【山口満喫旅】晴天の海峡大橋【新下関〜角島大橋〜川尻岬キャンプ場】

ずーーーーーーーーーーーーっ行きたかった場所を巡って来た!

舞台は山口県。
タイミングが良かった。行きたいなー行こうかなーと考えていたところで天気予報を見ると曇りマークが一つもない完璧な晴れ予報。

行くしかないじゃない!
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大まかなルート・立ち寄りスポットは下記の通り

day1

・県道34号線→県道40号線
・響灘、厚島展望公園
・瓦そば「たかせ」
・福徳稲荷神社
・国道191号線
・3つのたまご
・角島大橋
・角島一周
・向津具半島
・俵島
・川尻岬
・東後畑棚田
・元乃隅稲荷神社
・長門市
・県道萩三隅線
・萩市
・道の駅萩しーまーと
・秋吉台


今回の旅は新下関駅をスタート視点とし海沿いを走り続けて萩までいたり、そこから南下して秋吉台を経由して新山口駅にゴールするというもの。迷うような場所も少なく青看板と目の前の景色を見ながら判断していけば問題なく走りきることができるだろう、というようなルートで走る前から気楽だった。ただ単に海沿いを走るのも面白くないので新下関駅からは内陸沿いを進むことにした。


これは経験則だけれど、その地方の大きな街から次の観光地までの道は、地図上の大きな道路(国道であることが多い)を避けたほうがストレスフリーで走ることができることが多い。せっかくの自転車旅なのだから誰もが通る道ではなく自分だけの道を開拓してこそ面白いというもの。得てしてそういう道の方が意外な発見があったりして、思い出深いものになる。ということも過去の旅から学んだことの一つ。


走り始めて10分くらいで気づく。

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暑い。


失敗した( ´゚д゚`)


予想以上だった。まだ3月だというのにこの日の最高気温は21度。
はっきりいって半袖で十分なくらいの日差し。そよ風。しまった。服装ミスった。
たまらず今できる最も涼しい格好になる。
下はハーフパンツ。
上は半袖インナーに長袖を腕まくり。
グローブもネックウォーマーも外して長袖ジャージであることを除けば真夏装備といってもいい!
最低気温は4度だったから長袖で来たのだけれど、後悔。
これなら多少荷物になっても長袖とは別に半袖を持ってくるべきだった・・・・・。

予測が甘かったけれど、長い冬のせいか感覚が鈍っているようだった。
「凍えるよりは暑い方がマシ」と冬の間は思っていたけれど、いざ暖かくなってくると逆の発想になる。
くそう・・・・!と思いながらもそのうちこの暑さにも慣れてくるだろう、と思い突き進む。


すっかり春の暖かさ。
春うらら。
気持ち良い。
季節の変わり目は走っていて本当に楽しい。
毎年思う。四季がある国に生まれて良かったと。


走っていると道路脇に建てられた大きな看板が目についた。

「元祖 瓦そば たかせ 次の信号を左折4km」

こういう時には直感を信じて迷わず看板に従う。
なにせキャンプツーリングなものだから宿のチェックイン時間などもなく日没までにキャンプ場あるいは道の駅、バス停、納屋など手頃な場所さえ見つければいいだけというのは旅の自由度がグッと増す。
ここがキャンプツーリングのいいところ!衣食住の機能全てを抱えながら走ることができるというのはナニモノにも代えがたい価値がある。


そしてここで思わぬ絶景と出くわすことになった。

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地図を開くと「響灘、厚島展望公園」とある。
公園が一体どういうものなのかは知らないけれど、海側の景色は素晴らしいの一言。
特にこのワインディングロードは二輪乗りにはたまらないんじゃないだろうか。
かくいう私もあまりの景色に声出して笑いながら降ってしまった。
ここまで見事なオーシャンビューダウンヒルはそうなかなかあるもんじゃない。

あとここから見える海が「響灘」と呼ぶことを初めて知った。
良い、名前だ。


「たかせ」でいただく瓦そばは初めての味。
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文字通り日本家屋の屋根で使われる「瓦」をお皿にしている蕎麦。
ただの瓦じゃない。アツアツに熱せられていて鉄板のような役割かしらね。
お蕎麦は抹茶を練り込んだような、お茶の香りがわずかに香る。
ズルズルと食べていたけれど、アツアツの瓦に接して水分が抜けて少しパリパリになってる部分がとても美味しいことに気づく。
初めての味だ。
1枚、ペロリと平らげてしまった。

