ブログパーツ つむりの悠々自適ライフ ちょっと自転車で大阪から九州行ってきた(キャノンボール)実走編






ちょっと自転車で大阪から九州行ってきた(キャノンボール)実走編

基本ルートはR2。
たまにバイパス回避やショートカットのために迂回したり。
詳しくはルートラボ見てくださいまし。


記事上じゃ見られないかもしれないです。
飛んでっけー

出発前の予定としては
9:00大阪発、13:00姫路、17:00岡山、21:00尾道、1:00広島、5:00周南、9:00下関-九州

「100km=4時間の法則」に従ってこれを目標にしてみた。
えっ、そんな法則知らない?今考えたんだよ!

とにかく24時間以内にゴールすること。
ただそれだけを目指して、いざ出陣。
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~大阪-姫路100km (積算100km)~
定刻通り9:00大阪スタート。
スタート直後に補給食を買い込む。
菓子パン、羊羹、ウィダーインゼリー、チョコレート等など。
止まる回数を減らしたいからなるべく多く。

ここから西明石までの約60kmはひたすらR2を突き進む。
全行程の1割に過ぎないけれど、ここでの貯金は後々生きてくる。
av30km/hを目標に35km/h巡航で走った。

西明石からはR250を走った。
のちのちR2だとバイパスに突き当たるし、姫路が近くなるにつれ交通量も多くなるから。
姫路の真南に位置する飾磨あたりでジャスト100km、時刻は12:48

~姫路-岡山80km(積算180km)~
飾磨を過ぎて5km程走ると網干に至る
ここは南北に揖保川が流れており、ここがとてものどかで気に入ってる。
この川沿いに北上して再びR2に合流する。

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理由は網干以降のr250は海岸線沿いのアップダウンが多いから、そして曲がりくねっている。
時間と体力を温存する為のショートカットである。(通常のツーリングなら海岸線オヌヌメ。景色良いよ!)

そして相生の“相生陸橋”から再びR250に戻る。
ここで最初の峠、“高取峠”を越える。
峠といっても可愛いもので私は6分でクリアした。それくらいのものだ。

ちなみにこの峠の頂上には早駕籠のモニュメントがある。
かの有名な元禄赤穂事件の際、早駕籠人は江戸までの600kmを4日半で駆け抜けたらしい。
なるほど、キャノンボールじゃねーの。

峠を越えると赤穂、日生と続く。
ここらはツーリングにぴったりのコース。
景色良し、道路よし。グルメはなんといっても牡蠣お好み焼き。
オヌヌメ。

しばらく走ると勝手にR2に合流。ここは一応r250との重複区間になってる。
だからまたR250に戻る。ややこしそうに聞こえるかもしれないけど、道路はいたって単純だし迷うことはないと思う。
そして大都会岡山入り。ここでがっつり補給の為に牛丼屋にダイブ。
10分で済ませる。

ここで16:28

~岡山-三原100km(積算280km)~
岡山あたりは交通量が多いから注意。集中集中!
倉敷を尻目にひたすら西へ。
笠岡、福山あたりまではR2をたどる。このあたりから暗くなり出したので躊躇なく4つのライトを点灯。
電飾ロードバイクのできあがり。

さて、次の福山~尾道間は注意!
R2はバイパスだらけで走りにくいったらない。
一応迂回路もあるのだけれど大幅なタイムロスになりかねない。
一度走ったことあるけど、オヌヌメできない。

なのでこのように松永方面に向かう道路を走ることで回避可能。しかも走りやすい。
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線路沿いだから間違うことは無いはず。
交通量も少ないよ!

ここでもう完全に真っ暗。空を見上げると三日月とたくさんの星。
おらなんだか力が湧いてきたぞ

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尾道到着、20:10

補給補給。
438793672.jpg


ここからはいよいよ三原、山岳ゾーンである。
山はいいよね!力がみなぎる!テンションあがる!
けれど今回は完全な夜。
都会にいると有り得ないほどの街灯の少なさ。少ないというより、ない。
真っ暗闇の中の山越えである。
この時ほどライトが有難く感じたことはないし、明るすぎるに越したことは無い。
できるならもう一つ、強力なヘッドライトが欲しかったくらい。

ここののぼりは勾配は緩いけれどじわじわだらだら続く。
250km越え地点だからちょっと脚に来るかもしれない。
しかしリズムに合わせてうんたん♪うんたん♪ダンシングで駆け抜ける。
いやっほうううううううううううううううう!

