト

[アウターシェル] 
マウンテンハードウエア コミットメントKSジャケット

【下半身】
[インナー]
モンベル メリノウールタイツ

[アウター]
モンベル ライトトレッキングパンツ

【小物・ギア】
[アイウエア]
100% マウンテンゴーグル
+ オークリー ジョーブレーカープリズムレンズ

[頭]
モンベル メリノハット

[首]
BXB 3wayバラクラバ
+ ヤマノススメネックウォーマー

[手]
防寒テムレス
+ Raphaウインターグローブ

[足]
パタゴニア メリノパフォーマンスクールソックス
+ キャラバントレッキングシューズ C1 02S
+ soomloom19本爪スノーアイゼン
+ ブラッククリスタル ロングスパッツゲイター

こうして書いてみると雪登山の装備多いな〜〜〜〜って思う反面、意外と今手持ちの装備でも問題ないことが分かった。
通常の冬装備からあえて追加したものといえば、アイゼンとゲイター、ゴーグルくらいだろうか。

あと上半身ハードウエアは大事。
今回初めて導入したマウンテンハードウエアのコミットメントジャケット、最近ウインタースポーツも始めたからスノボに使えるようにと買ったのだけれど、雪山でも大活躍。スノーシェードが付いていたり、グローブが収納できる大型ポケットがあったり、ザックを背負った状態でも開閉が楽なジッパーだったり、ヘルメットをしていてもスムーズにかぶれるフードと、細かい作りが大変良い。

意外だったのはパンツは夏でも使ってるオールシーズンのもので十分対応できたこと。
ラッセルしても問題なかった。
当然、ゴアテックスシューズとゲイターあってこそだと思うけれど。

さ!
ということでロープウエイでまずは一気に坪庭エリアまでワープ。


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何が衝撃ってロープウエイに乗るときに通路にソールが落ちていたことだよね。
この便が第一便ということで、ソールが剥がれた人がいるとしたらこのロープウエイの中だ。

私「すいませーん!この中で靴のソール、右のソール、落とした人いませんか〜〜〜!?やばいですよ〜〜〜〜!」
「(みんな右足の裏を確認する)」
「ソールはやべえよ・・・・」「普通気づくでしょ・・・?」「大丈夫???」
とざわついたものの結局落とし主は見つからなかった・・・・・。
謎すぎる。
山頂駅のスタッフさんに託すことに。
もしかしたら外国人観光客団体の人のものだったのかもしれない(日本語が通じてなかった可能性


さあさあ!山頂駅からはもういきなりの
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白銀!ターニャフォンデグレチャフ少佐
これはテンション上がらざるを得ない。そしてこの晴天。

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ああ、まさに見たかった、体験したかったのはこんな世界。
澄んだ空気、青い空、白銀の絨毯!
楽しすぎるんだなこんなの。
先に5人ほど先行してくれたから幸いにもラッセルする必要はなさそうだ。
それでも十分新雪ふわふわで、音も、衝撃も、全部吸収してくれている。
ふわふわの雪を踏んでいるだけでも楽しい。

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「撮れ高最高〜〜〜〜!」


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雪模様が美しい・・・・・。


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見上げれば青空だけど、見下ろせば色のない世界。
まぶしー。


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それにしても慣れないものだからか、無雪期に比べて1.5倍は体力使う割にペースは2/3程度と
「ああ、これは確かにコースタイム通りにはいかないな」って実感した。
思う通りに進まない、けれど今日は十分な余裕があるスケジュール。
仮にこんな雪山で無理するようなスケジュール組んじゃったら、それこそ遭難騒ぎになりかねないなあ・・・と、思う。

余裕があるから純粋に気兼ねなく楽しめる。

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噂には聞いていたけれど、防寒テムレスの万能っぷりに笑ってしまった。
まさかこんな環境下でも問題なく暖かいなんて・・・
しかも2千円くらいで買えるなんて・・・・・。
高機能グローぷの性能に劣る部分は当然あるけれど、欲張らない限り1万円以上する本格派グローブにも匹敵する。
パトロール隊も使用するという製品、間違いはなかった。
見た目はちょっと・・・・だけれど、でも本当に使い勝手が良い。
結構柔らかく指の動きも損なわないから、カメラ操作がしやすいのもポイント高し。
雪山登山、雪中ライド、スノボ、あらゆるシーンでお勧めできる。


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そして突然のトラブル発生

白風「(ハイドレーションから水飲も)(チューブ内が凍結している)」
「エッ?」

出、出〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
ハイドレーション凍結水分補給困難奴〜〜〜〜〜〜〜〜〜!w

まあ冷静に考えたらそれはそうか。
あんな細いチューブ内、こんな環境下であれば凍結は免れない。
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急遽ナルゲンボトルに水を移すことに。
ここなちゃん、ひえひえ。


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写真を撮りながら突き進んでいると(全然進まない)ここでまたトラブル発生


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出、出〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
先輩から借りたアイゼンの紐がちぎれてシューズから外れる奴〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!w

いやまあびっくりしたよね。
でも冷静に考えたらアイゼンってその構造上、耐久性に難ありの商品も結構多いよね。
幸いにも紐のルーティンを変えたらリカバリーには成功。
良かったけれどシチュエーションによってはヤヴァイぞ!

