【静岡】ちょっと自転車で伊豆半島走ってきた【馬場温泉〜大瀬崎】

盛大にダウンヒルする方向を間違ってしまった前回の記事の続き。

東と西を間違えるなんて馬鹿なの?

とセルフ突っ込みを入れるしかない@西伊豆スカイラインから500mほど西に降ったところ。
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しばし道の端によってどうしようか考える。
こういう時は自分が何をしたいかを考えるのが一番だ。
マイナスに考えても意味がない、なんか意味がありそうなプラスのことを考える。そういう風にして今までも自転車旅の途中で起こった色んなことは結局楽しい思い出で終わっている気がする。

とりあえず当面の問題としては補給食が全然足りていないことだった。
足りていないとかそういうレベルではない。
単純に「無い」
底をついている。ゼロ。ザッツオール。
そもそも最近の私は補給食を持っていないことが多い。お腹が空いたらお店に立ち寄ればいいくらいの精神でやっていたせいで、こういうシチュエーションのことをちゃんと考えていなかった。
すっかり鈍ってしまっていた様だ。

三島駅からここに至るまで一度もコンビニに寄らずそのまま西伊豆スカイラインをヒルクライムして来たのだ。当然お腹は空くけれど、「何かお店あるでしょ〜〜〜〜'`,、('∀`) '`,、」とか舐め腐っていた自分を今からでも殴りに行きたい ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン


大人しく東へ下ることにする。


と、ダウンヒルして間も無く道の脇に食堂が建っているのが見えた。
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なんたる幸運!!
こんな何も無いところに突如現れるなんて!!

迷わず停車。
バイクラックがあるあたり自転車ウエルカムなご様子。ありがたい。地獄に仏とはこのこと (´;ω;`)
グリーンヒル土肥というこのお店、どうやらミルク推しらしく、牛乳とかプリンを販売しているらしんだけれど、私は写真に写ってる「牛乳ラーメン」とかいうパワーワードに惹かれずにはいられなかった。
というわけでお店に入って食堂の奥で暇そうにしていた女将さんを呼んで牛乳ラーメンをいただくことに。
そして待っている間、もうお腹が空いて空いて仕方がなかった私は駆けつけ一杯代わりに

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伊豆ミルクプリンをいただいたのだけれど、これが信じられないくらい美味しい!!
瓶に入ったプリンをスプーンですくって食べるというのも乙だし
シロップをかけて食べるとまた味に深みが増すんだけれど
そもそものプリンとしてのポテンシャルがめっちゃ高い。何これ、反則でしょ。
ペロリと平らげて2個目を頼もうか迷っている時にはもう牛乳ラーメンがきた。

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なるほどこう来たか・・・・。

恐る恐るスープを一口。

二口。

三口。

「(あ、これ美味しいやつや)」

夢中で一杯、美味しくいただきました。

あまりに夢中に食べていたせいか店員さんに「豪快に食べるねえ」と笑われてしまった。
いやそれくらい美味しいんですって!お腹が空いたサイクリストにこのコクの深いスープは・・・っ!

ごちそうさまでした。

帰り際に伊豆半島周辺で実施しているスタンプラリーの用紙&先着でもらえるクリアケースをいただいてしまった。何かと重宝しそうなサイズ。まだやっているならばぜひ入手されたし。
沼津や伊東、伊豆の国界隈で実施中なのだとか。
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そして去り際に店内の壁に温泉マップなるものが貼られていることに気づいた。

「温泉が有名なんですか?」と聞くと
「有名・・・ってほどじゃあ無いですけど、この辺りじゃ馬場温泉っていえば定番観光地ですよ。ちょうどそっちに下るなら立ち寄られてみてはどうですか?」
と言われたのでじゃあ行くしかない。せっかく予定外の東に降りたんだから、こういうチャンスは大事にして行きたいし。

