ブログパーツ つむりの悠々自適ライフ 【北海道自転車旅】10日目 雲海の知床峠【知床〜中標津】






【北海道自転車旅】10日目 雲海の知床峠【知床〜中標津】

5:00 AM

昨日の暴風が嘘のように静かな朝だった。

まるで台風一過。

よっし、越えるぞ、知床峠!!
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目が覚めた時はどこにいるのかわからなかった。
旅を始めて10日目。
いい加減、慣れてもいい頃なのに、毎日寝床が変わるのだから仕方ない。
日常生活だと決まった時間に起きて、ルーティンをこなせばいいだけだ。
いつもの廊下を渡って、いつもの洗面所で、同じ動作で顔を洗う。
そういう当たり前が、時折、懐かしく思える程度には、旅に慣れてきてしまったけれど
慣れないものもある、ということだ。


寝るベッドと起きるベッドが同じということは幸せなことだ、と思った。


泊めてもらったお礼を言おうとおっちゃんを探したけれど、どこにもいなかった。
そういえば昨日の夜に「朝から海に出る」と話していたことを思い出す。
まさかこんなに早いとは・・・・。
リビングにあったメモ帳を拝借して、近くにあったボールペンでお礼のメッセージと連絡先を書いておく。
結局連絡は来なかった。


さて、家を出るにも鍵がない・・・・と思ったけれど出る時も来た時も空いていたし、そういうものなのかもしれない。
そっと閉めて、家に向かってお礼をして、まだ静かなウトロの町を北上した。

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今日は晴れだろうか、雨なんだろうか。よくわからない雲の流れ方をしている。
どうも天気予報があまりあてにならない。
進めば分かるんだけれど、天気で予定が変わるのだから、難しい問題だ。


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程なくして知床峠の入り口に張り付いた。
知床峠はウトロからだと距離14km、獲得標高740m、平均斜度5%ちょっとの峠だ。
反対側の羅臼からだと同じ距離を16kmかけるから少し楽かもしれない。
頂上付近以外は登り返しもなく、単調な登りが続く。
つまりアベレージで走れば難なくクリアーできる峠ということ。

なのに昨日は風のせいでそれどころじゃあなかった。
やれやれ。


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海に突き出した半島を横切るカタチになる。
ので振り返れば当然のように広がるオホーツクの海。
日本最北端の海。
その先はロシア。
海までも赤くはない。


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道は走りやすい。路肩も広め。そして車が少ない。


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なんだかんだ晴れてきたぞ!?
こうなると俄然テンションが上がる。
気持ち良い。気温はでも全然上がらないのは、海峡だからだろうか。


走っていると、獣の気配を感じたので振り返ってみると
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あ、野生の鹿があらわれた!

まあ知床ですからね。いくらでもいるでしょう。
それよりもこわいのが熊。
この辺りは熊の出現率が異様に高いらしい。

曰く「熊鈴に慣れてるからあれはお守りみたいなもんだよ'`,、('∀`) '`,、」と話をしていたのは昨日食堂であった地元の漁師さんの話。

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なんかでっかい山が見えてきた。
そして天気がコロコロ変わる。山の向こうは雨だろうか??


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振り返ると海と空が混ざっていた。
境界線が曖昧だ。
綺麗だと思う。


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いい、景色だ!


登り始めて1時間20分経ったところでようやく・・・
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知床峠クリアー!!

北海道に上陸してからこんなちゃんとした峠を越えるのは初めてだった。
つまりフルキャンピングツーリング車で登るのも初めて。
いやあ重い。
総重量30kgとこのスタイルでのツーリング車にしては軽い方だとは思うけれど
重力に逆らうには重すぎる。

けど、疲れない速度で登れば問題ない。
無理をしたらいけない。
急ぐ必要もない。


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えっ。さっきまで晴れてませんでした??