21:07

~三原-岩国100km(積算380km)~

三原を越えてしばらく下る。
ここで注意すべき分岐が一点。

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西条バイパス回避ルートである。
ここも分かりやすい看板が出てたから間違えないとは思う。
広島までは基本的に下り基調。
300km越えてるってことでここでつかの間の足休め。暗闇ダウンヒルこわいけどね!

山口の岩国まで特に注意点はない。
ひたすら走るのみ。
ここで二回目のがっつり補給で天下一品へ。
わざわざ本拠地の京都から離れるところで食べる天一もまた絶品!
ラーメンと丼のセットうまーでした。水もたっぷり補給。有難い。

宮島なんてなかった。

1:07

~岩国-下関160km(積算540km)~

さて岩国からまたまたR2回避ルートがある。
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通称、欽明路道路。
最初通る予定なかったけどiPhoneで地図見てると
おーショートカットできそうじゃん^^
と思って行って見たら

坂だよ!

^q^

かなりキましたね。脚に。
予想してない坂はちょっと精神的に来る。しかも相変わらず真っ暗闇。
どれだけ暗いって
坂登ってふと振り返ってもなにも見えない。
前方のライトで照らされてる部分以外は、星空をバックスクリーンに微かに見える山の稜線のみ。それと三日月。
たまに通るトラックがこれほど有難いと思ったのは初めて。

さて、ここからゴールの下関までほぼ全てアップダウン。
決して峠クラスというかどーん!と来るような登りは無いのだけれどじわじわ登ったり下ったりの繰り返し。
それが150km程続く。
序盤の貯金を少しずつ崩す感じ。
だけどここまできたらもう行くしか無い。

正直心折れそうな時もあったけど、それまでの道のりを思うと絶対に諦められなかった。
それに脚を止めてもここは遠く離れた土地。自転車しかない。走るしかない。行くしかない。

なんとかダンシングで20km/h以上を維持するようにした。
フロントは絶対にインナーに入れないと誓っていた。
一度でもギアを落としてしまうとそれに甘えてしまいそうだったから。
フロント53Tの意地見せてやるぜ。

3:00頃、周南あたりだったかな、急に眠気に襲われたので少し仮眠をとった。
思えば18時間自転車に乗りっぱなしだったのだ。
すこし頭に血が足りてない気もしてきたところ。
バス停のベンチで仰向けに寝転んで少し目を瞑るとものすごい頭がじんじんしたw
これってなんだろう、本当に血が足りてなかったんだろうか。
脳に血が送り込まれるような感覚がした
どくんどくんとなにかを感じる。
10分ちょっと横になっただけだけどとても楽になった。

再スタート、残り100km

ここからはもう気力だけで走った。
脚もそろそろ限界が近い
自分の貧脚ぶりに泣けてきた。
ずっと補給食を食べながら走っていたけれど、胃の消化能力も落ち込んできた。
ウィダーが有難い。
時間はあった。
当初の予定より2時間ほど早い。
前半の貯金がここで生きてきたのだ。
だけど、ペースを落とす訳にはいかない。
どんな坂が待ってるか分からないし、キャノンボールなのだから、速ければ早い方がいい気がした。

4:00

とても寒い。思っていたよりもずっと寒かった。
インナーに裏起毛長袖ジャージ、ウインドブレーカー。昼間は半袖ジャージ1枚でいけるくらいの暑さだった。
なのに吃驚するくらい夜は寒いのだ。
大阪との違いでもあるだろう、昼夜の寒暖の差が本当に激しい。
一番冷え込んだ時間帯で10℃くらいだろうか。
思わず自販機でホットココアを飲む。
生き返る。

6:00

後ろを振り返ると空が明るくなってきた。
感動した。
私が走ってる間も確かに地球は自転していて、“また”太陽が見える位置にきた。
なんとなく脚が生き返った気がした。
頑張ろう。

7:58

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そしてゴール
限界だった。脚が割り損なった割り箸みたいだった。

関門大橋が見えた時は目頭が熱くなった。
九州が見えた時は心が震えた。
サイクルコンピューターを見る。

走行距離539km、タイム22時間57分。

正直時間なんてどうでもいいと一瞬思った。
自宅からここまで、この場所まで自力で走ってきたという事実、それだけで胸がいっぱいになった。
しばらくベンチに座って心と身体を落ち着けた。

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なんかワロタ

しばらく休んでいると地元のおっさんらしき人が話しかけてきた。
いつものパターンである。
それいくら?から始まる黄金パターンである。
でもすこし相手をしようと思った。
なぜならどうやら自転車にある程度詳しいことが分かったからだ。

