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【北海道自転車旅】16日目 試される大地 完【岩見沢〜苫小牧】

朝ごはんは昨晩近くのキャンパーから頂いた野菜類と、薄皮つぶあんぱん。
大学生で資金にも限りがある私にとって、薄皮つぶあんぱんは生命線だ!
安くて多くて高カロリー。味も悪くない。(この頃にはもうすっかり飽きてしまっている)

さて、まずは30km先の札幌へ向かうことにした。
時刻は7時。
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「札幌よ・・・私は帰ってきた・・・・!」

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札幌に来るのは北海道上陸翌日以来だった。
二週間ぶりに見た札幌駅は、初めて見たときよりも小さく見えた。
この広い北海道をぐるっと回って戻ってきた、という事実は、少なからず私に自信を与えた。
弱火で熱せられた鉄のように、じわじわと、だけど確実に、胸が熱くなるのが分かった。


さて、当初の予定通りネットカフェで情報収集・・・・
のはずだったのだけれど、この時の私はもう迷うことがなかった。
「もう北海道は終わりにしよう。」と、まるで最初から決められいたかのように、すんなりと行動が決まったのである。
そうと決まればなるべく早く本州に戻りたいという気持ちが湧いてきた。
ツイッターでその旨をつぶやくと、北海道〜本州ルートについて様々な提案が返ってきた。
ありがたい話だ。
その中で目についたのが、苫小牧〜宮城まで行く太平洋フェリーを利用した船旅。
東北地方を回ることはできないけれど、そのぶん、行程を短縮することができる。
一応、時間はたっぷりあったのだけれど、地図も何もない、土地勘もゼロの状態で(ついでに言うと資金もそこまで余裕がない)青森から大阪まで走ろうと言う気力はなかった。
宮城からなら、仙台もほど近いし、つまり東京まではざっくり350km程度。
東京から大阪までは3日程度を見ておけばいいはずだから、合計5日。
これなら十分、予算内に収まりそうだったし、道迷いもすることなく自走で帰ることができそうだ。


そうと決まれば、フェリー乗り場まで走るのみ。
ツーリングマップルでルートを確かめて頭に叩き込んで札幌を出発した。
離れると決めた途端に、北海道の大地がとても尊いものに思えてきた。
後ろ髪を引っ張られる、と言う訳ではないけれど、ここにしかないもの、景色、食べ物、文化、全部が尊く思えて、そこを思いっきり旅できたことに対する感謝の気持ちのようなものが湧いてきた。
センチメンタルモードだ。


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苫小牧まではオロロンライン以来の強烈な逆風で苦しめられたものの、15時にはたどり着くことができた。
ここにきてフェリーの発着時刻を調べていたかったことに気づいた。
自分でも吃驚した。
「苫小牧から宮城までフェリーで行く」ことしか頭になかった私は、


フェリーに乗る上で最も大事な時刻表を調べることをしていなかった。



勢いでの行動というのは自分の常識をも超えることができる。
そして結果もちゃんと付いて来ることが多い。

(やばいやばいやばいやばいやバババババばば)と思いつつ、おそるおそる警備員のおっちゃんに聞いてみる。

「次のフェリー、何時ですか・・・?」
「19時だよ。」


完  全  勝  利  

幸いにも苫小牧発は19時。助かった。

苫小牧19時発 仙台10時着
15時間かけて海の上を560km走る。

乗船時間までは自転車の点検をしたり、待合室で昼寝をしたり、他の旅人を交流をしたりと、時間の潰し方はいくらでもある。
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北海道をぐるっと回ってきた旅人ばかりだ。話のネタは尽きることがない。

定刻通り、フェリーは出航。
こうして私の北海道旅は終わった。

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思えばなんて有意義な時間だったんだろう・・・・。
もう二度と来ないこの夏を、こうして過ごせたことに感謝するばかり。
ああ、また来たい。絶対に、と離れる側から思うあたり、さすが北海道、ツーリストの聖地・・・・!
ありがとう、北海道!!


そして旅路は本州自走帰宅編へ。


続く。
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[ 2017/08/12 21:45 ] 2010年夏 北海道旅 | TB(0) | CM(0)

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