もう一つの名物であるといううな飯もいただいた。

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こちらも絶品!
よく混ぜ合わせて薬味をのせてお出汁をかけて食べるのがもう最高でした。
ごちそうさまでした。


午前中から良い景色を見てお腹も満たされて早くも良い気分になったけれど、まだお昼時だ。
旅は、これからだ。
と、気持ちを切りなおして次は海沿いを北上することに。

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どう考えてもそうとは読めない地名。特牛。美味しそうな名前。


さて国道191号線。
一大観光スポットであるところの角島へのアクセスといったらこの道を通るしかないだけあって
やはり二輪乗りの間では有名な道路。
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平日ということもあって道路はめちゃくちゃ空いていて、しかも文句のつけようのない快晴で、テンションが上がらざるを得ない。気持ちが高揚せざるを得ない!
自転車乗りとは一人ともすれ違わなかったけれど、バイク乗りは結構多い。
自転車乗りと違って表情がよく見えないけれど、どことなく気分が良い雰囲気を醸し出している気がするのは気のせいだろうか。

ここで私、
ただ単にすれ違うのも面白くないので、暇つぶしと思って手当たり次第手を振ってみた。
北海道でよくする「あのサイン」。
するとどうだろう、9割くらいのライダーが反応してくれた。なんか、嬉しい。


走っていると海沿いの断崖絶壁の上の方に赤い鳥居が見えた。
立ち止まってグーグルマップを開いてみると「福徳稲荷神社」という神社があるらしい。
入り口はどこだろうと探していると少し走った先にあったので立ち寄ってみることに。
大鳥居をくぐってから境内までの道がもうとんでもない斜度で久しぶりに登りで足をついてしまった。サドルバッグに荷物を満載しているものだから、ウイリーするやつ。

ただ振り返った時の景色は抜群。
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海に向かって吸い込まれていくようだった。


明日立ち寄る予定だった元乃隅稲荷神社しか神社仏閣は頭になかった私。
まさかこんなところにも稲荷神社があるだなんて。
稲荷神社が好きだ。
京都伏見稲荷大社には何度もなんども通うくらいに。
ここはそれに比べたら随分コンパクトだけれど、ただ観光地としてはかなり僻地にあるせいか、人は少なくまた海が近く日差しは暖かで独特の柔らかい雰囲気を醸し出していた。
個人的に神社仏閣は五感を研ぎ澄ませて雰囲気を堪能する場所だと思う。もちろん、歴史的背景やその成り立ちについて学ぶのも面白い。

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鳥居は木製ではなかった。海沿いという立地を考えれば当然のことだろうか。


再び海沿いを走る前にTwitterを開いてみると、山口在住のサイクリストであり、去年末の下関〜大阪キャノンボールで下関で差し入れをしてくださいったぷにぽんさんからご当地情報。
「この先にあるお店の“たまご味のソフトクリーム”が美味しいですよ」とのこと。
なにそれ美味しそう^q^
というわけで注意しながら走っているとすぐに発見。通り過ぎる前にTLチェックしててよかった・・・!
地元人のお勧めする場所に外れなし、ということで迷わず凸。
SNSのありがたにところだなあ・・・と毎回思う。とてもじゃないけれど一見さんには分からない情報ってたくさんあるからね。だから余計に価値がある。お金を出しても得られるものでもない。

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あ、肝心のソフトクリームはめっちゃ美味!
暑かったから余計に美味!
いやあもう一個お代りしようかなと本気で迷ったけれどグッと我慢して先に進むことに。
といってもここまでくればもう角島は目の前。
30分ほど漕いでいると、左手前方に見えてきた。
うん、海の色が明らかに違う。


あおーーーーーー!というよりは

コバルトーーーー!というか

水色ーーーーーー!というか。

なんかそんな感じ。



テキストで伝わるわけもないのではいこちら。


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はい100点満点。


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素晴らしい。


この日は本当に天候が良すぎるくらいだった!!
非の打ち所がないというやつだあ・・・・。
風もなく穏やかで海面が綺麗に青く反射している様を見ることができた。この美しさは確かに唯一無二だと思う。
少なくとも瀬戸内海や太平洋ではお目にかかれない。

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KAWASAKI乗りのお兄さんに撮ってもらったの図。


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消防車+救急車+バイクツーリングの列という面白い組み合わせの写真が撮れた'`,、('∀`) '`,、