聞くと昔はMTBに乗っていて、競技にも出た事があるらしい。
もう辞めてしまったけど今でも自転車は好きで最近クロスバイクを買ってたまに走っているだとか。
そしてロードバイクにも興味があると。

今回の私のキャノンボールを説明するとものすごく驚いてくれて、ちょっと和んだ

地元が下関で歴史が好きらしく面白い郷土史を聞けたのが良かった。
下関、関門海峡は遡ると確かに様々なドラマがあるようで
壇ノ浦の戦い、四国艦隊下関砲撃事件、米艦ワイオミング号の下関攻撃、WWⅠ…

いつまでも話しが続きそうだったからこちらから切り上げて関門トンネルを渡ることにした
海底トンネルである。
自転車はエレベーターで人道トンネルまで下り、押して歩くことになる。
これも聞いた話だけれど、人道トンネルで自転車に乗って走るとどこかで誰かが監視カメラで見てるらしく
スピーカーで注意されるらしい。
ちょっと試したくなったけど自重自重。

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お決まり記念写真。

さて、ここでもう目的は達成した。
あとは帰るだけ。
九州に用はない←

とりあえず小倉までウイニングラン
気が付けばR2がR3に変わっていた。
おぉR2走破したのだ、とここで気が付いた。やったね。

ちなみにここ門司あたりの地理は分かる。
今年2月の九州旅で通ったからだ。
あの時はまさか自走でこんなとこまで来るなんて思っても無かった。

小倉駅に着いてお腹が空いてたのでせっかくだからラーメンをいただくことにした。
小倉ラーメン。美味しかったです。

あとは新幹線で大阪ワープ。
たったの2時間半で到着。あっけないものだ。
ずっと寝ていたけれどね!

こうしてキャノンボールは無事に終了した。

チャレンジとしては成功といっていいと思ってる。
他に同じように大阪~九州を走った人がいるのかどうかは分からないけれど
タイムもまずまずというか自分で今回のタイムをもう一度叩き出せる自信がはやくもないw
それくらい、走ってる途中は不思議な力が宿っていたような気もする。
そこがキャノンボールの面白いところじゃないかと、終わってみて思い始めた。
普段ありえないような条件下に身を置いて、普段ありえないような力を発揮できる。
非日常的な出来事は面白い。
またやろうとすぐには思わないけれど
やっぱり自転車の可能性には脱帽せざるを得ない。

さて、次はどこに行こう。

 終わり。
関連記事

twitterで質問攻めした者です

参考にさせて頂きます^^
また、ちょくちょくのぞかせて貰います。
[ 2011/11/06 08:04 ] [ 編集 ]

山陽道キャノンボール

こんにちは。
OriBikeのキーワードで辿り着きました。私もOriBikeオーナーの一人です。
それにしても、山陽道キャノンボールの記事。拝見して痺れました。

わたくしは関東在住ですが中国地域は好きな地域の一つ。それを1日で走破するとは。シングル・ブルベですね。
わたくしも、同様のロングライドをいつかは行ってみたいと思い、すこしづつ準備中です。

工業地帯の多い山陽よりも山陰道も走ってみたいです。

いや、ほんと。感動しました。また寄らせていただきます。
あと、リンクさせていただきました。

では。
[ 2011/11/26 04:06 ] [ 編集 ]

Re: 山陽道キャノンボール

> こんにちは。
> OriBikeのキーワードで辿り着きました。私もOriBikeオーナーの一人です。
> それにしても、山陽道キャノンボールの記事。拝見して痺れました。

数少ないORiBIKEユーザー様に感動です。

>
> わたくしは関東在住ですが中国地域は好きな地域の一つ。それを1日で走破するとは。シングル・ブルベですね。
> わたくしも、同様のロングライドをいつかは行ってみたいと思い、すこしづつ準備中です。

わくわくしますね。楽しんでください。
関東だと仙台、青森方面、もしくは大阪までのキャノンボールでしょうか。
そっちはそっちで気になるところです!


>
> 工業地帯の多い山陽よりも山陰道も走ってみたいです。
>
> いや、ほんと。感動しました。また寄らせていただきます。
> あと、リンクさせていただきました。
>
> では。

ありがとうございます。
こちらからもリンクさせていただきました。

ではでは。
[ 2011/11/27 23:00 ] [ 編集 ]

初めまして。

前々から山口、大阪は行ってみたいと思っていたのですが、自転車で走るには危険なバイパスも多いので、どのルートを走れば良いのか困ってました。

しかし今回、前回のキャノンボールの記事を読むと、走行ルート・バイパスの迂回路が詳しく書かれているのでとても参考になりました。

ご自宅が大阪のようなので、次は大阪-東京キャノンボール達成に向けて頑張ってください(*^^)v
[ 2012/03/21 00:34 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 初めまして。
>
> 前々から山口、大阪は行ってみたいと思っていたのですが、自転車で走るには危険なバイパスも多いので、どのルートを走れば良いのか困ってました。

一度広島の福山の手前でバイパスに突っ込みましたが泣きそうになりました。
気づいたらバイパスに入ってたりすることもあるので要注意ですね・・・!