オススメの立ち寄り湯がある場所を聞いて頭の中の地図に落とし込んでダウンヒル再開。

それにしてもディスクブレーキの安定感ときたら半端ない。
今までリムブレーキで当然の様に下ってきたけれど、システムとして根本的に違いすぎる。
マウンテンバイクで分かっていたことだけれど、ロードバイクでもそのメリットは健在というか、スピード域を考えるとそれ以上のメリットかも。
こんなに楽しく山を下ったのは久しぶりだった。

馬場温泉は確かに有名になれるかというと首を傾げてしまう程度ではあるけれど、でも閑静な住宅街と海が近いこともあってか、どこか長閑な雰囲気があって、有名温泉処には無い情緒を醸し出していた。
目的の温泉を探してみたもののなかなか見つからないなあ・・・・
と思ってウロウロしていると安楽寺の案内看板と一緒に矢印で道が示されていた。
一度この矢印に乗るとあとは簡単で結構細かく誘導してくれる。
逆にこれがなかったらそう簡単には立ち寄れないのでは・・・・というほどには住宅街の中にいきなり現れた。
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馬場温泉 楠の湯!

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小さな小さな公衆浴場で、どうも最近になって建て替えられたらしい。
うん、なーんか新しいなあと思ったんだ。
でも中に入ると雰囲気満点、番台のおばさんと世間話をしつつ、お邪魔した。
見た目の割には立派な温泉、というよりここはどうやら源泉の湯であるらしく、泉質は硫酸塩、塩化系。とにかくめっちゃ熱い'`,、('∀`) '`,、というのが第一印象で、でも慣れてしまうとそれが気持ち良い。。

露天風呂もあったりして(箱庭程度だけれど)なんだかお得気分。400円、旅の偶然で出会ったにしては満足感の高い立ち寄りスポットとなった。
ありがとうありがとう。

さて、ここからはひたすら北上する。

西伊豆だ。

数年前の伊豆半島ツーリングの時に私は思い知った。

「西伊豆の何もなさは異常」
だと。

実はもうこの時詰みかけていて、この先、数十キロに渡ってコンビニは愚か自販機すら怪しい地獄の様なアップダウン区間が続くことを私は思い出していた。
さっきラーメンを食べたとはいえ、あれはまあ普段過ごしていてもお昼ご飯を食べる時間に食べただけであって、今日走った分のエネルギー補給という観点ではまだまだマイナス収支であることは自明。だからチャンスがあれば補給をすべきだったのだ。それが例えコンビニじゃなく食堂であっても・・・・・

ただこの時の私は「行けるでしょ」という毎度のごとく呆れるほどの楽観的思考で先を進む。

土肥温泉から戸田港あたりまでの景色はそれはそれは美しくって空腹のことなんかすっかり忘れてしまった。
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西伊豆ブルー。



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季節は秋。収穫の季節。季節の移ろいをリアルに感じることができるのが自転車旅の良いところだと思う。


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そしてアップダウン地獄。
50〜100m程度の登りが15回以上続く。もはや平地はない'`,、('∀`) '`,、

イニシアチブを取られるわけにはいかない。
あくまで自分のリズムで走らないと飲み込まれてしまいそう。
こういう時は意識的にシッティングとダンシングを使い分けて、ギアを細かく調整し、身体への負担がなるべくない様なペダリングと進み方にする。そうしないとただただ体力を奪われてしまいかねない。こんな何もないところでエネルギーを無駄遣いするわけにいかない!それにこの先一体いつ補給ができるのかも分からない。当然、朝から引き続き補給食残弾はゼロ。朝の自分にビンタしたい。

ただ、西伊豆は景色がスンバラシイ。
走りきる体力さえあれば間違いなくオススメと言える。


しかも道中、変な景色にも出会えたりして・・・・

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海と空が真っ二つ。ここまで綺麗に分かれているのを見るのは初めてだった。
思わず一人で「すげー」「うわあ」とか口に出してしまった。
いや、でもほんと、ここまではっきりと分かれているのは珍しいと思う。

とまあこの様にずっと海を見ながら走ることができる。
よくある島旅とは難易度が桁違いだけれど、でも、その分、見える景色も段違い。
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このような道をひたすら走り続ける。アップ、ダウン、アップ、ダウン。


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も、もう空腹が限界だけれど景色は良いし道は綺麗だし旅してる感があって素晴らしい、が、空腹が限界・・・・・!!!


