ブログパーツ つむりの悠々自適ライフ 【北海道自転車旅】5日目 日本最北端強行軍【羽幌〜宗谷岬〜猿払】






【北海道自転車旅】5日目 日本最北端強行軍【羽幌〜宗谷岬〜猿払】

風の音で目が覚めた。
風・・・・というよりは、木々のすれる音かしら。

テント内でごそごそと寝間着から行動着に着替える。
どうやら夜中のうちに雨が降ったようで、すこし湿度が高いよう。
どうも北海道の天気はいまいち読めない。

時刻は5:00。
さすが、夏の朝は、はやい。

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昨夜は気付かなかったけれど、同じテントサイトに泊まってたご夫婦の車があった。

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ちょうどそのご夫婦も起きてきたようで
挨拶をして少し話をしているうちに何故か一緒に朝ご飯を食べることにw

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パンからバナナ、珈琲まですべて用意してもらってしまった。
有り難いことこの上無し。(゚´^ω^`゚)。゚
自転車の話、旅の話、全国の街の違い、景色の良いところ、今まで食べた一番美味しいもの等等
話は尽きない。
結局1時間くらいわいわいしてから、お別れ。

今日もまた素晴らしい一期一会からのスタート。
テンションあがる。

準備を済ませて出立。

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今日は、、、本来であれば、、稚内を最終目的として
明日、宗谷岬に行こうと思っていたのだけれど
天気予報を見ているとどうも明日以降は下り坂。

宗谷岬が今回の旅のハイライトという位置づけで
どーーーーしても晴れている時に行きたかったということで、何としてでも今日中に到着したい。
宗谷岬までは180km。ぎりぎりいけるか。


「行くしかない」


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北上北上!!


北海道といえば、地平線まで続く真っすぐな道・・・だと思う人も多いだろう。
私自身もそうだった。
ひたすら走ると気持ち良いんだろうなあ・・・と。

実際に走るまでは。

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実際は、地図上では真っすぐでも、やたらとアップダウンが多い。
特にこのあたりは平地の方が少ないくらいで、常に登ってるか下ってるか。
50m程度のアップダウンがひたすら続く感じ。

北海道はなんだかんだ丘陵地帯が多くって、急勾配こそないものの
じわじわ登る坂が多い。

じわじわと体力が削られて行く。


「このまま160km走れるんだろうか・・・・。
 そもそも宗谷岬に着いたあとは・・・・?その次のキャンプ場はどこだっけ・・・?」


全部、余計な心配だ。
そう思うことにした。
なんとかなるだろう。


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なんせこの景色だ。
楽しまない理由が無い。


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濡れた服やタオルを乾かしながら走るスタイル。
これ、結構乾くからおすすめ。

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名前も知らない町を通り過ぎる。
本当になんにも、ない。
コンビニなんてものはない。
営業しているのかどうか外から見ただけでは分からない商店があればいい方。
ずいぶん、遠いところまで来たんだなあ・・・・。


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牛ーーー!


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こっちみんなし。


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立ち並ぶ風車。


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ひたすら真っすぐな道が続く。
ただし、アップダウン多し。

幸いなことにこの日は向かい風も弱めだったおかげで
キャンプツーリング装備でも25km/h程度で走ることが出来た。

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途中、道の駅では口蹄疫対策の消毒が。
かくいう私も北海道上陸時に、フェリーから出たところで一通り消毒の儀式を受けた。
まあ、ウイルス持ち込んだら大変だものね・・・。


サロベツ原野のあたりを突き抜ける。
とにかく、だだっ広い。

サロベツ原野(サロベツげんや)は北海道北部にある豊富町と幌延町の海岸線沿いに広がる湿原である。
独特の植生が豊富に見られることから、一部の区域は特にサロベツ原生花園と呼ばれることもある。湿原の規模は200平方kmにも及ぶ広大なものである。2005年11月8日にはラムサール条約に登録された。
サロベツの地名はアイヌ語の「サルオペツ」(アシの生える川)の転化に由来する。上サロベツ原野と下サロベツ原野に分かれ、後者は利尻礼文サロベツ国立公園の特別保護地区であり、ペンケ沼、パンケ沼といった沼地が点在する。泥炭性の低湿地であり、海岸砂丘とその背後にある宗谷丘陵によって阻まれた潟湖が、泥炭による長い堆積作用によって形成された。
また、国指定サロベツ鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積2,560ha、全域が特別保護地区)。

(Wikipediaより)

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途中、そんな広大な土地にぽつんと小屋が建っていた。
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どうやら軽食が食べられるもよう。
せっかくだから立ち寄ってみることに。