橋がよく見えるスポットでKAWASAKI乗りのお兄さんと談笑したり、後から来た自転車ツーリストのおじさまとお話をしたり。開口一番、天気の良さを語らずにはいられないあたり、みんな同じように感じているんだろう。


しばしこの光景を楽しむ。
せっかくなので橋を渡って島をぐるっと回ってみることにした。
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角島大橋の上を走ると海との距離の近さにびっくりした。
ロケーション的にバイク屋自転車で走るにはもってこいだけれど、毎日走っていたら錆びそうだ・・・w
海峡大橋らしく船を通すために一箇所だけググッとせり上がるような構造。遠くからみるとその全貌がよく分かると思う。


角島自体は予想通りなにもない。

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や、観光地的なところもあるといえばあるんだけれど、いまの私にとっては流れる景色としての価値。自転車旅と普通の旅行では目線が違えば目的も違う。
車で来たらまた違った印象を抱くと思う。
ただただリゾートな空気感と景色に癒されるだけの島だった。

再び角島大橋を渡り本州に舞い戻る。
時間的にはまだまだ余裕。
急ぐこともなくただただ進路を東にとる。そう、ここからは北上ではなく東進する。
山陰本線沿いの北浦街道という道を進むのだけれど、ここもまあ気持ちの良い道で、大阪近郊にあったら間違いなく観光地になりそうだけれど、この辺りでは珍しくないのか特になにもない。
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リゾートカフェもなければハーバーもない。
ただただ綺麗な海が続くだけ。
「何もないがある」とはよくいったものだけれど、こういうところを走っているとそういう言葉すら思い浮かばない程度には何もないし、そしてそういった場所は日本全国にあるのだなあと実感する。


本日のテントサイトは川尻岬というところに決めた。
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このまま海沿いの道を走るとそのまま半島の外周部を走ることになり、6時方向から時計回りにぐるりと回ってちょうど12時に当たる位置にキャンプ場があるということが分かった。こういう立地であれば頭の中に地図をインプットすればあとは道なりに進めばなんとかなる。左手(右手)に海を見て進めば必ず辿り着くという単純さが日本の限界集落の特徴の一つだと思う。


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写真下に見える急坂を登っていたのだけれど、ふと振り返ると島が見えた。俵島というらしい。そしてよくよく見ると奥の方に角島大橋が見えた。さっきまであそこにいたのだと思うと随分移動して来たのだなあと実感できる。自転車の移動速度ってばやはり馬鹿にできない。
それにしても不思議な光景だ。何処と無くフランスのモン・サン・ミシェルの情景に似ているような気がする。ちなみにここに至るまでの道は車ではお勧めできない程度には急坂で狭路だった。多分こんな辺鄙なところまでくる人なんてそうそういないと思うけれど(実際、人とも車ともすれ違うことがなかった。そもそもこの半島、限界集落と言っても過言ではない)。もし興味本位で行かれる場合は道と補給にお気をつけて。

さて、日が沈む前には川尻岬キャンプ場に辿り着くことができた。
自転車旅で立ち寄る人がどれだけいるのか分からないけれど、調べてもほとんど情報がなかったから少し不安だった。が、どうやら無料のフリーサイトらしい。というか管理人もいないしそもそも人がいない。ただただひとりぼっち、海を望むこの草原に今夜の寝床を張った。貸切状態というか誰に断って借りるということすらできない孤独な環境に久しぶりに自転車旅をしているんだなあという実感が湧いてくる。そうだ、旅ってこういう寂しさが付いて回るんだと、思い出す。

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岬の先端には島が突出していて、トレイルっぽくなっている。これはこれは風光明媚というか、みているだけで特別な気持ちになれる場所。これだけで来る価値ある。


で、よくよく見るとここ、どうやら本州最北西端らしい。
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「最北西端て」と突っ込まずにはいられないなんとも微妙な冠だったけれど、これはこれでネタとしては美味しい気もする。わざわざ来るような場所でもないけれど、来て見ると結構嬉しい。

テントに戻って寝床を作って少し横になっているうちに寝落ちしてしまった。
まだ晩御飯も食べていないのに。

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続く。



       
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素晴らしい画像ばかりで角島にまた行きたくなりました。

ほうせんぐり海浜公園にてテント泊した記憶があります。
角島大橋の袂にある日帰り入浴できるホテルの露天風呂が最高でしたよ。

最西北端なんてあるんですね。
毘沙ノ鼻には寄りましたが川尻岬にも立ち寄ればよかったかも。


2018.03.22 Thu 22:18
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