と、いうところでせっかく西伊豆にきたのだから絶対立ち寄りたかったスポット、大瀬崎に到着。

大瀬崎というとダイバーなら知らない人はいないダイビングの聖地。
なんだけれど私は別にダイビングをするわけではなく、何を隠そうあの「ARIA」を手がける天野こずえ先生の最新作「あまんちゅ!」の聖地でもあるのがここ大瀬崎なんですよ。はい。

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日常、ときどきダイビング。

日常系作品の最高峰と個人的に思ってる「ARIA」好きの私にとってこの作品も見ないわけにはいかなかった。ちなみにARIAは好きすぎてイタリアまで聖地巡礼に行ったこともある。


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おお・・・・これは合宿の時にてこ達が泊まったところ・・・
というのが一発で分かるあたり、よく描写されている作品なんだなあと実感する。

舞台探訪の魅力はやっぱり空気感を雰囲気を感じることができるところ。
初めてこういうことをしたのは「半分の月がのぼる空」の聖地巡礼で伊勢を訪れたときで、あの時は小説だったせいもあって訪れる前に何回も原作を読み返していろんなことを妄想して景色を想像して、だから初めて訪れた時の感動は今でも忘れられない。自分の足で、五感で、舞台の世界に飛び込むあの感覚。正直、私は聖地巡礼マップなんてものは参考程度に留めておくべきで、あまり頼りたくないと思うくらい。たまたま角を曲がったところに作品で見たことがある景色が現れた時の感動、そういう感動を大事にしたい。


ちなみに大瀬崎で一番感動したのが IMG_4710_20181017223048bda.jpg
地獄に仏・・・・!(本日二度目

ありがてえありがてえ。そう、こういうのでいいんだ。コンビニなんてなくてもいい。自販機でカロリーメイトさえ売ってくれればサイクリストが救われる地域が日本にはたくさんある。
ここで無事にカロリーメイトとソイジョイを買って即補給。予備も購入してようやく食事事情が整った。やれやれ。


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それにしても本当にダイバーの聖地というだけあってダイビングに関係するものしかここにはない。


当然あまんちゅ!の聖地でもあるからそれらしいイラストでもあるでしょう・・・・
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どう見てもラブライブです本当にありがとうございました。


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気を取り直して大瀬神社に立ち寄ることに。ここは海の守護神が祀られている神社で、その立地がものすごい。気になる人は検索してみると面白いと思う。特に神社の中心部にある「大瀬崎の神池」は一見の価値あり。

ちなみに鯉のエサが自販機で売られていて、下手にあげると大変なことになるとだけは書いておこう。
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私のメインの目的はここ!!
伊豆大瀬崎灯台。いつもの灯台ハント、逃すわけにはいかない。
1957年に初点灯した16mと小ぶりながらも歴史のあるコンクリート造りの灯台。


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見辛いけれど初点灯の碑。

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大瀬崎を後にした後もこの様な絶景が続くのだからたまらない!

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しかもずっと富士山を望むことができる。
よく晴れた冬場であればもっと空気が澄んで綺麗に稜線までも見える。けれど季節ごとの良さがあるのが富士山。登るよりも眺めて楽しいのが富士山だと個人的に思う。


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すっかり季節は秋模様で18時ごろにはもう真っ暗になってしまった。
多少予定外だったけれど、慣れない土地ながらもなんとか三島駅まで走りきってゴール。

伊豆半島、山あり海あり観光地ありでめちゃくちゃコンテンツ力が高いと毎回感じる。
西と東と南と真ん中で全部違う表情があって、どこをどう切り取るかで随分印象が変わるなあと。
さらに季節が変われば魅力も変わる。
走れば走るほど好きになるタイプの半島、ということでまた近いうちに再訪したい。


   
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