店員さんと毎度のごとく立ち話をしてから
揚げ芋と牛乳のセットとかいうものを注文してみる。
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牛乳が美味しすぎてびびった。
なんだこれ本州のと違うぞ・・・・!
さすが北海道、自給率100%越えの豊かな大地。

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そしてこの看板である。


そして、ここから先は、THE北海道と呼ぶにふさわしい、果てしない道にいたる。


オロロンラインだ。


北海道の左上、海沿いをひたすら北上する快走路中の快走路。
私は、思わず、息を呑んだ。


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曲がることを許されない道。
ひたすら、本当にただひたすら真っすぐだった。
建物もなければガードレールも無い。
ここにあるのは、道と、海と空だけ。

ああ、なんてところまで来たんだろう、と、改めて思った。
こんなところまで連れてきてくれる自転車に感謝だ。
それを実現させてくれた環境にも。

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R106まっすぐすぎる!曲がる事を許されない道
posted at 13:51:08


今でもこの写真は引き延ばしてプリントして大事に保管している。
一生の宝物を得ることが出来た。


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ちょっと向かい風が強くなってきた。
このタイミングでこれはツラい。
宗谷岬まではあと70km弱だろうか。
再びペダルを回す。行くしか無いんだ。


途中、外国人ツーリストに出会う。
3人組でなんとスイスから北海道へ走りにきたのだと。
英語と日本語を混ぜながらあれやこれや話をする。
スイスもとても景色が良いらしく、北海道にも負けないよ、と話をして私と反対方向へ去って行った。

いつか私が彼らの母国に行くことがあるんだろうか。
あるかもしれない。
なにがあるかわからない。

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いつか、また。


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途中、ノシャップ岬方面には向かわずに、稚内へのショートカットをすることに。
いよいよ時間的にも体力的にも宗谷岬到着がぎりぎりの雰囲気が出てきたから。

稚内もスルー。
日本最北端の「都会」だからゆっくり見たかったのだけれど、
どうしても晴れの宗谷岬を見たかったから・・・・!

またいつか訪れられればそれでいい。


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少し太陽が傾いてきた。
焦る。
稚内から宗谷岬までの間は、ただひたすら止まることなく走った。

肉体的な疲労を全く感じなくなっていることに気付く。
最涯の中の最涯。
この日本という国で、最も北に位置する場所。
もうほとんどロシアといってもいいくらいの場所。
そこまでの道、そこを走っているというだけで、気持ちが高まって行った。

残り40km、30km、20km、10kmと看板の数字が縮まって行きそして・・・


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到着。

日本最北端なーう!!
posted at 16:49:53


日本最北端、宗谷岬。
ついに着いた・・・・!


7月25日@tsumuri_f5
神楽坂つむり@tsumuri_f5
まさか最北端からツイートする日が来るとは
posted at 16:59:07



今まで何人の旅人がここに辿り着いたんだろう。
きっとみんな同じようで全然違う達成感なんだろう。
ただひとつ確実なのは、このとき、私は達成感という意味では、もうそれこそ
何物にも代え難いといえるほど、感じていた。


しばらくぼーっと海を眺めていた。
北の海だ。
こっから先に日本はない。
今、自分が座っている、この場所が、最涯。
今この瞬間、自分よりも北には日本が無い。
なんとも奇妙な感覚だった。

結局、1時間くらいぼーっとしていただろうか。
急いだ分、こうして物思いに耽ることができたのだから、結果オーライだ。

でも、だからといって、これ以上留まってもいられない。

次のキャンプ場がある猿払までは40km程度ある。

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ボーっとしてたらなんか涙出てきたwwwさらば宗谷岬
posted at 17:47:04


暗くなる前に到着してテントを張りたい。
宗谷岬に別れを告げて、ひたすら次は南下開始。
日本海ともおさらばし、オホーツク海を左手に眺めながら、愚直走り!


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体力もいよいよ限界近いか。
夜になるのと自分の脚とどっちが早いか。

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日が、落ちる。

体力と計算しながら走って走ってようやく猿払(さるふつ)のキャンプ場に着いたのが19時12分だった。

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キャンプ場ついた…暗くなる寸前だった
posted at 19:12:34


35kmを1時間ちょいで走り抜けたことになる。
頑張ったぞ自分!!


明日はみどころ少ないし適当に流そう。できれば宿、取りたいなー。あ、今日もテント泊☆
posted at 20:20:07
ネカフェ行きたい
posted at 20:56:31
なんか寒いと思ったらここオホーツク海に面してるじゃないかwwwオホーーーwww
posted at 20:41:26



さすがに疲労困憊の私。
上陸して以来、初の200km越え。
オロロンラインからの宗谷岬。
晴れの中走れて本当に良かった。

明日はどうなることだろう。

おわり。


走行距離217km
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