>
> しかし今回、前回のキャノンボールの記事を読むと、走行ルート・バイパスの迂回路が詳しく書かれているのでとても参考になりました。

詳しく書いた甲斐がありました。

>
> ご自宅が大阪のようなので、次は大阪-東京キャノンボール達成に向けて頑張ってください(*^^)v

夏前に決行予定です。

kazuさんもお気をつけて!

[ 2012/03/24 22:07 ] [ 編集 ]

はじめまして!koukといいます。
ルートナビ経由でこのブログを見つけ、以来楽しませてもらってます。

先週、ブログをきっかけにして大阪⇒小倉をR2で走ってきました。観光も入れつつ3日間、実走は34時間くらいでした。つむりさんのワンデイのことを思うと尊敬の念で気絶しそうです。

当時のキャノボの記録は何度読んでも心が熱くなります。ルート案内も的確で、GPSログをいただいて参考にさせていただきました。

ブログのように関門橋が目に飛び込んできた時は震えました。
大変だったけど楽しかった旅のきっかけを作っていただいた感謝をどうしても伝えたく、コメントさせてもらいました。ありがとうございました!

今後のチャリ旅の記録も楽しみにしています。
[ 2013/06/17 12:10 ] [ 編集 ]

>koukさん

> はじめまして!koukといいます。
> ルートナビ経由でこのブログを見つけ、以来楽しませてもらってます。

はじめまして。
そんな経由があるとは、驚きです。
>
> 先週、ブログをきっかけにして大阪⇒小倉をR2で走ってきました。観光も入れつつ3日間、実走は34時間くらいでした。つむりさんのワンデイのことを思うと尊敬の念で気絶しそうです。

同じ道、同じ景色を楽しまれたと思うと、胸が熱くなります。
それくらいのペースがあるべきカタチだと思いますよw
速さは正義ではありませんし


>
> 当時のキャノボの記録は何度読んでも心が熱くなります。ルート案内も的確で、GPSログをいただいて参考にさせていただきました。
>
> ブログのように関門橋が目に飛び込んできた時は震えました。
> 大変だったけど楽しかった旅のきっかけを作っていただいた感謝をどうしても伝えたく、コメントさせてもらいました。ありがとうございました!
>
> 今後のチャリ旅の記録も楽しみにしています。

「楽しかった」
もうこれに尽きますよね。
目的の景色が飛び込んできたときの感動は………
筆舌に難く、あぁ、良いですよね。

そんな感謝されるほどのものでもありません。
ただ、きっかけとなったのは嬉しい限りです。
これからも続けますよー。
[ 2013/06/20 23:02 ] [ 編集 ]

お礼

こんにちは。

この前のGWに京都から九州へママチャリ旅行してきました。
ルートに困っていて参考にさせて頂きました。

以前に埼玉から北海道にママチャリで行った事があったのですが、
バイパス等、シビレるほど道が怖い経験をし、
今回はしっかり下調べることに。

殆どこちらのブログでルート決めしています。
ありがとうございましたm(__)m

1日で大阪⇒九州だなんて。。。
凄すぎます。

またのぞかせて頂きます。
[ 2016/05/16 23:24 ] [ 編集 ]

>まるおさん

> こんにちは。
>
> この前のGWに京都から九州へママチャリ旅行してきました。
> ルートに困っていて参考にさせて頂きました。

ママチャリで、ですか・・・・!
ものすごい精神力ですね。脱帽です。


>
> 以前に埼玉から北海道にママチャリで行った事があったのですが、
> バイパス等、シビレるほど道が怖い経験をし、
> 今回はしっかり下調べることに。
>
> 殆どこちらのブログでルート決めしています。
> ありがとうございましたm(__)m
>
> 1日で大阪⇒九州だなんて。。。
> 凄すぎます。
>
> またのぞかせて頂きます。

ルートの参考になれば幸い、と思ってまとめているところもありますので、嬉しい限りです'`,、('∀`) '`,、
[ 2016/05/22 22:37 ] [ 編集 ]

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