ちょっと自転車で周防大島(屋代島)ポタリングしてきた【嵩山〜片添温泉】

今回の旅はイベントが盛りだくさんです。

何の下調べもせず、大きな期待もせず、ただ「行ったことないから行った」だけの周防大島がこんなにも魅力的な島だとは思わなかった・・・!

なんというか、お腹いっぱいポタリングだったのでその様子をつらつらと。
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周防大島は山口県の右端の下の方にある一周100km程の小さな島。入り組んでいる海岸線を綺麗に1周して100kmなので島の中央を横断する広域農道を使えばもっと短く往復できると思われる。そんなコンパクトな島。ここまでくると瀬戸内海というよりは北側を安芸灘、南側を伊予灘に分類される。
なので他の瀬戸内海の島と比べて位置的に南寄りであり「もしかして一足早く春の気配を感じることができるのでは?」という期待を込めて凸してみた。そうです、我慢ができないんです。

最近の私は
うおおおおおツーリングシーズン到来だああああああああああああああああああ!!!
というテンションです。


何も調べていないものだけれど、とりあえず輪行で降りる駅くらいは確定していた。はずなんだけどなんか景色が良さそうだったので当初予定していた大畠駅ではなく一つ手前の神代駅で降りることにした。山陰本線が海沿いを走るものだからもうそわそわしてしまって我慢ができなかったんだ・・・・。
で、降りてみるとそこは無人駅。なんともまあレトロな感じでトイレに行きたかった私は一瞬トイレがないかと思って焦ったけれどよくよくみると駅舎の裏手に汲み取り式の小さいトイレがあった。うん、ここで軽くカルチャーショック。最近のJRだとか阪急電車がトイレ美化に力を入れているだけにギャップがものすごい。

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さらに困ったことに改札がない上にICカードリーダーもない。
あれーおかしいなー見落としてるのかなーと思ってぐるぐる回ったけれどぐるぐる回るほどの広さでもないし「切符はここにいれてください」みたいな適当な木箱がポツンと置かれてるだけだしこれまたカルチャーショック。
結局、帰りに大畠駅で自己申告をしてなんか書類を書いてもらって他のIC取り扱いのある駅でカードをリセットしてもらうことで解決した。
ものすごく性善説に基づいたシステムだ・・・・と、ある意味初っ端から田舎あるあるを体験してしまってなんか得した(?)気分に'`,、('∀`) '`,、こういう体験は現地に行かないとできない。


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駅舎を出るともう目の前は海沿い道路でテンション上がらざるを得ない!


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この後晴れる予定なんです!


逸る気持ちを抑えつつ素早く輪行を解除して(最近我ながら本当に早くなって前後輪外しタイプでも3分かからない)いざスタート。


道中いきなり素敵スポット発見。
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海への踏切。思わず撮影。

ちなみに今回もいつも通りのカメラ運搬スタイル。
CANON EOS6D+24-135mm F4Lレンズ装備。フルサイズ機使ったらもうAPSには戻れない(けど望遠ズームの使い勝手の良さは羨ましい)


一駅分なので10分と経たないうちに大島大橋が見えてきた。

IMG_1273.jpg 自転車も通行可能だけれど道が狭いので歩道を走るスタイル。ループ状の道を駆け上がって橋に至る。いったん本州に別れを告げる。
この日の最高気温は10度。うん、寒いよね。寒い。もっと暖かくなっている予定だったんだけれど、なんか天気予報に振り回される結果となった。ので漕いで体温を上げるスタイル。最近導入したケイデンスセンサーのおかげでケイデンスが分かる!110くらいでぶん回しているうちに徐々に調子が上がってきた。普通のチューブからパナレーサーのR-airに変えたところなのでその軽さに笑う。なんだかんだ自転車の機材の中でチューブの交換が最もコスパが良いと思う。

ちょうど通勤ラッシュなのか交通量が多い。

「(周防大島にも通勤ラッシュあるんだ・・・)」

と心の中で呟きながらとりあえず海沿いを走る。


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今回は完全にノープランで「島だからとりあえず時計回りに海沿いを走っていれば一周するだろう」というくらいの意気込みで乗り込んでいたのでリプライが来たら反応せざるを得ない。

 
だけさん、と読むらしい。「道が悪い」というワードに嫌な予感がしたけれど予定もないしせっかく紹介してもらったので登ってみることにした。グーグル先生に質問すると標高は619m。瀬戸内界隈にある島にある山としてはなかなか高い部類に入ると思う。道は迷うこともなさそうだったので国道から一本逸れて登りルートへ。


道中見つけたこの素敵な雰囲気のお菓子屋さんを見て欲しい。
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思わず入ったよね。
なんでもこの周防大島、みかんやハーブが特産品らしく、それらを使った何かを食べたいなあと思っていたところにこの店。期待できる!と思って入ったら期待通りそれっぽいクッキー詰め合わせがあったのでゲット。ありがとうありがとう。とても人当たりの良いパティシエさんで島のことを色々教えていただいた。こういう交流は時間を割いてでも行うべきと感じる。

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ゲット!