気を取り直してススメススメ。
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【往路】
山頂駅(9:40)→坪庭(10:20)→北横岳ヒュッテ(11:10)→北横岳(12:00)

【復路】
北横岳(12:20)→北横岳ヒュッテ→昼食(12:50)→坪庭散策(13:30)→山頂駅 (14:10)

というわけで北横岳ヒュッテには11時過ぎに到着。
ここで軽く休憩を取って、いざ山頂への登りへ。
一気に斜度が上がって体力を持っていかれるポイント。
寒さは感じなくってむしろ身体がどんどん暑くなる。
オーバーヒートしないように、汗をかきすぎないように、ペースを抑えるのが難しい。

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この光景!
頂上に向かって伸びる雪の壁がキレー。
一歩足を進めてはややずり下がる。
アイゼンを付けていても、ズズズずっと足が下がっていく。
負けずと足を上げる、軸足だけは滑らないように踏ん張る。
ちょっと角度をつけると滑りにくいことに気がつく。
あと新雪だからだろうか、フワッフワで気持ち良い。
圧雪されていたらとてもじゃないけど登れなさそうだ・・・・。
ふわふわの雪をぎゅっと踏み込んで、身体をぐっと持ち上げる。
なんか・・・・この感覚、嫌いじゃない。


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頂上制覇!
この眺望・・・たまラーン!

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山頂付近は相当風が強くって、樹氷、海老の尻尾ができていた。
長時間滞在は難しい、ここでお昼はとてもじゃないけれど作れなさそうだったから、三角点だけ制覇しにいくことに。

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何だろう、この雪山特有の空の色・・・・
青とも水色とも言い難い、不思議なグラデーション。
人工物が一切ないけれど、ただの青だけれど、色彩豊かだと感じる。

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遠くの山々までくっきりと見える!
冬は空気が澄んでいるなあ。
気持ち良さしかない。

下りは快調快調。
もふもふの雪のおかげで衝撃が全部緩和される。
登山って登り以上に下りがしんどかったりするけれど、雪がある限りは大丈夫。
雪が全部吸収してくれる。
全部、雪のおかげだ。


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なんかおる。

北横岳ヒュッテまで舞い戻ってからはようやくお昼ごはーん!
行きのコンビニで買い込んでいたカップラーメンをメインディッシュに煮卵とソーセージをいただきましょう。

白風持参のガソリンバーナーで火を・・・・・

火を・・・・・・

バーナーが壊れていて火がつかない

出、出〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
ガソリンバーナーのパッキンが破れてて着火できない奴〜〜〜〜〜〜〜!!w

これには思わずワロタ。
いやいや、でもお湯沸かせないとカップラーメン食べれないやん?
そのままバリボリ食べるわけにはいかないやん?

けど、ギリギリセーフ。
お湯を沸かす時間を短縮するために、サーモスの山専用ボトルにお湯を入れて持ってきていた。
入れた時は熱湯だったけれど、もう15時間くらいは経過しているから80度くらいにはなっているかもしれない。
けれどまあラーメンを戻すくらいは大丈夫でしょう。
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このラーメン、ぬるい!!

でも、十分美味しくってうめえうめえ言いながら一気に完食。
山で食べるカップラーメンの美味しさは異常。

お腹を満たした後は帰路に向けて再びスタート。
少し冷えてしまった身体を動かすことであたためる。
寒いのは事実だけれど(マイナス12度)幸いにも極寒というほどではない。
これだけ着込んでいればむしろ運動量を調整しないと汗をかいてしまって汗冷えにつながりかねない。


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途中、雪の壁に身体を預けながら二人黙って空を見上げた。

全くの無音。

雲の流れが異様に速い。

ただただ眺めるだけの時間。

良い・・・・・・・・・・。



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道中、他の登山者の方に写真を撮っていただきました。
寒い中グローブを外してまで撮っていただいてありがとうございます。
いいしゃしん!w


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今回頑張ってくれたCANON EOS6D Mark2。
雪に埋もれても問題ないというのは流石の堅牢性。
Lレンズも安定の挙動を果たしてくれました。
懸念されていた低温下での作動も問題なし。バッテリー残量も70%以上残っていた。

初めての雪山登山、
天候に恵まれて、ロケーションも最高で、素晴らしいデビュー戦となった。
こんな経験をしてしまったら次回以降のハードルが上がってしまうのでは・・・・と心配になるくらい。
でも、やっぱり、こうして思い返していると、またあの凍てつく寒さの中雪を踏みしめて登りたいなあ・・・・と思ってしまう。
雪山の魔力。


その後は最高の夫婦旅行をしました。 
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多くを語ることはなかれ。

これで春夏秋冬、低い山から高い山までコンプリート!
次からは趣味性の高い山を攻めていこうと思う。
楽しみ。


            
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