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天気がめまぐるしく変わる。
見ていて面白いので、しばらくこのショーを楽しむことに。

多分、この立地のせいだろう。
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海と海に挟まれている。
しかも潮流が違う。オホーツクの冷たい海と、太平洋側の比較的温暖な海。黒潮の末端だろうか。
それらがぶつかり合って、海流の水温差で、なんかそういう感じの雲が生まれて、なだれ込む的なあれだろうか。

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というわけでまさかの雲海が見られました。
うーん、不思議な光景。
標高でいればたったの750m程度だ。
雲海を見るためには何千メートルも登らないと思っていたけれど、条件が重なれば見れるんだなあと改めて実感。


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雲海が発生しているということはこの下は曇りなんだろうか。
それはそうか。
いやだなあ・・・・・降りたくないなあ・・・・・

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と思ったらいきなり雲海なくなったよね。意味がわからない。
たった1時間程度、眺めていただけなのに景色が全然違う。
そして奥に島が見えてびっくりした。
あれ、国後島か。
択捉、国後、歯舞、色丹ね、社会の授業で勉強しましたよ。
こうして実際に目の前に広がると、なんだか不思議な気分と同時に、ずいぶん遠いところまできたなあという実感もわいてきた。
勉強している時はまさかこんなところに自分が行くとは思ってもいなかった。

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そしてなんかかっこいい山のシルエットがあるなあと思っていたらこれ。
美しい・・・・。
後で調べると「羅臼岳」という標高1661mの山ということがわかった。
純粋に登ってみたい・・・・と思ったけれど、登っていいのかもわからないし、ちゃんとした装備もないからぐっと我慢。

いつか登ってみたいなあ・・・・・。


とか考えているうちにまたガスってきたので、下山開始。
ちょっと寒かったっていうのが本音で、身体がずいぶん冷えてしまった。


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ダウンヒル開始!



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なかなかテクニカルな箇所もあって、カンチブレーキの私、涙目。


 
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景色は素晴らしいの一言。
って、また雲海かよ!

登りからするとありえないほど一瞬でくだった後は寒い寒い。
グローブをしていなかったせいで、手がかじかんでしまった。
夏とはいえ極北の峠だ。油断した。

時刻はまだ9時だというのに、ずいぶんなアドベンチャーをした気分。
道の駅「知床・らうす」で朝から
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塩ラーメンをいただくなど!!
これがなんかわかんないけどめちゃくちゃ美味しかった。
冷えた身体に染み渡るう・・・・・・・。


そして道の駅から出るとまさかの雨。
おいおいまじか・・・・と思いつつ、今日の行動をどうするか迷う。
というか今後の予定だ。
今は北海道にいて(そこからか)今後のルートも全然決まっていなくて(決めて来てない)週間予報がよろしくない。

そう、天気予報が全てだ!
どうも道東はこの先一週間、全部雨らしい。

雨か・・・・。
・・・・。
・・・・・・。



 (´;ω;`)ブワッ



とりあえず、南下するとして、途中から道東を捨てて、道央に向かえばいっか(^ω^)


というわけで国後国道335号線をひたすら南下して、中標津まで向かうことに。
本当は野付半島と根室は押さえておきたかったのだけれど、雨じゃあねえ・・・・。


いつかまた再訪したその時に。
旅はまた来たいと思えるくらいがちょうどいい。


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雨の中走る自分へのせめてものご褒美ということでふらっと立ち寄った回転寿し屋さんの寿司がとんでもなく美味しくて焦る。
北海道の人はこんな美味しいものを日常的に食べているのか・・・・!
しかも安い(確か1,000円くらいだった)


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ガスってきた。幻想的。


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この日はオートキャンプ開陽台でテント泊をすることに。


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やる気のない設営。


まだ16時くらいだというのにテントの中で爆睡をしてしまい
20時くらいに目が覚めた時には雷雨でびしゃびしゃに濡れていてこの世の地獄かと思いました。


続く。



 
走行距離118km


      
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[ 2016/09/23 20:24 ] 2010年夏 北海道旅 | TB(0) | CM(1)

テント

立て続けの北海道編ありがとうございます。

ひとり旅だと、知らない人に平気で話しかけられるようになりますよね。
そこが、グループ旅行より楽しいところかな。
徒歩旅だと孤独の時間が長いけど、自転車では行けない「自然」との対話ができますね。
自転車旅はクルマ旅よりも人との接触が多くていいなと思います。

雨が降りそうな日のテントは、テントとフライとが接触しないように張らないと浸水しますよ。
雨のキャンプをやると、設営が上手になります^^
[ 2016/09/24 20:31 ] [ 編集 ]

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