さて、程なくして登り口の案内がある。「山頂まで6km」の看板。


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私、ここで嫌な予感。

まだ0mも登ってないのに??たった6kmで標高619mまで登るってことは・・・・あっ(察し


こういう時、過去のいろんな峠、山越えの経験が活きてくる。データベースみたいなもので◯◯と同じくらいという判断ができれば初めての山でもペース配分をコントロールしやすくなる。実際は別に攻めるわけじゃないので心構え的な意味で。長野県の地蔵峠といい勝負かなー、と思ってしばらく走ったけれど、なかなか斜度が上がり切らない。ここでやばいと思う。どう考えても10%で登らないと6kmで標高600mは上がらないのにまだ斜度が低い。これはつまり中腹あるいは後半で激坂が待っているのでは・・・・と頭の中では計算が進む。一方の頭は周りの景色を楽しむ余裕がある。振り返ればこの絶景。

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こういう景色が見られるのも偶然。たまたまこの島にきてたまたま教えてもらって実際に足を運んだからこそ見られた景色。だから価値がある。目に焼き付けると同時に写真に収める。写真の楽しみ方の一つ。

嫌な予感は当たった。こんなにひどいヒルクライムは久しぶりだったよ!
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六甲山の逆瀬川コースがめちゃくちゃ緩く感じる。登り出してからは“平均”斜度で15%、最大斜度は25%程度で時折緩んだところの10%で脚を休めるという激坂ヒルクライム。しかも車一台ギリギリ通れるくらいの道で落ち葉落石のオンパレードで登り始めたからもう行くしかないけれど頭の中はダウンヒルのことでいっぱい。これ降るのめっちゃ難しいのでは・・・・と。そしてこの嫌な予感も先ほどと同様に見事に的中することとなる。

タイヤのグリップを意識しながらイーブンペースを心がけてなんとか山頂に到達!

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ぜっけーかな!
パラグライダーのスタート台があったり。フォロワーさん情報によると日本記録保持者は岡山から琵琶湖の手前まで飛んだらしい。半端ない。



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海と空の境界が曖昧になる世界。
これは・・・見る価値がある・・・・登ってきた甲斐があった・・・・丸見えや・・・・・
なんかもう風が強すぎてメガネが飛んで行くレベルだったけれど気合いで自転車写真だけは撮ってすぐに展望台の中に避難した。体感気温は0度くらい。こんなところにいたら冷凍マグロになってしまう。

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ここでさっき買ったお菓子をいただく。
素晴らしく手作りで周防大島のみかんを使ったマーマレード、ハーブ(タイム)を使ったクッキーなど地産地消のお手本みたいなセット。失ったカロリーも少しばかり補給できた。


さて、ダウンヒル。
この時ばかりは本気でカーボンリムで来たことを後悔した。フルブレーキングでも止まらないセクションもあった。速度が乗ってしまったら加速度的に加速しそうだったのでとにかく速度を殺しまくる。路面最悪の九十九折なものだから前輪が滑ることも3度あった。幸い落車もなく無事に下れたけれど下に着く頃には寒さも悪さして指先が完全に固まってしまっていた。もしこの山を行かれることがあるならアルミリム、あるいはディスクブレーキを強く推奨する。落車してもおかしくない山ランキング堂々の上位入賞だと思った。


海沿いの道まで戻り道の駅サザンセトとうわ食堂へ。
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なんとなくお昼ご飯を期待してたけれど、営業時間が11時からとまだ1時間程度あったのでここは諦めることに。


なんかすぐ横に真宮島とかいう観光スポットがあったので立ち寄ることに。
小豆島とか天橋立的なあれですね、潮の満ち引きで島へ至る道が云々かんぬんでこういうところはなぜか恋人の聖地になりがち。

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そんなの関係なく単純に私は「海、めっちゃキレーや」とひとりはしゃいでました。


さて、ここからさらに海沿いに東の端まで走りたかったのだけれど、なんかもう北西の風が本当に強くてまっすぐ走るのに体力を使うような状況だった。この先にあるという陸奥記念館も気になったのだけれど、今回はその機会ではないと判断し、島の反対側、南側に移動することにした。「旅はまた来たいと思えるくらいがちょうどいい」という持論の一つを発動。
まあ実はここの道の駅で「すぐそこに片添温泉ってのがあって気持ち良いよ!」という情報を手に入れてそれにホイホイ釣られただけというのはここだけの話。


ちょうど島のくびれにあたるところだったので小さな丘を一つ越えるだけであっという間に島の南側に出ることができた。狙い通り、南側は風が弱い。島自体が風よけになってくれている。


そしてここからの南国感が凄まじかった。本気で去年行ったオアフ島の雰囲気と似てる!って思ったもの。


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そして吸い込まれるように片添温泉「遊湯ランド」へ。


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なんとここ、たった510円で(バスタオルはレンタル100円)

オーシャンビューの
源泉掛け流しの
露天風呂

に入れるというコスパの良さを誇っていた。迷わず入って見たら大当たり。泉質は海が近いからかしょっぱい感じのやつで、傷口があるとシミるタイプのやつでめちゃくちゃ気持ち良かった!!
なんかもう旅がここで終わってもいいや・・・と思えて来てしまったけれど、ここでもまた新しい情報をゲットした。
温泉から上がって休憩所でストレッチをしながら地元のおばあちゃんと話をしていると
「ここからすぐんところに桜が咲いとるけえ、見に行ってみなさいな」と。

まだ3月頭なのに桜・・・・??
行くしかない。

続く。


   
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